***出演***
泰輝(大学2年)
ぼくは現役の大学生ですが、スキー選手をしています。専門はクロスカントリーで、主に大学や社会人の大会で活躍しています。
スキー選手はいろいろな種目があり、フラッグを通過しながら滑るアルペンスキー、山や谷などを長い距離で滑るクロスカントリースキー、専用のジャンプ台でジャンプするスキージャンプ、スキージャンプとクロスカントリーの2つの種目を競うノルディック複合、モーグルなどの技で競うフリースタイルスキーがあります。スノーボードもスキーの一種ですが、スキーとは全く異なる競技なので、ここでは触れていません。
アルペンスキーやクロスカントリースキーは北欧やカナダなどが圧倒的に強いですが、スキージャンプは日本のお家芸。スキージャンプでは多くの有名選手を輩出しています。ノルディック複合もフリースタイルも日本選手が多くいます。
スキー選手になるには特に年齢制限はありませんが、大会は小学生からとなります。競技は各世代ともに種目ごとにありますが、中学生までの大会では学年別に分かれています。高校生からの大会では学年・年齢別には分けずに各世代ごとで競い合います。国内大会では小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、中高年のカテゴリに分かれます。国際大会ではジュニア(中高生)、シニア(だいたい大学生以上)のカテゴリに分かれます。小学生のころからスキーの基礎を身に付け、各大会に参加します。スキーも実力の世界なので、大きな大会に出るには実力のある選手しか参加することができません。学校にスキー部があるのは北海道や東北、北陸、甲信越、山陰しかなく、それ以外の地域に住んでいる人はスキー部が少ないため、お住まいの地域のスキークラブに所属をして、練習をする以外ないです。社会人の場合は海外で武者修行をする選手もいます。
スキー選手の問題と言えば、やっぱりけがです。けがの箇所は競技によって異なりますが、一番多いのが足や腰です。足や腰は体を動かす要なので、スキー選手にとっては致命傷となります。けがをしないためにはいかにけがをせずに練習・試合に臨むことが重要になってきます。
スキー選手のスキルはスキーの技術もそうですが、国際大会に参加するためには英語などの外国語の能力が必要となります。海外に行くには英語は必要ですからね。ぼくもそうですが、学生の場合は学業との両立も必要となります。
各種目のスキー選手を目指す方はがんばってください。(泰輝)
(他のみんなからひと言)
>私はドイツを拠点に世界大会で活躍するスキー選手をしています。種目はクロスカントリーで、国内や海外の大会で優秀な成績を残しています。40歳を過ぎても選手は続けていきたいですね。(ジャコモ・33歳)
>ぼくは兄(泰輝)と同じように、スキー選手を目指しています。まだ中学生の大会しか出場していませんが、将来はオリンピックを目指してがんばっています。(喜雄・中3)
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