梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

出産と女性

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こんにちは。恵梨子(26歳・助産師)です。

今日は出産についてお送りします。

 

出産は子どもを産むことで、出産は女性でしかできない権利です。動物ではメス(牝)でしか出産はできません。

女性の出産は誰でもできるわけではなく、生理が始まった小学校高学年の女子から閉経を済ませる前の50歳前後の女性までです。閉経を済ませた50代後半以上の女性や生理が始まっていない小学生までまたは中学生(まれに高校生も)までの女子は出産はできません。

しかし、現実的に小学校高学年から高校生までの女子の出産は発達的な問題や体力的な問題、倫理的な問題などで非常に少なく、家族の反対や学校の校則などで自分の将来をつぶしてしまう恐れがあるため、これらの世代の女子の出産はあり得ません。基本的に出産は20代から50代前半の女性の権利です。

 

出産は病院での出産と自宅での出産の2種類あります。病院での出産は産科施設のある病院に入院し、医師や助産師の元で分娩を行います。反対に自宅での出産は助産院にいる助産師を派遣し、自宅で出産をします。介助は助産師が行いますが、手が足りない場合は家族に手伝ってもらうことがあります。

自宅での出産は病院へ行く必要はなく、おうちで出産がしたい人におすすめです。基本的に自然分娩のみです。病院での出産はいざというときに医師や助産師が駆けつけてくれるので、安心して出産に望めます。病院では自然分娩だけでなく、難産やハイリスク出産にも対応しています。自然分娩では医師または助産師のいずれかが対応しますが、難産やハイリスク出産は医師が対応します。

出産は20~30代前半までは自然分娩が可能ですが、30代後半以上の女性の出産は高齢出産で、人によってはリスクが高くなります。また、子宮内膜症子宮筋腫などの病気にかかっている人や不妊症の人もリスクが高いです。

 

妊娠がわかるためには市販の妊娠検査薬で調べますが、妊娠検査薬で妊娠が分かったからといって、病院の検査で妊娠しているとは限りません。妊娠の検査は必ずかかりつけの産婦人科にて受けてください。

妊娠がわかったら、医師や助産師、配偶者(夫)との相談の上、自宅での出産か病院での出産を選択をすることになります。

 

女性の出産は権利であって、義務ではありません。女性が出産を望まないなら、子どもを作らなくてもOKです。しかし、国や自治体が少子化対策のために子どもを増やそうとする施策や周りからの圧力で、嫌でも出産しなければならない女性が非常に多いです。「跡取りが欲しいから男の子が欲しい」とか「自分が死ぬまでの間に孫の顔が見たい」とかなどを周りから言われ、そのプレッシャーで押し殺され、結果、無計画な出産が後を絶ちません。無計画な出産は女性を傷つけるだけでなく、生活が困窮し、将来的には子どもの夢まで奪いかねません。ひどい場合は家族間による事件が起こり、子どもまたは親が犠牲になり、親または子どもが加害者になってしまいます。

少子化対策として子どもをたくさん作らなければなりませんが、子どもの数を決めるのは夫婦が決めることです。夫(または妻)の経済状況やライフサイクルに合わせて出産できる子どもの数を決めましょう。子どもを作りたくないという夫婦はそれはそれでいいと思います。

 

出産については配偶者と一緒に計画し、妊娠から出産までの流れについては医師または助産師にて相談してください。

 

というわけで、恵梨子でした。

また明日。お大事になさってください。

 

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