***出演***
ガーキン(ダックス・♂10歳)
(一言)
私は都内の機械メーカーに勤務しています。仕事はIRをしています。
「IR」とは「インベスター・リレーションズ」のことで、広報の仕事の一つです。広報は主に消費者を対象に商品の広報を担当しますが、IRは主に投資家・株主を対象にIR情報を広めていく仕事です。仕事自体はアニュアルレポートという報告書を作成・公表し、経営情報や財務情報を発信したりします。
IRになるには各会社の採用試験に合格・内定することから始まり、それぞれの部署に配属されます。大手企業の場合は経理や広報を経験してからIRの部署に配属されますが、中小企業の場合はIRという部署がない会社がほとんど。中途採用の場合は経験者を優先されます。
IRの問題と言えば、株が暴落した時の対応が厄介です。株は国や海外の経済動向によって変動してしまうので、選挙で国内外の首相や大統領が当選したり、「リーマンショック」のような大不況に陥った場合は株が暴落します。株が暴落すると会社の経営にもかかわってしまうので、投資家・株主に対する対応をしなければなりません。
IRのスキルは経理や広報のスキル、コミュニケーション能力です。広報の場合は入社してから仕事をすることになりますが、経理の場合は簿記の知識が必要です。大学で簿記検定2級以上の資格を取得すると経理の知識がわかってきます。コミュニケーションはどこの会社でもそうですが、IRは投資家・株主が相手ですので、それらに対するコミュニケーション能力が要求されます。
あまりピンとこないIRの仕事ですが、会社の経営には不可欠の仕事。IRを目指している方はまずは経理や広報を経験してから挑戦してみましょう。(ガーキン)
(他のみんなからひと言)
>ぼくは都内の商社に勤務しています。仕事はIRで、入社してからは経理や広報の部署で経験を積んでから配属されました。会社の経営にかかわる大事な仕事なので、より良い情報を株主に提供することが使命だと思っております。(健次・36歳・商社勤務)
>ぼくのお父さんが大手鉄鋼会社でIRの仕事をしています。IRってちょっとピンとこないですが、会社の経営に関わる仕事であることを知りました。あと、お父さんの勧めでぼくも経済新聞を読み始めました。(彗星・中1)
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