梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

文化祭の思い出

こんにちは。悦男(中3)です。

今週のおしゃべりカフェは「文化祭」です。

今日は「文化の日」。各地でいろいろなイベントがありますが、文化祭は高校や大学、専門学校で開催される学校のお祭りで、いろいろな企画を凝らしています。

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはぼく・悦男、アダムさん(スコティッシュフォールド・♂5歳)、太一さん(46歳・カフェ経営)です。

 

悦男「今日は祝日ですので、「梅の実弁当」を販売している惣菜店が休みなので、今回は太一さんがお店のフードメニューを持ってきてくれました。どの料理なのか教えてください。」

太一「今回は店の人気メニューの一つのどんぶりです。今日は「アボガドとチキンハンバーグのロコモコ丼」で、チキンハンバーグに目玉焼き、生野菜のおなじみの具材にアボガドやトマトをのせています。ソースは特製のチーズソースです。」

悦男「ありがとうございます。おいしそうですね。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

悦男「ん!おいしいです!ヘルシーなハンバーグにアボガドとチーズの濃厚な味がすごく合います!」

アダム「チーズの濃厚な味が他の具材にも合ってておいしいです!太一さんのカフェの近くに住んでいるので、ずっと気になっていました。食べれて幸せ♪」

太一「ありがとう!あとで店の者にも言っておくよ。」

 

ロコモコ丼を食べ終わったところで、本題です~

太一「今日は私の店の「Cafe Viora」の個室席にてお送りします。今日のドリンクはうちの店で出しているコーヒーです。豆は私が海外で買い付けに行った厳選したものを使っています。砂糖とミルクはお好みで。」

アダム「程よい酸味と苦みでおいしいですね。」

悦男「ぼくは砂糖とミルクを入れましたが、濃いめでおいしいです。実はコーヒーは初めて飲みました。」

太一「そうなの。」

悦男「そうなんです。いつもはジュースが多いので。さて、今日のテーマは「文化祭」ですが、ぼくが通っている「西北中学」は文化祭がありません。高校に入ると文化祭があるので、早く高校に進学したいのですが、お2人は高校や大学などで文化祭の思い出はありますか?」

太一「高校は地元の「梅西高校」、大学は「甲武大学」を卒業しましたが、いずれも文化祭・大学祭はありました。」

アダム「ぼくは高校は「こばと高校」、大学は「こばと大学」を卒業しました。いずれも文化祭はありました。ちなみに中学でも文化祭はありました。」

悦男「え?中学でも文化祭はあるのですか?」

アダム「ぼくは高校と同じ系列の「こばと中学」を卒業したので、学校は中高一貫なんです。文化祭は高校生だけでなく、中学生も参加しますよ。」

悦男「中学でも文化祭があるのは知りませんでした。文化祭は高校や大学にある行事だと思っていたので。」

太一「私は「西北中学」の卒業生ですが、私の時代では文化祭はありましたよ。2日間あって、美術や理科の作品展示に、舞台では合唱コンクールの上位2クラスの合唱、吹奏楽部などの演奏などがありました。あとはPTA主催のバザーやカフェがあり、生徒や地域住民が多く参加しました。しかし、私が卒業してから2年がたった時に2日間開催が1日開催に変更になり、のちに文化祭が廃止になってしまいました。」

アダム「文化祭が廃止に!?何でですか?」

太一「娘(瑠奈・中1)の同級生の保護者の話では、授業時間の確保のために必要のない文化祭を廃止にしたんですよ。学校側が。中学校の行事は校外学習や宿泊研修旅行、修学旅行や体育会などがありますが、修学旅行は3年生が楽しみにしている行事ですし、体育会は生徒も保護者も楽しみにしているし、そうなってしまうと、必要のない文化祭を削る方が効率がいいってことで、1日に削り、のちに廃止になったんですよ。文化祭は娘にとっても部活の吹奏楽部の成果を示すいい機会なのに、授業優先のためになくすのは生徒にとっても悔しいですよ。保護者の私としても本当に心苦しいですし。」

悦男「やっぱり授業のために文化祭をなくしたんですね。その反対に「全国学力テスト」のためにふだんの授業時間を削って、テストの補習に費やすし。学校っていい加減すぎると思います!公立中学は文化祭ってどこもないんですか?」

太一「東京では「ベイサイド中学」と「中央中学」は文化祭がありますが、いずれも1日開催で、いずれは廃止になるかもです。「桜台中学」もかつては文化祭がありましたが、現在は同じ理由で廃止になっています。中学で2日間以上で文化祭があるのは私立や公立中高一貫の「南北中等教育学校」だけですね。」

アダム「中高一貫だったらちゃんと文化祭がありますね。」

悦男「ぼくは中学受験の経験がないし、私立や「南北中等」へ行く気もありませんでした。仲のいい友達で私立や「南北中等」へ行った子はいないし。どうせ高校に進学したら文化祭はあるだろうって思っていました。」

アダム「悦男と太一さんの娘さんたちが通っている中学では美術や理科の作品の展示はどうしていますか?」

太一「娘の話では美術の作品や夏休みの理科の自由研究の作品は、教室や理科室、美術室の中や廊下に随時展示されています。合唱コンクールは毎年ありますが、上位3位のクラスには賞状が贈られるだけで、文化祭などの発表はありません。娘の吹奏楽部は都や関東地区のコンクールに出場したり、地元のイベントに出演し、そこで演奏をします。文化祭は廃止になっても、何らかの形では展示や発表はありますね。」

悦男「それでも文化祭がないのはなんかつらいですね。話は戻しますが、学校の文化祭の思い出について教えてください。」

アダム「ぼくは中学・高校・大学で文化祭がありました。中学・高校では合同で開催しますが、中学・高校では各文化部の作品展示や各クラスの模擬店での販売や調理、吹奏楽部などの舞台作品を見に行ったりしました。模擬店は中学ではメイドカフェ風にして、男子が簡単な調理、女子が接客が中心でした。ぼくはコーヒーや紅茶を作ったり、ジュースを入れたりしました。お菓子は市販のお菓子を買ってきて、それを盛り付けただけなんですが。高校ではたこ焼きを作って、お客さんに販売をしました。ちなみに学校の模擬店はたこ焼きなどの調理ができるのは高校だけで、中学は安全性を考えて、調理は基本的に禁止で、フリーマーケットやお化け屋敷、迷路など、調理をしない模擬店が中心です。調理は飲み物を作ったり、市販のお菓子を盛り付けただけなら可能です。」

太一「やっぱり中学は安全性も考えて、調理はできないんだよね。万が一事故にあったら困るし。」

アダム「でも、学校によって中学でも調理をやっているところもありますよ。ぼくが知っているところでは「鳴海学院」は中1からでも調理の模擬店が可能で、模擬店も自分たちで企画したりします。ただし、事故防止のため、中1と中2は担任・副担任の教師の指導・立ち合いが必要だそうで。」

太一「そうなんだ。教師がいなかったら難しいしね。舞台とかは何をやっていたの?」

アダム「舞台は吹奏楽部などの発表や中学の合唱コンクールの発表、高校のTシャツコンクールのファッションショーやバンド演奏などがありました。展示では美術部などの作品展示や各クラスの作品展示、茶道部のお茶会などがありました。大学では中学・高校の文化祭よりもアップグレードをしていて、舞台ではアーティストのライブがありました。」

悦男「そうなんですね。なんか楽しそう。太一さんの学校ではどうですか?」

太一「高校ではアダムくんと同じような内容です。高1ではフリーマーケット、高2ではフランクフルトや焼きそばを作りました。受験生である高3では文化祭全体の企画をしたり、舞台の運営をしたりしました。基本的に生徒同士で企画・実行をしますが、調理の場合はプロパンガスを使用するので、男性の教師がプロパンガスの作業や安全確認の指導は必須なので、生徒はそれをタッチできなかったですね。あと、調理をする際は保健所に届けないといけないので、検便は必須でした。」

アダム「一緒です。高校のときは全員が検便を受けないといけないので、大変でしたよ。」

太一「大学では学生自ら企画をし、模擬店も舞台も展示も学生自ら行います。大学の1、2年のときは何もしませんでしたが、3年生の時にゼミの同期たちと模擬店をやることになって、そこではおでんを作りました。大学では学生だけでなく、一般の方も来られるので、調理ははり切っていましたね。最終日になり、おでんが完売した時はうれしかったですね。舞台の方では学生のライブもありましたが、お笑い芸人のライブやアーティストのライブもあって、貴重な4年間でした。大学卒業後は会社員として就職しましたが、店を持ちたいと思い、会社を辞めて、会社員時代でためた資金や銀行からの借金で今の店を開業しました。最初は客が来なくて大変でしたが、徐々に口コミで繁盛してきて、今は地元の常連客を中心に、多くの客が店を訪れています。高校や大学時代の文化祭の経験が今の店の経営に活かされています。」

悦男「そうなんですね。ぼくも高校に入ったら、絶対に文化祭に参加したいです!…と、その前に受験ですね…。」

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(左からアダム、悦男、太一)

 

文化祭は学校の思い出のイベントですね。

 

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