梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

会社の掟~役職~

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***出演***

雅巳(38歳・メーカー勤務)

玲二(26歳・飲食店勤務)

慎司(46歳・メーカー勤務)

 

(一言)

会社に入ると、ある程度仕事を覚え、実績を積んできます。

そこで会社はある程度の経験者を対象に、役職が与えられます。

 

役職は一般の会社では平社員から主任に昇格し、その後係長、課長、次長、部長、役員へと登りつめます。役員は取締役、常務取締役、専務取締役、代表取締役(社長)、会長の順に上がりますが、役員になれる社員は大手ではほんの一握り。中小企業では人数が少ないため、役員になれる可能性は大きいですが、それでもほんの一握りです。

同じ役職でも工場の場合は係長~部長(作業長のところも)、工場長に、お店の場合は店長、大学の教員の場合は講師、助教、准教授、教授、学校の教師の場合は学年主任、教頭(副校長)、校長(私立では理事長、学園長(学院長)のところも)、病院・クリニックの医師(歯科医師・獣医師)では○○(診療科)科部長、院長(クリニックの場合は院長のみ)、病院・クリニックの看護師の場合は看護主任、副看護師長、看護師長、副看護部長、看護部長…とさまざまな役職があります。

それぞれの役職になるには勤続年数、経験、実力を総合的に判断し、担当上司が選ぶことになります。

役職に就任すると、責任ある仕事を任せられるようになり、給料も上がります。

 

しかし、一部の役職者は長時間労働の餌食となっています。

一般の会社の役職者は40歳以上がほとんどで、早くても30代後半に役職が与えられる会社がほとんどですが、お店の役職者、特に飲食店の場合は20代の若さで店長に就任するケースが多いです。飲食店で働く20代の店長の場合、仕事の量が増えるのはもちろんですが、長時間労働で心も体も疲れてしまい、過労死や過労自殺が後を絶ちません。若い店長たちが役職を就任するのは、その飲食店の会社が決めるため、「雇われ店長」「名ばかり管理職」とも言われます。20代の店長が他の正社員、パート・アルバイト従業員に対する指導はできても、飲食店の会社の上の人間に逆らうことはできません。飲食店の店長に対する会社のトラブルで裁判沙汰になるケースが多いです。

役職者は一般の会社では男性が就任するのがほとんどで、女性はごく一部でしか就任することができません。女性の場合は結婚や出産、子育てでリタイアするケースが多く、会社にとっては女性を役職に就任しにくいです。会社の方針で女性の役職就任を禁止にしているところも多く、男女雇用機会均等法にも触れる恐れがあります。女性の社会進出が増えている中、結婚しても仕事が続けられる体制づくりや、女性の役職者を増やす体制を作らなければなりません。男性でも係長以上の役職者は不況の影響で賃金やボーナスの一部カットが多く、上の役職者になった宿命だと感じますね。

 

会社の役職者は社員全員がなれるわけではありませんので、どの役職を目標にがんばってもらいたいと思います。(雅巳)

 

(他のメンバーたちからひと言)

>オレは大阪府内の飲食店の店長をしていますが、飲食店の店長は「名ばかり管理職」なので、上の人間の言うことには逆らうことができません。知人で別の飲食店の店長になりましたが、長時間労働がひどく、うつ病になって働けなくなり、会社を辞めてしまいました。その後は会社を相手取って裁判を起こしており、若い店長は悪いからくりが多いです。(玲二)

>私は32歳の若さで係長に就任しました。会社は飲食店とかではなく、ベンチャーのIT会社で、大手機械メーカーのSE・PGを経て転職しました。会社から実力を認められ、20代後半で主任、32歳で係長に就任して、現在に至っています。仕事はソフトウエアの開発が中心で、プロジェクトチームでもリーダーとして任されています。(貴文・33歳・IT関連会社勤務)

 

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