こんにちは。敬士（29歳・弁護士）です。
今日は弁護士の仕事についてお送りします。
弁護士はご存じのとおり、各法律問題に対する相談業務や民事・刑事事件の被害者・加害者の弁護が中心となります。拠点となる仕事は法律事務所（弁護士事務所）で、各相談者への対応をしています。
弁護士が扱う法律はすべてですが、弁護士全体で得意としているのは離婚問題、借金問題・過払い金・債務整理、交通事故の示談交渉、労働問題、遺言・相続問題など。得意とする分野は弁護士によって異なります。法律の内容によっては扱っていない場合があり、相談自体をお断りする場合があります。
弁護士になるには司法試験に合格することです。司法試験の受験資格は年齢・性別・学歴関係なく誰でも受験することができます。しかし、現在は大学を卒業後に法科大学院に進学し、卒業時に司法試験に合格することが主流となっています。高校までの学校を卒業している方や大学等は卒業したけど法科大学院には進学しなかった人は、司法試験の予備試験に合格し、司法試験に進むことになります。
司法試験はご存じのとおり難関で、1発で合格をした人は非常に少ないです。何度もチャレンジをして合格するのがほとんど。司法試験に合格後は司法修習生として研修を受けた後に初めて弁護士の業務に就くことができます。
弁護士の相談ですが、ほとんどの案件で相談料や着手金等を相談者が負担をすることになります。相談料は各事務所によって異なりますが、5,000円～10,000円前後かかります。
しかし、借金問題や一部の交通事故示談交渉、B型肝炎訴訟については事務所によっては無料で相談することができるようになりました。相談料無料を謳っている法律事務所のCMも最近はよく流れていますよね。
しかし、弁護士の相談は敷居が高く、一見さんお断り的な事務所がほとんど。経済的理由で弁護士に相談したくてもできない人も多いです。そんな人たちの救世主となるのが「法テラス」で、相談者が電話やメールで相談内容を教え、サポートスタッフがそれに応じた相談方法を紹介します。内容によっては弁護士や司法書士に電話やメールで相談し、後日各事務所へ来所相談となります。その時に法テラスのサービスを申し込むと、1案件につき3回まで無料で相談することができ、民事裁判の場合は無料で訴えることができます。ただし、このサービスは一定以下の収入基準を満たしている方が対象となります。法テラスのサービスについてはホームページをご覧ください。
法テラスホームページ：https://www.houterasu.or.jp/
弁護士は医者と同じようにかかりつけ的役割が必要で、上から目線の相談はとっくに終わっています。我々も相談者の目線に合った相談を心がけています。
というわけで、敬士でした。
また明日。
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