梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

「通信制」へ転校

こんにちは。理美(44歳・看護師)です。

4月から下の娘(愛梨咲・中2)が通う公立中学で、卒業した小学校との「親子方式」による完全給食が実施することが決まり、娘はショックを受け、不登校になりました。

*問題の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2020/02/21/180000

 

娘が小4の時に小学校の「給食いじめ」が原因で、摂食障害となり、給食は全く食べられなくなり、私か夫(英哲・43歳・看護師)が作る弁当しか食べません。

今の中学ではデリバリー式の給食がありますが、家庭での弁当の選択が可能なため、これまでは私たちが作る弁当を持っていきましたが、完全給食になってしまうと、弁当の持ち込みが禁止になります。

 

上の娘(和花菜・大学1年)と息子(佑弦・高2)は小学校の学校給食は問題なく食べており、中学も下の娘が通っている公立中学に進みました。

下の娘は学校給食によるトラブルがあったため、私たち夫婦は下の娘に中学受験の勉強をさせていました。レベルの高い中学へ行くよりも、弁当持参が可能で、のんびりとした学校を希望しており、娘もその方向で調整をしていました。

 

しかし、中学受験前日、急に娘がこんなことを言い放ちました。

愛梨咲「ウチ、友達と一緒の学校がいい!!」

と、仲のいい友達と一緒にいたいことを理由に、中学受験を辞退したのです。

結局中学受験はせずに、今の公立中学に進学することになりました。

 

ずっと家に引きこもっている娘。

英哲「まずいな…。」

理美「やっぱり、受験のこと?」

英哲「不登校が続くと、高校受験に影響を及ぼすんだよな…。」

夫が高校受験に悪影響を及ぼすため、不登校を懸念していました。

英哲「愛梨咲、今の中学は嫌か?」

愛梨咲「嫌…。給食がある学校なんて、ウチは行きたくない!」

英哲「じゃあ、私立中学へ転校するか?お金ならパパたちが何とかするから。」

愛梨咲「ウチが行ける学校なんてあるの?」

英哲「そりゃ、探してみないとわからないけど。」

 

それで私たち親子は転入試験が可能な私立中学を探してみました。

娘が第1志望として受験勉強もしていた東京の「鳴海学院」に問い合わせてみたが、2年生の学年では定員に満たしていたため、転入生の受け入れはしていないとのこと。

東京の「梅光女学館」や千葉の「京都国際大千葉」などにも問い合わせたが、いずれも定員オーバーで転入生の受け入れはなし。転入生の受け入れをしているのは東京の「紫音中学」と「御殿山学園」のチャレンジコースだけ。「マリオン学園」は全国唯一の不登校専門クラスがあるが、「マリオン学園」は埼玉にあるため、神奈川から埼玉までは通えない。

愛梨咲「「紫音」と「御殿山」なんて行きたくない!!なんで「鳴海」はダメなの!?」

理美「定員オーバーで受験さえもダメなの。」

愛梨咲「じゃあ、不登校でいい!!」

と、娘は不登校をかたくなに固持しました。

 

私たち夫婦は困ってしまい、どうしようか迷っていました。

ある日、上の娘がSNSをやっている時に、あるタイムラインを発見しました。

それは、通信制高校の「日本学院」に中学生クラスがあり、その中学生クラスに通学コースに加え、ネットコースが新設することになり、現在募集をしているとのこと。

「日本学院」の中学生クラスは通学コース・ネットコースともに、在籍している公立中学に籍を置かなければならないが、在籍している公立中学には行かずに、「日本学院」の中学生クラスで学ぶことができる。

高校進学については中学生クラスの在籍者は他の高校を受験することになるが、高校生が対象の本科クラスへの中高一貫の内部進学も可能だ。

お昼についても通学コースは学校給食はなく、家庭での弁当持参か学校内にある売店で弁当などを買って食べることになる。ネットコースは家で勉強することになるので、私らがお昼の弁当を作って、食べる際に自分で温めて食べることができる。

学費も公立ではないため無料ではないが、私立に比べて手ごろな価格で通えることができる。

 

私たち夫婦は娘に「日本学院」の中学生クラスを勧めた。

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愛梨咲「…ここだったら、行ってみたい!」

と、行くことを決意し、早速願書を提出。

後日書類審査が通り、行くことになった。

学校のほうも「日本学院」の中学生クラスに行くことを伝え、学校側もこれを了承した。

 

不登校を回避するには私立学校しか選択肢がなかったが、「通信制」の中学があれば、多くの不登校の生徒が勉強する場が作れるようになる。

通信制の中学が制度化し、一人でも多くの不登校の生徒が学べる環境を整えてほしいと思います。

 

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