梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

医療従事者の叫び

こんにちは。亜沙美(26歳・看護師)です。

今日は医療従事者として働く「梅の実」メンバーたちの叫びと悩みについてお送りします。

 

今年の1月から世界中で蔓延している「新型コロナウイルス」。

新型コロナウイルスの感染者の治療に邁進している医師、看護師などの医療従事者がたくさんいます。「梅の実」メンバーも例外ではありません。

日本・海外で新型コロナウイルスの治療に励んでいる中、いろいろな葛藤や悩み、やり切れない叫びをしている「梅の実」医療従事者メンバーたちの声を紹介したいと思います。

全員分は紹介することはできませんが、「梅の実」医療従事者メンバーたちの叫びを聞いてください!

 

~医師たち~

>私の勤務先である「慶明大学附属病院」・高度救急救命センターでは通常の救命チームと新型コロナ救命チームに分かれて治療にあたったが、日に日に重症者が増え、我々通常の救命チームまで応援に回らなければならない事態となってしまった。こんなに感染者が多かったら、自分までやられてしまう。(一世・36歳・救命医)

>緊急以外手術ができず、上司からコロナの救命の応援に回された。ある患者に「エクモ」を装着しろって救命医が言われたが、正直言ってエクモの使い方がわからないし、麻酔の使い方くらいしかできない。何もできない自分にいらだっていた。(孝幸・32歳・麻酔科医)

>自分の仕事とコロナの治療を並行してやらなければならなくなった。それくらい人手が足りていない。エクモの治療方法がわからないドクターもいる。ぼくもその一人だ。(秀吉・ぞう・♂7歳)

>循環器内科が専門だが、コロナの治療の応援に呼び出された。看護師たちも救命やICUの専門じゃない一般病棟の看護師や外来の看護師たちも応援に呼び出された。何もわからない状態のまま治療を行わなければならない。家にも帰れない状態が続いている。(堂・43歳・内科医)

>ぼくが住む長崎は感染者が少なかったが、イタリアからのクルーズ船の乗員の感染者でごった返して、パニック状態に。医療崩壊待ったなしって感じ。(善彬・32歳・内科医)

>うちのクリニックでもコロナの感染者らしき症状を持つ患者が増えてきた。「PCR検査」を保健所に依頼をしたが、何度も断られるケースが多い。政府が全国民にPCR検査を受けれるような体制にしない限り、医療崩壊が進むばかりだ。私らのようなかかりつけ医のクリニックでは限界がある。(吉村・41歳・内科医)

>私の勤務先である「桜桃総合病院」では患者や看護師らが「クラスター感染」に遭い、外来の診察と新規入院患者の受け入れが中止になった。コロナに感染した患者と自分の職場の医療従事者の治療でみんな手一杯。このクラスター感染で、患者数人が死亡した。うちの医師たちは感染症を専門としている者がいないため、他の病院の医師たちに問い合わせをする以外なかった。また、クラスター感染を起こした病院というレッテルを貼られ、医療従事者に対する偏見や風評被害が相次いでいる。もう何のために医者をやっているのか、何のために生きているのかわからなくなってきた。(涼太郎・27歳・整形外科医)

 

~看護師たち~

>私は勤務先の病院で新型コロナに感染しました。院内感染です。最初は入院患者が感染し、その後別の看護師が感染し、たちまち患者や私を含めた看護師や理学療法士、事務員らが感染しました。私は自分の病院で入院し、薬による治療で何とか回復しましたが、呼吸困難になるくらい苦しく、この感染症は本当に恐ろしいです。新型コロナの治療を行っている全国の病院は、自分がいつ新型コロナに感染するかわからないくらい恐怖心を持っています。(志津香・24歳・看護師)

>新型コロナの患者が増加し、ナースも救命だけでは足りなくなり、ICUやHCUも応援に回ることになった。一般病棟とオペ室(手術室)、外来のナースも自分の仕事と並行しながら、新型コロナ患者のトリアージを担当することになり、本当に人手が足りない状況となった。系列の「慶明大学附属はこね病院」の一部ナースも応援に回り、「慶明大学附属病院」の一部の一般病棟・外来のナースも「はこね病院」の応援に回り、手術の必要のない一般患者を転院させて、そこで看護を担当している。「はこね病院」にいた精神疾患の患者たちは半分が他の精神病院に転院または退院を余儀なくされた。それくらいうちの病院でも新型コロナのために医療崩壊になってしまう体制となってしまった。(信次郎・くま・♂7歳)

>必要物資が本当に足りないです!マスクは全職員1週間に1回使わなければならないし、ガウンまで不足しています。ぼくが配属している手術室は手術用のマスクまで洗濯をしなければならないくらい物資が不足しています。医療従事者に拍手をするくらいなら、マスクや防護服を政府が負担をすべきです!!医療従事者たちがどれだけ苦しい状況なのかわかっていますか!?(優友・23歳・看護師)

>何も知らない状態で新型コロナ患者のトリアージ。重症者と軽症者を選別するような仕事は正直言ってやりたくないです!(紗友梨・24歳・看護師)

>ずっと泣きながら仕事をしています。新型コロナの感染の怖さと患者の選別、そして急な容体の急変…。一番嫌なのが、ウチが看護師をしているってことで、周りから避けられる…。何のために看護師をやっているのかわからないです!!(メローネ・うさぎ・♀5歳)

>私の勤務先の「早勢大学附属病院」も新型コロナの対応に追われていて、病院と家を往復する毎日。好きな時に外出もできない状態です。(真唯子・27歳・看護師)

>うちの病院でクラスター感染があり、多くの同僚たちが感染しました。患者さんも感染し、亡くなった方も多数いました。私はいつ感染するかわからないくらいの恐怖があり、本当につらい。もっと腹が立つのが、自粛を要請しているのにもかかわらず、自分は大丈夫だからと多くの方が外に出て、感染者を増やしていること!全国民全員にお金をもらわない限り、こんな状況は続くと思います。これ以上、医療従事者の負担を増やさないでほしい!!(環奈・22歳・看護師)

>私の勤務先である「京阪大学附属病院」の救命センターとICUは新型コロナの患者でいっぱいです。私は別の部署で仕事をしていますが、いつクラスターに遭うかわからないし、この感染症はみなさんが思っているほど恐ろしい病気です!!一般のみなさんは家で自粛をしてもらいたいです!!(栗那・23歳・看護師)

>自分の仕事と並行して、新型コロナの患者のトリアージ。何の研修もないまま多くの患者さんの症状を聞き取り、重症者はうちの病院へ入院。中程度の患者さんは総合病院等への転院、軽症者は指定されたホテルでの隔離要請。次々と患者を選別をしなければならない。中には軽症者が突然急変したり、ホテルで隔離してほしいと軽症者に言っているのにもかかわらず、患者がいきなり怒鳴ってくる。こんなに患者さんを選別をするのは初めてで、正直言ってつらい。重症者でも何十件以上も断られた人もいる。こんな仕事は本当に先が見えないです。(和弥・25歳・看護師)

>子育てをしながら看護師として働いているのですが、息子(叶夢・2歳)を迎えに保育園に行ったら、周りの保護者たちが私たち親子を避け始めました。私が看護師として働いていることで、コロナに感染するんじゃないかって差別されています。もっとひどいのが息子が保育園のお友達にいじめられており、保育士の方もいじめに加担しています。なんで私が看護師をしていることで、いじめや差別を受けなければならないのですか!?いっそ無理心中がしたいです!!(礼乃・29歳・看護師)

>うちの病院が新型コロナの院内感染のニュースになったことを理由に、病院の医師や看護師、その他職員に対する差別や偏見が増えてきました。私も息子(太雅・小3)を学童保育に預けたいのに、学童保育側が一方的に断られました。こんなひどいことはないです!!(奈江・37歳・看護師)

>東京で新型コロナの感染者増加を受け、我々HCUでも新型コロナの重症患者の受け入れをしなければならなくなりました。マスクや防護服の不足や未知となる感染症の看護方法の不慣れ、そして、看護師・医師を含めた全医療従事者に対する差別や偏見で心のケアが必要であることなど多くの問題を抱え込んでいます。政府は全国民にPCR検査の早期実施、金銭補償を前提とした自粛要請、そして、全医療従事者に対するマスク、防護服の無償での支給を実施すべきです!このままの状態では多くの国民は自粛を無視し、感染者を増やすだけとなります!!(英哲・43歳・看護師)

>中堅の総合病院では別の病院で治療を受けている花粉症やぜんそくなどの患者さんが新型コロナを疑われて、診察を拒否されるケースが続出しています。新型コロナに関するガイドラインを作るべきではないでしょうか?(鈴蘭・柴犬・♀10歳)

>この未曽有の感染症で混乱を招いている医療従事者が多くいます。中には心のケアが必要な医療従事者もいます。日本は医療従事者に対する考えが甘すぎます。感染の有無関係なく、全国民は一部の仕事を除き、家にいるべきです!!このままでは全医療従事者の負担が増えるだけです!!(亜衣子・52歳・看護師)

 

~その他医療従事者~

>医者や看護師だけでなく、理学療法士などの医療従事者もコロナの危険と背中合わせになりながら仕事をしています。病院で働く者としては本当に大変なんです。(直矢・27歳・理学療法士

PCR検査をもっと増やすべきだと思います。患者を増やしていくリスクはあると思いますが、無症状で感染している国民が多くの人たちを感染させる恐れがあります。国が検査数を抑制し、隠蔽しているのは明らかです。(尊史・30歳・臨床検査技師

>うちのクリニックでもコロナで大変な状況である医者や看護師らが「患者」として来院しています。病院内外で差別や偏見、いじめが相次いでいます。中にはPTSDの疑いのある医療従事者もいます。(可愛・37歳・臨床心理士

>医者や看護師だけでなく、私たち医療事務、清掃員や警備員、病院内にある施設で働いている人たちも「医療従事者」です。みんな新型コロナの感染リスクを背負って生きています。(日羽里・24歳・病院勤務)

 

~海外の医療従事者~

アメリカでは爆発的に感染者が増え、死者も増えています。アメリカでも新型コロナの影響で医療崩壊が進み、中には自殺をした医師もいます。PCR検査も不十分で、治療や看護をする際の物資も不足しています。新型コロナの問題は世界的に考えなければならない問題です。(ジョブ・34歳)

>ヨーロッパでは新型コロナの影響で医療現場がめちゃくちゃで、特にスペインでは多くの医療従事者が新型コロナで命を落としています。私が住むイギリスでも例外ではありません。拍手だけでは無理です。医療物資の支援と一日でも早い治療薬とワクチンの開発をしてほしいです。そして、この感染症で迅速な対応をしなかったWHOにも大きな問題があります!!(ダルシー・24歳)

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これが私たちの声です。

 

私たちが望んでいるのは迅速的な検査の実施と治療薬とワクチンの開発、マスクや防護服などの医療物資の支援、医療従事者に対する心のケアです。

そして、一般の国民が特に重要な仕事以外では「家にいること」です。自分は大丈夫だから新型コロナに感染しないという危機管理能力の欠如が自分、家族、周りの人間たちが犠牲になってしまいます。そして、私たち医療従事者たちの命が犠牲になる恐れがあります。

「STAY HOME」…お願いですから、どの年齢にもかかわらず、家にいてください!!!

 

今日は医療従事者の心の叫びについてお送りしました。

 

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