ボンジュール!ケイト(13歳)です。
今日は「バターとマーガリン」についてお送りします。
バターは生クリームを攪拌して塊ができたもの。バターは手作りすることができ、びんに生クリームを入れてシェイクをし、塊ができたら塩を入れます。塩を入れたものが有塩バター、塩を入れていないものが無塩バターです。有塩バターはいろいろな料理に使います。無塩バターは主にお菓子作りに使われます。
これに対し、マーガリンは牛乳などの乳製品に油脂などを加えて乳化して練り合わせたもの。もともとバターが高価であるため、代替として作られたものです。油脂は動物性・植物性があり、多くが植物性の油脂が使われます。主にパンに塗って食べるために用いられます。日本ではマーガリンの規格があり、油脂含有率が80%以上のものがマーガリン、80%未満のものが「ファットスプレッド」に分類されます。
バターもマーガリンもいろいろメリットはありますが、デメリットもあります。
バターの場合は世界的な生乳生産量の減少により、バター不足が発生し、バターが必要なパンやお菓子が作れなくなる事態になっています。日本の場合は以前の牛乳余剰を原因とする2006年からの生産調整で乳牛が削減され、国内の猛暑や輸入元のオーストラリアやヨーロッパの旱魃により生産が減少し、慢性的な在庫切れが生じています。北欧の場合は昨今の健康志向で油脂類の摂取を控えるようになってバターの消費量が落ちたなど、バター不足が大きく影響しています。
マーガリンの場合はマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が健康被害を与える可能性が指摘され、アメリカをはじめ、多くの国でトランス脂肪酸の量の表示義務や使用規制が行われています。トランス脂肪酸は肥満や動脈硬化、心疾患などを引き起こす恐れがあり、トランス脂肪酸の使用を低減させたものの、逆に飽和脂肪酸の使用量が増加したため、まだまだ課題が残っています。
本格的な味がいい場合はバター、健康志向を目指している方はマーガリンを使う人が多いです。どちらもメリットもデメリットもあるので、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
というわけで、ケイトでした。
バイバ~イ(^_^)/
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