こんにちは。徹（小6）です。
今週のおしゃべりカフェは「新型コロナと受験」です。
日本では受験制度があり、ほとんどの生徒が高校受験を経験します。大学を希望する生徒は大学受験を受けますし、私立中学や中高一貫校を希望する生徒は中学受験を受けます。
しかし、今年は新型コロナウイルスが世界各地で感染者が増加し、日本も例外ではありません。学校の休校の影響で勉強の遅れが生じ、来年の受験に大きな影響を及ぼします。
今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。
メンバーはぼく・徹、宙くん（中3）、直斗くん（高3）です。
～ここからはオンラインチャットによる会話です～
徹「今日は受験生3人でお送りします。ご飯ですが、事前にすましてきました。今日はしょうゆラーメンです。」
宙「ぼくはチャーハンです。」
直斗「ぼくはアラビアータと市販のコーンスープです。」
徹「ありがとうございます。今日はぼくと宙くんは麦茶、直斗くんはコーヒーを飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「受験」ですが、今年は新型コロナウイルスが流行し、その影響で学校も休校となりました。今は再開しましたが、学校の勉強の遅れは全国的に生じています。」
直斗「オレのところは中高一貫なんだけど、東京で200人以上の感染者が出てからは再休校となったよ。」
徹「本当ですか…？」
宙「ぼくの学校はこれまで学校の授業を続けていたんだけど、うちの学校の生徒の一人が新型コロナに感染して、のちに他の生徒や教師にも感染して、再休校となりました。」
徹「近所の「西北中学」で新型コロナのクラスターが出たニュースを見てびっくりしたけど、まさか宙くんの学校でしたか。」
宙「はい。」
直斗「やっぱり学校でもクラスターはあり得るよね。オレの学校の近くにある「鳴海学院」は緊急事態宣言解除後でも休校が続いているし。」
徹「「鳴海学院」は東京で感染者が出ていることを想定して休校にしていますよね。生徒の休校だけでなく、教師たちもテレワークになったしね。」
直斗「教師までテレワークなんて、すごい感染阻止を徹底しているよね。うちの学校は教師のテレワークなんてぜんぜんないし。」
徹「休校中の授業はどうしていますか？」
直斗「オンライン授業をやっている。教師たちは教室で授業をするけど、生徒たちはみんなリモートで授業を受けているよ。」
宙「ぼくの学校はオンライン授業なんてないです。プリント学習か受験勉強ばかりだし。」
徹「ぼくもです。でも塾ではオンライン授業をやっているので、わざわざ塾に行かなくてもリモートで授業を受けられるし。」
宙「ぼくも高校受験の進学塾に通っていますが、ぼくのところはオンライン授業ではないです。塾には行かないといけないです。近くにある別の進学塾ではオンライン授業をやっているのに。」
直斗「どうせ古い塾なんじゃない？オレが通う予備校でもオンラインだよ。」
徹「塾や予備校ではそうですよね。私立もそう。公立って、何でオンライン授業をやらないんだろう？」
宙「やっぱり予算がないからだと思います。あと、ネットに精通している教師がいないのも問題になっていますし、貧困家庭ではパソコンやタブレットさえ持ってないところもあるし。」
徹「確かに。」
直斗「私立でも「御殿山学園」はオンライン授業をやっていないよ。あそこは金がないってよりも、オンラインが面倒くさい教師がいるからじゃない？公立では進学校の「中央高校」はオンライン授業をやっているし。」
宙「「中央高校」はオンラインですか！？何でですか？」
直斗「「中央高校」のOB・OGたちが政治家や会社の経営者などが多く、OBたちの忖度で「中央高校」だけオンライン授業を実現できたんだよ。他の公立高校ではオンライン授業をやっていないのに。」
徹「「中央高校」だけオンライン授業ができて、他の高校ができないのはおかしいですよね！」
宙「なんか進学校だけが優遇扱いだよね。学校のエアコンだって、公立では「中央高校」だけが設置しているのに、他の高校や中学校、小学校はエアコンがないし。」
直斗「だから高校受験をする生徒は「中央高校」に集まるんじゃない？「中央高校」に進学できなかったら他の高校を受験するしかないし。オレは「中央高校」に行く気がなかったし、そこに行かずにあえて中学受験で今の学校に進学したし。」
徹「ところで、来年の受験ですが、新型コロナがあっても予定通りあります。どう思いますか？」
直斗「大学受験では今期から「大学入学共通テスト」があるから絶対混乱すると思うけどね。」
徹「英語が試験がなくなって英検を受けないといけないとか、記述式のテストが新たにに増えたとか。」
直斗「英検必須化は今期は延期になって、英語のテストはあるし、記述式のテストも延期になったしね。」
宙「高校受験もいつも通りあるし。」
徹「中学受験もあるしね。あと、受験勉強はしていますか？」
直斗「予備校はオンラインだから、自宅で予備校の授業を受けながら、普通に勉強をしているし。」
徹「ぼくもです。」
宙「ぼくはオンライン授業とかはないから、普通に勉強をしているし。あと、試験会場って、学校や大学で行いますけど、会場では多くの受験生がやってくるので、そこで密になるじゃないかと思います。」
直斗「あり得るかもね。大学は規模が大きいから、ソーシャルディスタンスを保って試験を受けることはできるけど、高校や中学は規模が限られるから、ソーシャルディスタンスは難しいと思う。」
徹「確かにそうですよね。200人の定員で500人の受験生が集まったら絶対に密になりますよね。」
宙「「受験クラスター」が起こるのが怖いです。この時期でも感染者が増えているのに、受験がある冬の時期はもっと感染者が増えると思うし、強毒性のウイルスが蔓延すると思います。」
直斗「夏の時期は感染者が多いけど、多くが軽症か無症状だしね。夏の場合はウイルスも比較的弱いみたいだけど、冬は逆に怖いね。最初に起こったウイルスは冬から春だったから毒性が強くて、重症者が増えて亡くなったケースもあるし。」
徹「有名人では志村けんさんや岡江久美子さん（いずれも故人）らが亡くなりましたよね。」
宙「新型コロナだけでなく、インフルエンザも注意しないといけないし。」
徹「インフルエンザもそうですよね。海外って、受験はあるのですか？」
直斗「中国や韓国以外は受験はないよ。代わりにその学校に進学するための資格試験はあって、合否関係なく、その成績によって学校が決まるシステムがほとんど。コロナ禍の今は海外は受験を見直すんじゃない？オンラインで試験を受けるとか。」
宙「日本でも受験制度を見直してほしいです！本当は高校受験を受けるのは嫌だし、直斗くんみたいに中高一貫で高校受験なしで高校に進学できるシステムがいいです！！」
直斗「それは私立だけじゃない？公立の中高一貫校でも系列の大学はないから、全員が大学受験を受けないといけないし、国立だと小学校から中学校、中学校から高校だと内部受験があるしね。高校でも高校から国立大学へのエスカレーターがないから、受験は避けては通れないしね。」
徹「国立はほとんどの学校が高校がないから、中学の生徒は高校受験は避けられないし、あっても内部試験だしね。私立でも中高一貫校へ行くには中学受験は避けられないし、私立の小学校でも受験があるしね。」
宙「じゃあ絶対に受験をしないといけないのですか！？」
直斗「オレら受験生が言っても理解してくれる大人なんていないよ。オレだって受験は嫌だし、ましてやコロナ禍の今だとちょっと厳しいし。」
徹「コロナの毒性が受験の時期にはどれくらいかわからないし、ぼくらの世代でも重症化する恐れだってある。すでに海外では基礎疾患がない子でも亡くなったケースがあったしね。」
直斗「文科省が各学校・大学の受験を中止して、オンラインで選考できるシステムにしてほしいよね。新型コロナはこれまで人間が起こした環境問題や天災、戦争で地球環境が悪化してしまい、これまでの在り方を改めなければならない警鐘だと思うよ。受験をはじめ、学校教育の在り方もコロナの影響で変わらなければならない時が来ていると思う。でも、今の大人たちはそれを変えようとしない。大人たちが改めない限り、子どもの未来なんてないと思うよ。」
徹「そうですよね。コロナは大人たちが日常生活を変えなければいけないと言っているのかもしれませんね。受験もオンラインで選考できるシステムに代えてほしいね。」
（左から宙、徹、直斗）
新型コロナはこれまでの日常生活を変えなければいけない警鐘。受験もこれまでのやり方を変えなければいけない時が来ています。
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