梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

チャットジャッジ~Go Toトラベルは必要?不要?~

こんにちは。良亮(28歳・旅行代理店勤務)です。

今月のチャットジャッジはこのお題です。

 

「GO TOトラベルは必要?不要?」

 

「GO TOトラベル」とは、政府が旅行関連企業への支援と経済・地域活性化のために、日本全国に旅行へ行くことを推進しましょうというキャンペーンで、「Go Toキャンペーン」とも言います。

しかし、昨今のコロナ禍で、季節を問わず感染者が増加しており、「GO TOトラベル」が原因で感染者が増加し、特に地方では壊滅的な被害に遭っています。一部の県では東京などの他都道府県からの客の出入りを禁止しているところもあります。

 

今回は「GO TOトラベル」が必要というメンバーと不要というメンバー、それぞれ4人をパネリストに迎えて議論したいと思います。

ファシリテーターは私・良亮です。私は地元・徳島でツアーコンダクターをしています。今回の「GO TOトラベル」は会社の支援としては賛成ですが、感染者を増やすものとしては反対です。

必要派メンバーからは貴之くん(小6)、可菜子さん(35歳・主婦)、西浦さん(46歳・公務員)、古山先生(63歳・衆議院議員)です。不要派メンバーからは千紗さん(小5)、清くん(大学1年)、康子さん(57歳・飲食店パート)、たか子さん(82歳)です。

それぞれ高校生以下、20~30代、40~50代、60代以上の方を選出しました。

 

まずは必要派メンバーからのプレゼンです。

>ぼくは賛成派です!このコロナで学校にも行けなくて、どこも旅行へ行けなかったので、すごく不満があり、ストレスが溜まっていました。家族で旅行をすることで、ストレスも解消できるし、いろいろな場所に行けるから、ずっとやってほしいです。(貴之)

>私はGo Toキャンペーンに賛成です。理由は子どもたち(敦子・小6&英輝・小4)の学校が休校になり、どこへも行くことができなくて、私も子どもたちもストレスが溜まっていました。国内のどこかへ旅行へ行くことで、親子で気分転換ができ、とても満足できます。(可菜子)

>コロナ禍の影響でどこの会社も経営がひっ迫しており、倒産した会社も相次いでいます。特に旅行関連の会社の経営が厳しくなっており、これらの会社を救済するため、経済の活性化のために必要です。(西浦)

>コロナの影響で日本では歴史的な大不況となり、経済も厳しくなりました。現在はコロナは落ち着いており、家庭で外出や旅行ができるので、政府は「Go Toキャンペーン」を企画しました。若者や家族連れを中心に多くの方が国内各地に旅行に行っており、経済の活性化や雇用を生み出します。(古山)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私は北海道の観光地域にあるデザートショップに勤務しています。北海道への旅行が私たちの職場のかき入れ時で、旅行があった方が働いている者としては失業せずに済みます。私自身はアルバイトなので、真っ先に解雇されてしまうので、旅行はあったほうがいいです。(実名・20歳・スイーツショップアルバイト)

>地方では自分の地域の観光をアピールできるチャンスなので、GO TOトラベルは必要だと思います。あと、地域の経済の活性化にもなります。(尚気・42歳・公務員)

 

不要派メンバーからの反論です。

>こんなにもコロナ禍が続いているのに、何で旅行をガマンしないのですか!?Go Toキャンペーンのせいで、多くの感染者が出ているのですよ!!(千紗)

>ぼくも実家に帰省したいけど、コロナに感染するのが怖いです。(清)

>Go Toキャンペーンのせいで感染者が増えているじゃないですか!!コロナが落ち着いたなんて、簡単に言わないでほしい!!(康子)

>Go Toキャンペーンには反対です。都市部では医療体制が整っていますが、地方では整っていません。それを考えてほしいです。(たか子)

 

引き続き、不要派メンバーからのプレゼンです。

>私はGo Toキャンペーンには大反対です!!私が住む沖縄では、Go Toキャンペーン中の連休に沖縄県外から旅行に訪れており、そのせいで沖縄県民の感染者が一気に増えており、病院がパンク状態となってしまいました!!それ以前にも米軍基地でのクラスター感染も起こっており、県独自で緊急事態宣言を発令しました。こんなに沖縄では壊滅的な被害に遭ったのに、政府はこれを無視。私は政府を絶対に許せません!!(千紗)

>ぼくは大学進学のために東京に住んでいますが、実家は秋田です。実家に帰りたいですが、ここ最近、コロナ禍で「地元には来ないで」とか「東京都民は出て行け」など、いわゆる「帰省警察」や「自粛警察」という名のテロリスト集団が帰省を禁止される事態となっています。本当は実家に帰りたいけど、家族や周りの人を感染してしまうリスクがあるなら、仕方がないと思います。(清)

>私が住む大阪では政府のGo Toキャンペーンに対抗して、「大阪いらっしゃい」という名のキャンペーンをやっており、これのせいで大阪でも感染者が増えました。大阪は「大阪都構想」や公共の施設の縮小や廃止などの影響で府立や市立の病院の数も減っており、医療崩壊が続いています。まだ感染者が完全になくなっていないのに、感染リスクの高い旅行をやるのはあまりにもおかしいと思います!(康子)

>私が住む長崎をはじめ、地方では都会に比べて医療体制が整っておらず、コロナ患者が出てきたらあっという間にやられてしまいます。特に小さな村や離島では医療機関が小さな診療所しかなく、大きな病院で治療をするには大きな市や本土の病院に搬送しなければなりません。私自身も持病のために通院をしており、コロナのために通院ができなくなったら本当に困ります。(たか子)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私は主人(孟・47歳・料理人)とともに地元の沖縄料理店を経営しています。うちの店では沖縄県外からの観光客が毎年訪れており、お客さんが主人が作る料理を楽しんでいますが、今回のコロナ禍で、店の経営が厳しくなりました。しかし、お店を経営することでお客さんが感染し、私たち夫婦・家族にも感染する恐れがあるので、逆にマイナスになると思います。県外からのお客さんはコロナが終息してから来てもらいたいです。(菜美恵・47歳・家業手伝い)

>ぼくが住む香川では「うどん県」としても有名で、うどんを食べに毎年多くの観光客が訪れますが、今は地元のコロナ対策が最優先なので、観光どころではないと思います。(茂道・35歳・公務員)

 

必要派メンバーからの反論です。

>旅行に行きたいけど、自分が感染されたら嫌だな~。(貴之)

>やっぱり子どもとの旅行が優先だと思います。Go Toキャンペーンは旅行費用が格安ですし。旅行ができるのは今がチャンスだと思います。(可菜子)

>経済は地元の店や企業の支援が優先だと思います。旅行はやっぱりコロナが落ち着いてからでもできると思います。(西浦)

>経済を活性化するにはGo Toキャンペーンは必要!!(古山)

 

以上で終了です。ここで私がジャッジをします。

結論は…GO TOトラベル(Go Toキャンペーン)は廃止にすべきです!!

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今のコロナ禍では地元ごとで、地元の店や会社の支援が優先で、旅行は後回しだと思います。飲食店でテイクアウト商品を購入したり、コロナで必要な商品を通販で購入するなど、小さなことから始めるべきだと思います。

GO TOトラベルで政府は多額の予算を使っているため、その予算を全国の医療機関や九州の豪雨で被害に遭った地域の支援をすべきです。それをしない政府は国の責務を放棄しているとしか思えないです!!

 

今日はチャットジャッジ・第79回目「GO TOトラベルは必要?不要?」をお送りしました。

 

*参考リンク*

GO TOトラベル公式サイト:https://goto.jata-net.or.jp/

7月22日開始の「Go Toキャンペーン」とは一体何か(TimeOut):https://www.timeout.jp/tokyo/ja/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/7%E6%9C%8822%E6%97%A5%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%AE-go-to%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%B8%80%E4%BD%93%E4%BD%95%E3%81%8B-072320

7割が反対。それでも安倍政権が今「GoTo」を強行する呆れた理由(gooニュース):https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-459732.html

Go Toキャンペーン「一定の理解」「全国一斉 反対」各地の反応(NHKニュースWEB):https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012518531000.html

各地で「反対」の大合唱 でも安倍政権がGo To キャンペーンを止めない理由(東京新聞特報WEB):https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/nccf95eea950a

 

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