梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

「何やってんだ!!」

青田(34歳・商社勤務)です。

今朝から発熱がある。いつもは熱は出さないのに、今回に限って熱がある。

妻に頼んで、会社を休ませてもらうよう電話をしてもらった。

 

次の日、一時は熱は下がったものの、また発熱。今度は料理の味もしない。

まさか…。

 

私は地元の保健所に電話した。

青田「発熱が続いているんだ。38℃台で。味もしないんだ。」

職員「海外の渡航歴はありますか?」

青田「いや、ない。」

職員「それじゃ、かかりつけの医療機関に受診してください。」

と、地元の内科クリニックに受診した。コロナの疑いがあることを訴えて、PCR検査をしてもらうよう、お願いしたが、医者が保健所の職員を通じてPCR検査の依頼をしたが、保健所側は一切受け付けてもらえず門前払いをされ、医者から解熱剤を処方されただけだった。

次の日も依頼してもらったが、一切受け付けてもらえなかった。

 

4日経っても発熱は改善されず、さっきのクリニックに電話をして、保健所にPCR検査を受けさせてもらうようお願いしたが、保健所側が断った。

あまりにもおかしいと思い、保健所に直接電話をした。

青田「クリニックを通じて検査を依頼したのに、何で受けさせないんだ!!」

職員「海外の渡航歴のある方や濃厚接触者と会っているんだったら検査をしますが、濃厚接触者はいますか?」

青田「知り合いと飲みに行ったが、彼らには発熱の症状はない。会社との付き合いは仕事以外ではない。濃厚接触者はわからない。」

職員「じゃあ、検査はお断りさせていただきます。」

青田「何で検査をさせてもらえないんだ!!私は大手の「三和商事」で働いているんだぞ!!検査を断るとどうなるかわかっているだろうな!!」

職員「どの会社に勤めているかは知りませんが、いかなる理由があっても、渡航歴のある方や濃厚接触者がわかっている人でないと、検査は受け付けません。症状が悪かったら、かかりつけの医療機関に受診してください。」

青田「は!?何やってんだ!!お前は!!検査を受けさせろや!!糞が!!!」

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保健所の職員はこっちが何度も言ってもうんも言わない。何なんだ一体…。

 

クリニックに電話をして、すぐにPCR検査を受けさせてくれる方法を教えてもらったが、ある大学病院のPCR検査センターだとすぐにやってくれるそうだ。

しかし、そこへ行くと保険外診療のため、検査費を実費で払わなければならない。保健所でのPCR検査は保険適応となり、3割負担で済むが、実費となると妻に相談しないといけない。

妻に頼んで、大学病院のPCR検査を受けさせてもらえるようお願いした。

 

ヤバい状態で都内の大学病院のPCRセンターに家族そろって行った。

検査は私と妻、子どもたち2人の4人分。私だけだったらいいが、家族も濃厚接触者にあたるため、家族も検査したほうがいいことをクリニックの医者が言われた。

 

後日、検査結果が郵送で届き、結果、私は陽性と診断された。

妻や子どもは陰性だった。

そしてすぐにクリニックに連絡をし、PCR検査が陽性であることを報告した。そして、数時間後に保健所から連絡が入り、すぐに隔離するようお願いされ、病院で入院したいと言うと、どこの病院もベッドが満杯のため、入院もできない。ホテルも満杯状態だ。

結局保健所の指示に従って、自宅で隔離をすることに。妻と子どもは私の部屋に入ることができず、妻は子どもたちと一緒に寝ることに。

 

そして会社からは社員が新型コロナに感染したニュースがホームページで公開され、私がコロナに感染したことがたちまち周りに広がった。

「梅の実」でも私が新型コロナに感染したニュースが流れ、夜に飲みに行ったことがバレてしまう。

 

私の新型コロナの感染が思わぬ事件になるとはその時は想像もしなかった。

 

そして、私が受けたPCR検査の費用は4人分で16万円!!1人:4万円はかかった。この出費は痛い…。

 

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