梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

チャットジャッジ~オンライン授業は必要?不要?~

こんにちは。信二(高3)です。

今年最後のチャットジャッジはこのお題です。

 

「オンライン授業は必要?不要?」

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学校が休校になり、自宅学習を余儀なくされました。

その中でオンライン授業はネットを利用して授業をするもの。私立学校を中心に活用しました。

しかし、公立学校ではオンライン授業を活用しているところが少なく、経済的理由でオンライン授業が受けれない生徒もいます。また、ネット環境の悪化で中断してしまうトラブルもあります。

 

そこで、学校のオンライン授業が必要なメンバー4人と不要なメンバー4人をパネリストを迎えて議論したいと思います。

ファシリテーターはぼく・信二です。ぼくの学校もオンライン授業がありました。今は学校が再開してやっていませんが、休校中はオンライン授業をやっていました。

必要派メンバーからは良平(小5)、綺香(中2)、信平(高1)、綾加さん(大学2年)です。不要派メンバーからは雄太郎(小6)、名保美(中3)、伊智子(高3)、悠太さん(大学2年)です。

それぞれ小学生、中学生、高校生、大学生のメンバーで構成しました。

 

まずは必要派メンバーからのプレゼンです。

>ぼくは必要だと思います。学校は既に再開しており、普通に授業がありますが、ぼくは白血病を患い、小3で骨髄移植を受けました。現在は免疫抑制剤を服用しながら、普段通りに生活をしています。新型コロナに感染すると重症化しやすいので、自主的に学校を休んでいます。学校ではオンライン授業をやっておらず、オンライン授業をやっていれば、自宅にいながら学校の授業を受けることができ、学校の遅れも気にせずにすみます。(良平)

>ウチは私立に通っていますが、新型コロナ感染拡大の影響で、オンライン授業を実施し、現在もオンライン授業を実施しています。オンライン授業は自宅にいながら授業を受けることができるので、コロナ禍の今では本当に重宝しています。ちなみに教師たちもテレワークで、生徒たちはそれぞれの自宅で授業を受け、教師たちもそれぞれの自宅で授業を実施しています。(綺香)

>ぼくは中学時代に不登校に遭っていたので、出席日数が足りない時期がありました。何とか高校に進学したものの、人間関係がうまくいかなくて、不登校に遭うかもしれないです。高校生では通信制高校がありますが、中学生以下では通信制の学校は皆無で、学校に行かなければいけないのが本当に苦痛です。オンライン授業があると不登校の生徒は学校に行かずに、自宅で授業を受けることができます。高校生でも全日制の高校だと不登校に遭う恐れがあるので、オンライン授業があると本当に助かります。(信平)

>私は都内の私立大学に通っていますが、新型コロナが流行してからは、大学ではオンライン授業を実施しています。オンライン授業は自宅にいながら大学の講義が受けれるので、本当に楽です。ちなみに私は大学の寮で生活をしているので、ほとんど大学の寮でステイホームをしていますね。(綾加)

 

他のメンバーからの意見があります。

>オンライン授業はアメリカではすでに活用しており、多くの学校で活用しています。オンライン授業を実施している国ではアメリカやヨーロッパなどの欧米諸国、韓国、中国、台湾、インド、中東、オーストラリア、ニュージーランドなど、多くの国で活用しており、新型コロナ流行の今は、オンライン授業は世界の常識となっています。(有香・16歳)

>ぼくは福岡の私立中高一貫校で教師をしていますが、学校ではオンライン授業を活用しています。現在は学校は再開していますが、コロナを理由に学校に行けない生徒がいるため、学校再開の現在でも、選択制でオンライン授業を実施しています。クラスでは登校をしている生徒が半々、自宅でオンライン授業を受けている生徒が半々です。コロナを理由としていない生徒でもいろいろな理由でオンライン授業を受けている生徒もいますし、コロナを理由としている生徒も体育など、オンライン授業では難しい科目では登校している生徒もいます。生徒のライフスタイルに合わせたオンライン授業は、コロナが終息をしても、今後は増えていくと思います。(隆之介・25歳・中学高校教師)

 

不要派メンバーからの反論です。

>ぼくのところはオンライン授業はやっていません!コロナもそうですが、他の病気や不登校を理由にオンライン授業をやってほしい生徒がいますが、その生徒たちはわがままですよね!(雄太郎)

>経済的理由でオンライン授業を受けたくても受けれない人たちが多くいます!!そのことを考えてほしいです!!(名保美)

>オンライン授業でネットでのトラブルも多いです。ネット上の問題も問題視しなければならないと思いますが。(伊智子)

>体育などの実習系の授業は難しいと思います。(悠太)

 

引き続き、不要派メンバーからのプレゼンです。

>ぼくの学校ではオンライン授業はなく、普通に授業を実施しています。ぼくはオンライン授業はいらないです!理由は友達と会えなくなるのが嫌だし、ずっと家の中にいるとストレスが溜まってしまいます。普通に学校があったほうがいいです。(雄太郎)

>私はオンライン授業は大反対です!!理由はネットができる家庭が少ないです。特に貧困家庭や母子家庭では経済的理由でパソコンやタブレットさえない家庭が多く、スマホも親しか持っていない家庭もいます。そうじゃない家庭でも学校ではネットの授業はやっていないので、ネットをまともに使えない家庭もいます。オンライン授業をやるなら、貧困家庭やひとり親家庭を対象に、パソコンやタブレットの無料支給を国や自治体が負担し、通信費も負担してもらいたいです!!そして、学校側もオンライン授業に必要な道具一式を教育委員会が負担していただきたいです!!それらをしないなら、オンライン授業はやめてほしいです!!(名保美)

>私は私立に通っていますが、休校中ではオンライン授業がありました。しかし、ネット環境の悪化でリモートがつながりにくい時間が多く、オンライン授業が受けたくても受けれない状態が続きました。また、Wi-Fiルーターがなかったら、通信費がかかってしまい、思わぬ出費がかさんでしまいます。オンライン授業は便利な反面、通信のトラブルのリスクがあるので、よく考えてやったほうがいいと思います。(伊智子)

>オレが通う大学ではオンライン授業を実施しています。しかし、オレは看護師の勉強をしているので、実習の授業が必ずあります。大学では理系や芸術系、医療系、食品系の学部では実習や実験があるため、大学に行かなければ授業を受けれないのと、一般教養でも体育の授業はあるので、オンライン授業では限界があります。普通の講義ではオンライン授業は可能ですが、実習や実験の場合は普通の授業をやるべきだと思います。(悠太)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私が住むケニアではオンライン授業はやっていません。私立ではオンライン授業をやっているところがありますが、公立では学校の設備が整っていないのと、家庭でパソコンを持っているところが少ないので、オンライン授業は難しいです。ただでさえ教育や医療体制が整っていないのに。(ウナ・17歳)

>わしは地元の公立中学で教師をしていますが、オンライン授業はやっていません。教育委員会が実施しないですし、学校の方でも動画の機材もないし、ネットに精通している教師がいないです。オンライン授業を希望している生徒や保護者が多いですが、学校側はそんな余裕はないです。(一重・30歳・中学教師)

 

必要派メンバーからの反論です。

>学校、特に公立では遅れているように思います。オンライン授業を実施してもらわないと、病気や不登校など、学ぶ機会を失ってしまいます。(良平)

>コロナの第3波が起こる恐れがあるので、すべての学校を休校にして、オンライン授業を実施すべきです!!学校よりも人の命の方が優先です!!(綺香)

不登校の生徒はずっと学校に行けないまま終わってしまいます!!公立でもオンライン授業を実施してほしいです!!あと、生活が苦しい生徒の家庭に対する通信機器と通信費の支援もしてほしいです。(信平)

>私は文学系の学部なので、実習はありませんが、体育の授業は必ずあります。体育は出席日数が足りなかったら単位がもらえないので、コロナ禍での授業は体育はオンラインではできないです。(綾加)

 

以上で終了です。ここでぼくがジャッジをします。

結論は…オンライン授業は必要!!ただし、経済的支援や実習・実験のある授業の対応をしてもらいたいです。

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オンライン授業は多くの大学や私立学校では実施しており、一部の塾や予備校でも実施しています。しかし、公立では実施しているところは少なく、学ぶ機会が失われます。

特に経済的理由で通信機器がない家庭は自治体が負担し、通信費も自治体負担をして、誰でもオンライン授業が受けれるようにしてもらいたいです。

オンライン授業は大学の講義や小学校から高校までの5教科(小学校では4教科)では可能ですが、体育などの副教科や大学の実験・実習では難しいです。主要教科はオンライン授業、副教科では登校しての授業と、幅広い選択をすべきです。

 

今日はチャットジャッジ・第80回目、「オンライン授業は必要?不要?」をお送りしました。

 

*参考リンク*

大学のオンライン授業実施率は97%、導入時期は4-5月が多数(ReseEd):https://reseed.resemom.jp/article/2020/07/17/473.html

オンライン授業とは?メリットと導入の注意点、おすすめツールを紹介(テレワークナビ):https://www.nice2meet.us/how-online-courses-can-change-education

公立小中、進まぬオンライン授業 保護者に危機感「学びや社会とつながる場を」(朝日新聞EduA):https://www.asahi.com/edua/article/13341991

休校でわかった小中高オンライン学習の弱点 オンライン化の遅れは圧倒的なインフラ不足(東洋経済education×ICT):https://toyokeizai.net/articles/-/362009

第46回 格差が生じるオンライン授業(教育とICTonline):https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/08/28/00031/071300050/

日本のオンライン教育があまりにもお粗末な訳(東洋経済ONLINE):https://toyokeizai.net/articles/-/362527

休校中のオンライン教育 保護者の収入や学歴で格差(朝日新聞):https://www.asahi.com/articles/ASN9L6J2LN9KUTIL03S.html

学校で「オンライン授業」が始まるもトラブル報告相次ぐ--Classiはアクセス集中でエラーに(clnet Japan):https://japan.cnet.com/article/35153569/

 

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