こんにちは！翔祐（25歳・看護師）です。
今週のおしゃべりカフェは「新型コロナ」・第11弾です。
今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。
メンバーはぼく・翔祐、善彬先生（32歳・内科医）、祐太郎（24歳・理学療法士）です。
～ここからはオンラインチャットによる会話です～
翔祐「今日は東京・愛知・長崎からそれぞれの勤務先の休憩室・医局からリモートでお送りします。ランチはすでにすましてきました。今日のテーマは「新型コロナ」で、今回は医療従事者3人でお送りします。ぼくですが、都内にある「慶明大学附属病院」で看護師をしています。」
善彬「私は長崎の総合病院で循環器内科の医師をしています。」
祐太郎「ぼくは愛知の整形外科クリニックで理学療法士をしています。」
翔祐「ありがとうございます！さて、今回は新型コロナウイルスで我々医療従事者が大変な目に遭っています。うちの病院でも新型コロナで一部の部署のスタッフが新型コロナの治療を行っています。善彬先生のところでは新型コロナの治療はしていますか？」
善彬「私のところはベッド数が大きな病院ではありませんので、コロナ患者は受け入れていませんが、5月ごろにイタリアの船の船員がコロナに感染して、一部の患者がうちの病院に搬送されたんです。もちろん、新型コロナの治療経験がありませんので、他の病院の医師との連携で、コロナの治療を行ったそうです。」
祐太郎「「ダイヤモンド・プリンセス」じゃないですよね。」
善彬「違います。全く違く船で、この時は本当に大変でした。長崎は東京に比べて医療体制が不十分なので、多くの新型コロナ患者が出たら本当に医療崩壊が起こります。」
翔祐「うちの病院もすでに医療崩壊が起こっていますよ。神奈川の姉妹病院と連携して、コロナ患者の治療とトリアージを行っています。東京はすでに100人前後の患者が出ているので、本当に大変です。ぼくは消化器外科の病棟の所属ですが、自分の仕事と並行してコロナ患者のトリアージをしています。」
祐太郎「毎日ですか？」
翔祐「いえ、週に1回ですね。他の病棟や外来、オペ室（手術室）の医師と看護師が交代でやっていますね。新型コロナの治療は救命と呼吸器内科、感染症専門の医師と救命とICU、HCUの看護師が担当しています。」
祐太郎「毎日コロナ患者と付き合わなければならないんだったら本当に大変だわ。」
善彬「コロナに感染した医療従事者はいたの？」
翔祐「うちの病院ではいないですね。ただ、他の病院では院内感染でコロナに感染した医療従事者がいました。」
祐太郎「よその病院ではいましたね。うちは整形外科のクリニックなので、コロナ患者が来ることはありませんが、新型コロナ感染防止のため、クリニックの看護師と理学療法士、医療事務と協力して、それぞれの診察室やリハビリテーション室、事務室などの消毒を毎日しています。」
翔祐「毎日やっているの？」
祐太郎「はい。コロナ前も消毒はやっていましたが、今回は必要以上にやっていますね。整形外科はいろいろな年代の患者が来ますが、一番多いのが高齢者なので、そこはすごく気を使います。」
翔祐「うちも自分の部署の部屋や患者の空きベッドなどの消毒は毎日やっていますが、病院全体の消毒は業者に依頼をしています。」
善彬「うちも業者に依頼をしていますね。コロナで家に帰れない時はありますか？」
翔祐「ぼくは毎日ですね。実家は千葉で、いつもなら自宅から1時間かけて通勤しますが、今回のコロナで、家族に感染させたら困るから、メンバーで、先輩なんですが同い年の和弥（25歳・看護師）の家に居候をしています。衣類などは実家から送ってくれましたね。」
祐太郎「ぼくはいつものように実家ですね。知り合いの理学療法士は地元の総合病院に勤務していますが、コロナ患者が搬送されているため、近くのアパートを借りて住んでいるそうです。もともとは実家に住んでいたので、家族がコロナに感染されたら困るから、家から出て行ってくれって言われて…。」
翔祐「うちの病院でもいますよ。コロナが怖くて他の家族から追い出された医療従事者がいます。」
善彬「妻や子どもがいる家庭では夫は事実上の単身赴任状態ですよ。家にも帰れずに、医局や他の医療従事者の家に居候したり。」
翔祐「うちの病院もいます！家族に会えない上司もいますから。」
祐太郎「あと、どこかへ出かけたりしますか？」
善彬「コロナ前は旅行に行ってたけど、今は行けないね。毎日家と病院の往復だけで。」
翔祐「和弥と交代で近くのスーパーで食材を買ったりするくらい。他は仕事以外ではどこにも行っていない。」
祐太郎「ぼくは用事でコンビニやDVDレンタル店などに行くくらいですね。あとはスーパーやドラッグストアですね。」
翔祐「やっぱり旅行はNGですよね。一日でも早く元の状態に戻って、実家に帰りたいです。」
（左から善彬、翔祐、祐太郎）
次回は3人の女性看護師メンバーがコロナの状況について語ります。どんなお話になるのでしょうか？
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