＊＊＊出演＊＊＊
和樹（小5）
克実（高3）
健二（中2）
達希（高1）
（一言）
日本で新型コロナが発生してからちょうど1年になりました。
この新型コロナで、学校ではいろいろなことがありました。
最初に発生した第1波は、当時の安倍首相が会見で、全国の小学校から高校までの学校が一斉休校となり、学校がすべて休校になりました。その影響で幼稚園や大学も休校になり、学校には生徒や学生が姿を現さなくなりました。公立学校では一部地域を除き、プリント学習や各教科の予習・復習が中心で、教師からのフォローは何もありませんでした。働いている親では小学生までの子どもは学童保育に預けなければならず、親の仕事に悪影響を及ぼし、仕事を休まなければならない事態になり、虐待の被害に遭った子どもが多くいました。私立学校と大学では海外と同じオンライン授業を行っており、授業の遅れは全く問題なく、安心して勉強に取り組めました。大学では現在でもオンライン授業を継続しています。また、塾や予備校、家庭教師でもオンライン授業を実施し、公立の生徒も塾や予備校のオンライン授業を利用していました。その反対に、夏まで開催予定の中学・高校・大学の大会が中止になり、高校野球の夏の大会は「交流戦」という形で試合が実施することになりました。
夏に発生した第2波は、大学以外の学校が分散登校やオンライン授業の選択制などで学校が再開し、7月には完全に再開しました。しかし、学校が完全に再開したことで、学校でも感染者が増加し、クラスター感染が発生したところもあります。第1波の時の学校休校の影響で夏休みが減ってしまい、ひどいところでは1週間しか夏休みがなかったところもあります。
そして現在発生している第3波は、コロナの感染力が非常に強く、第1波よりも感染者が増加し、亡くなった方も増加しました。これを受け、東京などの一部の都府県では緊急事態宣言が発令しましたが、学校の休校はありませんでした。休校がない学校では無理して学校に行かなければならないため、給食は早く食べるよう要求され、寒い冬でもエアコンやストーブがない教室で30人以上の生徒と過ごさなければならず、3密になります。窓を開けると寒く、手を洗うのも大変な状況。結果、学校クラスターが小学校から高校まで発生し、多くの生徒や教師が感染しました。その反対に一部の私立学校ではオンライン授業が再開し、公立と私立の格差がますます広がっています。受験もいつも通り実施し、一部の大学や私立学校ではオンライン入試や書類選考が実施していますが、多くの学校では学校や大学まで来て入試を受けなければなりません。
公立は私立に出遅れ、日本は海外にますます出遅れ、海外からは笑われる存在になっています。もう少し子どもの意見を聞いてほしいです！！子どもはみんなコロナが怖いから、オンライン授業を受けたい！！（和樹）
（他のみんなから一言）
＞ぼくはコロナに感染しました。学校でのクラスター感染です。ぼくがコロナに感染し、姉（麻衣・高3）もコロナに感染しました。姉の学校はオンライン授業でしたが、ぼくの学校は休校は一切なく、毎日学校に通わなければなりません。一部の生徒はコロナが怖くて不登校になっている人がいます。（健太・小5）
＞公立でも一部の地域ではオンライン授業との選択制のところがあります。何でオンライン授業やらないんでしょうか？ますます私立や海外との格差が生じます。（ゆず・くま・♀2歳）
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