*前回の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2021/03/25/180000
~前回の続きです~
理(高2)「クミン(くま・♂3歳)、出て来いよ!」
クミン「…。」
チャイナ(くま・♂3歳)「何で代表を辞めることになったん?ま~辞めるんだったらオレが代わっていいけど。」
クミン「…。」
香奈(中2)「やっぱり、コロナがあったから!?」
真知子(中1)「ウチの家族のせいだよ。お母さん(則子・37歳・メーカー勤務)が「梅の実」を辞めると言ったから、こんなことになったんだ。」
彩果(23歳・看護師)「いえ、ウチのせいで「梅の実」をめちゃくちゃにしたから。」
亜沙美(26歳・看護師)「そうね。あなたは迷惑をかけたからね。」
彩佳(25歳・飲食店アルバイト)「亜沙美さんのところの病院だって迷惑をかけたじゃないですか!!第1波の時の院内感染もそうですけど、同じチームの尚古さん(33歳・看護師)が第3波のコロナに感染して、職場を休んだじゃないですか!!」
亜沙美「それは…。」
尚古「あれはね、つい出来心なの。幸い家族には感染していなかったし。家事は主人(新悟・34歳・メーカー勤務)がやってくれたしね。」
賢一郎(25歳・メーカー勤務)「あなたが感染しても、周りの職場が迷惑するんですよ!!」
彩佳「しかもさ、コロナ感染前に友達と旅行に行ったじゃないですか!!しかも「GO TOトラベル」を使って!!尚古さんだけでなく、友達も感染しちゃったしね。」
尚古「何でそんなこと言うの!?」
瞳実(25歳・看護師)「あんたさ、うちの病院では邪魔者扱いなんだよ!!うちの病院で院内感染があってからは勝手に有給使って休むし、こっちは仕事が忙しいのに、自分は勝手に休みを取って旅行。しかも、旅行後に感染。ざまあだわ!!」
環奈(22歳・看護師)「ホント尚古さんって、仕事ができない割には好き勝手なことしてばっかり。ホントに仕事が嫌なら、とっとと辞めて専業主婦になりなさいよ!!」
尚古「は!?あんたたちだって仕事ができないのに、エラソーに言うんじゃないよ!!この白豚が!!」
環奈「何ですって!!」
利音(23歳・看護師)「まあまあ、落ち着いてくださいよ。ぼくもコロナに感染したんだし、お互い様ですよ。」
環奈「尚古さんも嫌いだけど、ウチは亜沙美さんが大嫌い!!いくら最年少で認定看護師を取得したからといって、マジで上から目線だし、医者や年上の看護師に対しても、ため口だしね。」
早貴(27歳・看護師)「私も思った。亜沙美は私よりも年下なのに、私らに対してもため口で話すのはちょっと気分が悪い!!」
真唯子(27歳・看護師)「私も。自分は仕事ができるからと、できない人間を見下しているしね。」
彩佳「あとさ、ガイドラインを作る際も亜沙美さんが口出しして、STAY HOME厳守しろって言った。でもさ、ウチらのようなサービス業は自宅で仕事がしたくてもできないんだよ!!」
賢一郎「大手の会社みたいに、テレワークなんてできないんだよ!!ぼくのような中小企業で働いている人間は毎日会社に出ないといけない。ぼくもコロナに感染して、2週間も会社を休んだ。それで会社から冷たい目で見られた。」
青田(34歳・商社勤務)「私もコロナに感染した。大手企業に勤めているのに、保健所からPCR検査を何度も断られた。会社に復帰後は上司からの命令で、係長から主任に降格され、同僚からは冷たい目で見られた。」
井上(41歳・信用金庫勤務)「私は青田の感染で、私と則子が濃厚接触者に認定され、会社に復帰後は職場でいじめを受けている。」
香奈「井上と真知子のお母さんが仲良く歩いているところを早憂(中2)が勝手に写メを撮ってSNSでアップしたもんね。」
早憂「ウチは青田たちにいじめられて、仕返しをしたくてSNSにアップした。青田や井上らが困った様子で超快感だった!!マジでこいつら死ねって思うわ!!!」
水蓮(ポニー・♀2歳)「いくら嫌な人間がいるからって、やっていいことと悪いことがあるでしょ?」
尋之(高2)「お前のせいでチーム全体の活動禁止処分を受けて、チャットもできなかったんだよ!!お前こそマジで死ねや!!」
史香(中2)「尋之先輩、そんな言い方はないじゃないですか!?」
尋之「何で?早憂こそ、「梅の実」をめちゃくちゃにした張本人だぞ!!こいつはマジで脱退してほしい!!」
早憂「だったら辞めてやるよ!!こんなところ入るんじゃなかった!!」
史香「早憂、それはやめて!!」
唯奈(中1)「ウチは韓国が嫌いなんで、韓国人のメンバーがいる「梅の実」を辞めたい!!」
麻理(中1)「あんたは親が韓国嫌いのネトウヨに惑わされているだけだよ!!いい加減に目を覚まして!!」
マイネル(くま・♂2歳)「韓国や中国が嫌いなやつらって、本当の歴史や情報を学ばないんだよね。いつもネトウヨの情報ばかりに惑わされているし。」
賢一郎「ネトウヨといえば、青田や井上、健四郎さん(44歳・公務員)&峰子先生(43歳・中学高校教師)、そして則子さんだよね。こいつらのせいで今の「梅の実」をめちゃくちゃにした。こいつらはマジで辞めろや!!」
ゆり(小6)「そうだよね!!こいつらのせいで「梅の実」をめちゃくちゃにした!!青田たちが辞めないんなら、ウチが「梅の実」を辞める!!」
有香(16歳)「クリスティーナさん(24歳)もコロナパーティーを開いたせいで活動禁止にさせられて、「梅の実」を辞めたいと言っている。海外でも「梅の実」のガイドラインに不満を持っていて、マスク着用を嫌がっている人たちは「梅の実」を辞めたいと言っている。」
雪絵(高1)「だったら辞めたいやつだけ辞めれば。邪魔者の人間はいなくなった方がせいせいするし。」
マイネル「てか、お前何様?」
尋之「こいつの方が脱退すべきじゃない?あーいうやつが無関心で無責任だしね。」
雪絵「ウチはそんな人間じゃないんですけど!誰かさんと違って!!」
マイネル「何を言ってるんじゃ!!この糞女が!!」
環奈「亜沙美さんみたいに人を見下しているよね!!」
亜沙美「みんなやめて!!私はそんなこと言っていない!!こんな状況なのに、STAY HOMEを厳守しないこと自体がおかしいじゃないの!?」
明(高2)「ていうか、オレら、学校があるんですけど。オンライン授業はできないですから。」
水蓮「一部の公立進学校か私立、大学でしかできない特権だよね。オンライン授業は。」
ゆり「医療従事者に手紙を強制的に出そうとしているよね。あれマジでムカつくんですけど!!」
亜沙美「あれは都が勝手に要請したの。私は子どもたちの手紙なんてほしいとは思っていないし。」
メンバー全員「!””#$%&’…(みんなで好き勝手に文句を言う)」
クミン「もうみんなやめて!!」
理「クミン!!」
クミン「なんでみんなケンカするの?1つのウイルスのためにみんながバラバラになる…こんなことだったら、代表を本当に辞める!!」
沙由美(中2)「クミンの言うとおりだよ!!なんでみんな一致団結しないの!?」
拓矢(40歳・IT関連会社勤務)「もういい加減に目を覚ますべきだ!!「梅の実」をあそこまでぐちゃぐちゃにしたのは、ガイドラインを一切守らず、好き勝手にやっている大人たちだ!!クミンには責任はない!!大人たちは未知のウイルスから子どもを守り、子どもを支えていく立場。それをなんだよ!!旅行だの、合コンだの、不倫だの、子どもの声を無視して、好き勝手にやってるようじゃ、子どもたちはつらい目に遭ってしまう。」
ピグモ(カバ・♂4歳)「子どもたちは我々大人たちを見ているのですよ!!いい加減に立場をわきまえてください!!アドバイザーと副アドバイザーは子どもを指導する立場で、大人も指導をする立場。それができないようじゃ、役職を辞めてもらいます!!今、新型コロナで疲れているのはわかっている。こういう時こそ、みんなが力を合わせて一致団結する時じゃないんですか!?」
クミン「もう言っても無駄だよ。大人たちも。子どもたちも。もう「梅の実学園」は3月末をもって「解散」します!!!」
理「解散…。」
沙由美「そんな…。」
メンバー全員「…。」
「ちょっと待った!!」
青田「誰だ!!」
「私たち、「梅の実学園アンダークラブ」です!!」
尋之「アンダークラブ!?」
アンダーA「あ~技術のメンバーたちのおかげでやっとこちらにたどり着けることができた。」
アンダーB「正規メンバーはチャットやオンラインチャットに入れるのに、オレらアンダークラブは入れなかったからね。」
アンダーD「ここの大人たちはちょっとカスだね。1つのウイルスのために翻弄されて、めちゃくちゃになってるじゃん。」
アンダーC「彩果さんでしたっけ。私の父があなたのお父様に相談して、退職を撤回し、同僚のみなさんの謹慎も撤回しましたわ。」
彩果「うそだ…。」
巧都(23歳・看護師)「ホントだ!!雛乃(23歳・看護師)たちの謹慎処分が撤回されたって、うちの母親(徳子・54歳・看護師)が言った。あと、彩果の退職も撤回したそうだ。」
彩果「うそ…。」
雛乃「ウチら、仕事を続けていいんだ…。」
雪絵「ひょっとして、美百合(高1)!?」
アンダーC「はい。私がアンダークラブメンバーの美百合です。」
水蓮「知ってるの!?」
雪絵「ウチと同じ高校の同級生で、父親がうちの学校のPTA会長で国会議員をやっている。古山さんよりも、彩果さんのお父様よりもずっと上の立場の政治家なの。」
尋之「マジで!?」
井上「この女子高生の父親、我々の高校・大学の先輩だ!!」
青田「え!?マジか!!」
沙由美「他の3人は誰なの!?」
アンダーA「ウチはアンダークラブメンバーの綾(高2)です。」
絵里(高2)「え?綾!?」
アンダーB「オレはアンダークラブメンバーのシャムロック(パピヨン・♂2歳)です。」
マイネル「お前かよ!!」
隼人(高3)「知り合いか?」
マイネル「オレと同じ学校の同級生で、しかも学級委員をやっている優等生だ!!」
アンダーD「私はアンダークラブメンバーの映二(31歳・メーカー勤務)です。」
尊志(24歳・メーカー勤務)「この人、ぼくと同じ会社の先輩ですよ!!部署は違いますが。」
水蓮「じゃあ、この人たち知り合いってこと!?」
クミン「一体何しに来たの?」
綾「「梅の実学園」の本隊が新型コロナでバラバラになり、解散危機になったと知ったので、どうせ「梅の実学園」を辞める人がいるんなら、ウチらを「梅の実学園」に入れてほしい!!」
メンバー全員「は!?」
エム(ねこ・♀2歳)「アンダークラブメンバーって何人いるの!?」
綾「ざっくり4800人です!!」
理「え!?マジで!?オレらと同じ人数じゃん!!」
和樹(小5)「そう簡単に「梅の実」に入ることはできないよ。一応審査があるし。」
沙紀(中2)「「梅の実学園アンダークラブ」ってウチらの「下っ端」でしょ?そんな下っ端の人らに「梅の実」には入ってほしくない!」
均(高1)「お前ら勝手にオンラインチャットに入るんじゃねーよ!!」
映二「それはうちの技術メンバーがやったことなんで、こっちに言われても。」
シャムロック「てかさ、「梅の実」を辞めるやつらがいるのに、さっさと辞めないわけ?「みんな大事な友達~」ってなわけ?コロナで一致団結もできないやつらに、「梅の実」のメンバーになる資格はないわ!!」
正宗(とら・♂2歳)「アホか!!何を言うてんねんお前は!!」
和樹「こっちだって、一致団結できてるよ!!」
美百合「まともな感染対策もできていない割には一部のメンバーは旅行や合コンに不倫ですからね~。話になりませんわ!」
尚古「何ですって!!」
青田「おい!お前ら邪魔する気か!!」
綾「別に邪魔しているわけではないけど。」
優太(中1)「そこにいること自体が邪魔なんだけど。」
拳矢(高2)「そうだよ!!部外者は引っ込んでろよ!!」
綾「じゃあ、聞きますけど、PCR検査、団体割引でやっていますか?」
真唯子「東京と関東、北日本はうちの病院のPCRセンターでやっているけど。1人2万円で。」
春華(中1)「うちのパパ(遼・45歳・内科医)のクリニックのPCR検査を東海・関西・南日本のメンバー対象でやっています。同じく1人2万円で。」
有香「海外はそれぞれの国のやり方があるので、国ごとでやっています。」
映二「そんなんじゃ価格が高くて検査受けれないでしょ?ウチらアンダークラブは独自で製薬会社がPCR検査を行い、週に1回PCR検査を実施しているんだ。自分たちだけでなく、家族も。検査費用は1回1,000円。家族割で1人500円引きとなっている。1ヶ月で1人4,000円で済むんだ。しかも送料無料!!沖縄などの離島や海外は別途送料が必要になるけど。」
健(高1)「てか、通販のCM?」
桃代(高1)「ウチらよりも安くやっているなんて…。何でこんな価格が実現したんですか?」
綾「ウチらも第1波、第2波のコロナの感染者が出て、それで第1波のコロナに感染した福岡の整形外科医のメンバーが「何とか安くPCR検査をやってほしい」と訴えて、他のメンバーたちも同じ意見で、それで製薬会社に勤めている検査技師のメンバーと相談して、全国・全世界で手軽にPCR検査を受けれるよう、自宅に郵送ができて、簡単に検体を採取できる検査キットを開発して、価格も通常よりも安いコストに抑えたんだ。その結果、第3波のコロナに感染したメンバーはゼロ!安心して仕事ができて、安心して勉強に取り組むことができたんだ。」
武尊(中1)「それだったら、何で教えてくれなかったの?こっちはコロナ感染の疑いがあっても、検査費用が高くて受けられなかったんだ。」
梨佳(中1)「それに比べてウチらは第3波のコロナ感染者が出た。ウチらとは歴然の差だよ。」
シャムロック「それはあんたたちがオレらにチャットやオンラインチャットを開放してもらわなかったからじゃない?チャットやオンラインチャットができないんだったら、こっちはこちらに情報を送ることができないんだけど。」
クミン「ゴメン。セキュリティーの関係で正規メンバーしか入ることができないんだ。」
理「ていうか、何でうちのオンラインチャットに入ったわけ?」
綾「IT関連の会社に勤めているメンバーたちがメンテナンス作業をして、やっとオンラインチャットに入れるようにしてもらったんだ。今回は代表してこの4人が乱入したけど、他のメンバーたちも入れるようにしたんだ。」
フェンネル(アビシニアン・♂6歳)「確かアンダークラブメンバーの中にうちの会社の従業員がいたような。」
彗太(23歳・IT関連会社勤務)「2~3人はいたと思う!その中の1人はうちの部署の主任だ!!」
水蓮「同じ会社の従業員にアンダークラブメンバーがいるんなら、情報は筒抜けだよ。」
綾「ねえ、脱退するんだったら、ウチらを入れてよ!!辞める人は辞めるんでしょ?」
ゆり「あんたたちのような部外者が入るんだったら、ウチは辞めない!!」
彩果「ウチも。」
早憂「ウチも。青田たちは嫌いだけど、訳の分からない部外者が「梅の実」に入るんだったら、ウチは残るよ。」
史香「早憂!」
メンバーたち「私も!」「ぼくも!」「オレも!」
クミン「みんな…。さっき解散するって言ったけど、「梅の実学園」の解散は撤回します!!」
メンバーたち「やったーーー!!!!」
クミン「悪いけど、アンダークラブメンバーには「梅の実」の正規メンバーにはできない!!まだ研修の段階なのに、勝手に入ってもらっては困る!!」
映二「じゃあ、このメンバーだけで感染者ゼロはできますか?」
美百合「絶対に無理じゃない?みんながいがみ合っているようじゃ。」
シャムロック「次もまた同じことするよ。本当に勉強をしないやつらばっか!!」
マイネル「何だと!!さっきから言ってることがムカつくわ!!」
エム「ウチらをバカにするのは失礼だわ!!」
晃作(高1)「お前ら下っ端のくせに生意気なんだよ!!」
秀明(高1)「そうだよ!!」
あやか(中1)「あんたたちさ、ウチらをバカにしないで!!」
綾「じゃあ、ウチらアンダークラブメンバーと勝負しようよ。ウチらに勝ったらウチらは正規メンバーには入らない。もし負けたらウチらを正規メンバーとして入れること。」
シャムロック「できる?…オレらに勝負する勇気あんのか!!!」
理「ああ、してやるよ!!お前らには絶対に負けない!!」
青田「こんな生意気な小僧に「梅の実」を乗っ取られてたまるか!!」
ララ(ねずみ・♀2歳)「あたしも同じ!!「梅の実」はあたしらのもの!!あんたたちに乗っ取られるのはゴメンだわ!!」
正宗「正々堂々と勝負しようやないか!!」
こうして、「梅の実学園」VS「梅の実学園アンダークラブ」の壮絶な戦いが始まった。
「梅の実学園アンダークラブ」という、新たな刺客が「梅の実」を乗っ取ろうとしている。絶対に負けてたまるものか!!
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