*前回の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2021/08/03/140000
こんばんは。可夏子(37歳・保育士)です。
学校での新型コロナのクラスター感染で、夫(典明・38歳・スーパー勤務)がコロナの重症化で入院。上の子(礼紋・小3)がコロナの後遺症で入院。私自身もコロナの後遺症で苦しんでいる。
それでも仕事をしないといけない。夫の入院費はベッド代だけで、公費負担なのは大きいが、上の子のコロナ後遺症の入院費は費用が掛かる。通院費なら子ども医療助成で無料だが、うちの地域では入院費は対象外。コロナの治療とコロナの後遺症の治療では費用が大きく違う。生活がかかっているので、本当につらい。
ある日、うちの職場で大事件が起こった。
職場を退勤しようとしたときに、園長の准子先生(53歳・保育士)に呼び出された。
准子「ちょっといいかしら。」
可夏子「はい。」
園長室の中へ。
准子「あなた、明日から来なくていいから。」
可夏子「え!?何でですか!?」
准子「あなたのこと、職場では評判が悪いんですよ!!保護者から「あの保育士をやめさせてほしい」って言われているんです。」
可夏子「私は何にもしていないですが…。」
准子「じゃあ、これは何!?」
園長が差し出したのは週刊誌の記事!!
内容は「小学校のクラスター感染の犯人は2人のきょうだいのわがままを許し、旅行に行かせた保育士の母親」という題で、うちの同僚や子どもたち(礼紋&來夢・小1)が通う学校の保護者からの証言をもとに記事が書かれた。
確かに小学校ではマスコミの取材が入り、他の子どもたちがおびえて混乱となった。まさかこれが記事になるとは…。
准子「すぐに退職願を提出するように。こちらでは自主退職とするから。」
可夏子「そんな…。」
やがてこの週刊誌の記事は小学校の間に広がり、近所からバッシングされた。
「梅の実」でもメンバー全員に広がった。
そして、代表のクミン(くま・♂3歳)からメールが来た。
>今回の「西小学校」のクラスター感染で多くの感染者を増やし、1人の保護者の方を死亡させたとして、西町チームメンバーの可夏子さん一家は無期限の活動停止処分とし、所属する西町チームに対し、無期限のチーム活動禁止処分とします!!(クミン)
今回の小学校のクラスター感染で、私たち家族が無期限の活動停止処分となり、所属する西町チームのメンバー全員に対しても、2度目の無期限のチーム活動禁止処分となった。
今回の感染で私たちだけでなく、周りのみんなを傷つけ、「梅の実」を傷つけてしまった。
「梅の実」メンバーでも私たち家族に対するバッシングが起こった。
ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!