チャイナ(くま・♂3歳)だ。
先日の「西小学校」のクラスター感染で大事件が起こり、可夏子先生(37歳・保育士)一家が無期限の活動禁止処分を受け、西町チームメンバーたちも無期限のチーム活動禁止処分を受けた。チームでは2度目だ。
コロナの事件は西町チームだけでなく、「梅の実」全体でも大打撃を受けた。
メンバーたちのコロナ感染騒動で小さな会社や店のスポンサーが相次いで撤退し、「梅の実」の運営が厳しくなっている。
そして、恐れていたことが起こった。
クミン(くま・♂3歳)「もしもし。」
佐藤(52歳・メーカー勤務)「あ、佐藤です。ちょっといいですか?」
クミン「はい。」
佐藤「あの、ちょっと残念なお知らせなんですが。」
クミン「何ですか?」
佐藤「「梅の実」のスポンサーを撤退していただきたい。」
クミン「え…!?」
佐藤「私も長いこと「梅の実」にいるので、このままスポンサーを続けたいのはやまやまなんですが、会社の上の人間がそんな危ない団体のスポンサーはやめるべきだと言われて…。」
クミン「そんな…。「川原重工業」さんには「梅の実」を本当に助けてくれて、本当に感謝しているのに、何で…。」
佐藤「やっぱり、コロナの感染者がいる団体には関わりたくないって、上の人間が言われているので…本当に申し訳ない!!」
クミン「…。」
と、クミンは言葉が出なかった。
「梅の実」の大筆頭スポンサーの「川原重工業」がスポンサーを撤退することが決まった。
このほか、「三井電機」や「松本電器産業」なども相次いでスポンサーを撤退しているので、これでスポンサーとして残っているのは「こばと学園」だけだ。
理由はコロナ禍の経営悪化がほとんどだが、相次ぐメンバーたちのコロナ感染の不祥事で、企業も店も「梅の実」を信用できなくなった。
一部のメンバーの感染と不祥事で、「梅の実」がまた崩壊し、運営が厳しくなった。
その裏では「梅の実」を敵対するもう1つのグループの影がひそめていることをオレらは知る由もなかった。
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