＊＊＊出演＊＊＊
和樹（小5）
茉奈（小5）
優太（中1）
ジェームス（17歳）
（一言）
6月から子どものコロナワクチン接種が世界で本格化となりました。
すでに一部の国では16歳～18歳の子どもの接種も行われていますが、本格的な接種はファイザーワクチンが12歳～15歳に解禁になってからです。
海外ではアメリカを中心に、カナダ、ヨーロッパなどでファイザーワクチンの接種が開始され、8月にはモデルナワクチンも12歳以上に解禁となりました。
日本では中高生を中心としたワクチン接種が開始され、まずはがんや心臓病などの基礎疾患のある子ども、知的障がいや精神疾患、発達障がいがある子どもから優先的に接種され、その次が健康な中高生の順に接種されます。
中高生のワクチン接種会場は大人と同様に、ファイザーワクチンの場合は自治体の接種会場またはかかりつけの医療機関で、モデルナワクチンの場合は一部自治体の大規模接種会場で行われます。職域接種の選択肢もありますが、芸能活動をしている中高生に限られ、しかも職域接種自体が受付を一時停止しており、職域接種はないと思います。中学や高校での学校の集団接種を表明していた自治体がありましたが、周囲の反対もあり、学校での集団接種は行っていません。
しかし、小学生以下の子どもはワクチンを受けることができません！！
小学生でワクチンを受けれるのは12歳になった小6のみ。多くの小学生はワクチンを受けることができません。現在、ファイザーワクチン、モデルナワクチンともに12歳未満の治験が開始され、安全性が確認されれば解禁となりますが、まだそこまでのメドが立っていないため、ギリギリ年内か年明けになる可能性が高いです。それまでは親や中学生以上のきょうだいがワクチン接種を受けて、小学生以下の子どもをコロナから守らなければなりません。中国の一部のメーカーのワクチンが18歳以上から3歳以上に引き下げとなりましたが、中国のワクチンは主に中国や東南アジア、南米などで使われるので、日本で中国のワクチンを使うことはありません。
日本でのワクチンは年明け以降はジョンソンエンドジョンソン、ノババックス（日本では武田薬品が製造・販売予定）、塩野義製薬が使われる予定で、ジョンソンエンドジョンソンはウイルスベクターワクチンですが、1回接種だけなのが魅力です。ノババックスと塩野義製薬は他のワクチンで実用化された組み換えたんぱくワクチンで、副反応が予測しやすいため、ファイザーワクチンやモデルナワクチンに抵抗がある子どもには受けやすいと思います。いずれのワクチンも18歳以上が対象なので、18歳未満の子どもが使えるのはだいぶ先となります。ファイザーワクチンでもデルタ株に対応したワクチンを開発していますし、モデルナワクチンでも今使っているワクチンの半分の量で変異株に対応ができ、女性や子どもも安心して使えるワクチンを開発しているので、新しいワクチンが登場したり、従来のワクチンのラインナップも増えていきます。
一日でも早く新型コロナが終息するには、ワクチンは必須となります。18歳未満の子ども全員が誰でも安心して受けれるワクチンが登場することを望んでいます。（和樹）
（他のみんなから一言）
＞ぼくはかかりつけの大学病院でファイザーワクチンを受けました。ぼくは心臓病の既往歴があるため、コロナに感染すると重症化しやすいため、お母さん（あずみ・38歳・公務員）には反対されたけど、お父さん（靖彦・39歳・メーカー勤務）が賛成してくれたので、お父さんの付き添いで早速受けました。まだ1回目ですが、思ってた以上の副反応はありませんでした。2回目の方が副反応が強いと聞きましたが、無事に接種が終わるよう、がんばりたいと思います。（優太）
＞ウチはまだワクチンを受けていませんが、今のファイザーやモデルナのワクチンは受けないです。来年以降は国産ワクチンが登場すると思うので、それを待ちたいと思います。（クロエ・ダックス・♀3歳）
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