梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

若者だけが一番の味方

こんばんは。沙由美(中2)です。

「梅の実」の造反組の3グループのメンバー・元メンバーが全員除名処分となり、もう2度とウチらの前から戻ることはなくなった。

残ったのは子どもメンバーと20代の若者メンバーだけ。30代以上の大人メンバーは拓矢さん(40歳・IT関連会社勤務)など、ごく一部。

これからどうしたらいいのだろう?

 

香奈(中2)の呼びかけで、子どもメンバーでリモートで集まることになった。

 

~ここからはオンラインチャットによる会話です~

沙由美「みんなは「梅の実」を辞めるの?」

マドレーヌ(ぶた・♀3歳)「私たちは続ける。お父さん(チャーシュー・ぶた・♂11歳)は「お母さん(ダンゴ・ぶた・♀10歳)は「梅の実」のメンバーではなくなったけど、裏ではお前らを守る。」って言ってくれたから、会費はそのまま払うことにした。」

山司(中1)「うちはお母さん(千栄子・40歳・スーパーパート)が家を出ていった。これからは3人で生活すると思う。」

美帆(中3)「空港チームも副志さん(32歳・トラック運転手)がまた不祥事を起こしたから、お父さんの鉄造さん(57歳・運送会社経営)一家が責任をとって「梅の実」を辞めることになったそうよ。」

理(高2)「家族のメンバーのほとんどが辞めてしまったよな。」

香奈「そもそも子どもと大人は相性が悪いって。」

秀明(高1)「大人の都合のいいときは変に優しいのに、都合が悪いときは自分の理想とする子ども像を押し付けたり、こっちが意見を言おうとしたら聞く耳も持たずで、挙句の果てには「黙れ!!」だもんな。」

恵梨奈(中1)「マスクとかがそうじゃない?こっちは感染対策のために自分からマスクをしているのに、「子どもにマスクはかわいそう」と無理やり外そうとしている大人が多い。」

マドレーヌ「うちのお母さんもそうだった!ワクチンだけでなく、マスクも外せって言われた。」

拳矢(高2)「そんな親は虐待じゃない?普通なら子どもを守るために感染対策をしているのに、やっていることが全く逆だし。」

明(高2)「「梅の実」は信頼できる大人がいないってことだよ。」

全員「…。」

裕一(大学2年)「そんなことはないじゃないかな?」

全員「え?」

裕一「あいつらは子どものことは一切無視の自分勝手なやつらばかりだ。大人たちだけで勝手にやって、子どもの姿が見えてないよ。」

初(大学4年)「あんな糞連中がいなくなっても、オレらがいる。大学生や若手社会人はお前らの味方だ。」

亜沙美(26歳・看護師)「私は夫(友晴・31歳・製薬会社勤務)の2人暮らしで、子どもがいないから、夫婦だけで気楽に過ごしているわ。子どもを持っている方が周りが見えなくなるしね。」

裕一「これからどうなるかわからないけど、ぼくらだけでやっていこう!」

沙由美「みなさん…。」

 

やっぱり若者だけが一番の味方だ。

 

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