*前回の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2023/01/28/210000
晴奈(高2)です。
お母さん(理緒子・42歳・学芸員)のせいで、妹の美歩がコロナに感染し、その後容体が急変して亡くなった。13歳の若さだった。
妹が亡くなってから1週間後にお母さんが帰ってきた。妹の遺骨を持って。
日向生(45歳・新聞社勤務)「大丈夫か?」
理緒子「…。」
お母さんが妹の遺骨を床に置き、自分も床にへたって泣きだした。
日向生「ちょっと休もうか。」
”バシッ!!!”
理緒子「何するの!?」
晴奈「あんたのせいで美歩が殺されたんだ!!美歩を返して!!」
理緒子「何言ってるの…。美歩を私の実家に帰省させたのがよかったの。」
晴奈「あんたが美歩を連れて実家に帰省したせいで、美歩が殺されたの!!」
理緒子「お母さんのせいにしないで!!」
裕馬(中3)「じゃあ、何で美歩を帰省させたの?意図的にコロナに感染して殺したんじゃない?」
日向生「お前ら、いい加減にしろ!!」
晴奈「じゃあ、お父さんはこいつの味方なの!?」
日向生「それは…。」
晴奈「こいつは美歩を殺したんだ!!顔も見たくもない!!出ていけ!!!!」
裕馬「姉ちゃん…。」
私は妹の遺骨を抱きかかえて泣いた。
お母さんは自分の部屋に閉じこもった。
このあとは妹の葬儀があるため、しばらくは学校を休んだが、終わってからは私とお母さんは対立した。
妹がコロナで亡くなったことで、「梅の実」メンバーにも広がり、また子どもと大人の対立が始まった。
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