***出演***
ケイ子(58歳・介護ヘルパー)
幾久子(29歳・介護福祉士)
(一言)
私は大阪府内の介護施設でヘルパーをしています。仕事は在宅介護で、施設に預けることができずに、在宅介護を余儀なくされている家庭の方の介護や身の回りの家事をしています。
ホームヘルパーは別名:訪問介護員、介護ヘルパーとも言います。ホームヘルパーは1級と2級があり、2級は介護の仕事をしている人およびその予定者を対象に、所定の講習を受けて、修了後に修了証が授与されます。年齢別では高校生から高齢者まで幅広い年齢層の方たちが講習を受けています。1級は2級の取得者が対象です。
就職先は介護施設が中心です。介護施設は特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービスセンター、在宅介護施設など。正社員で働いている人もいれば、パート・アルバイトで働いている人もいます。私自身はパート雇用で、自分が出勤できる時間で働いています。
ホームヘルパーの問題って言うか、介護福祉士との区別があいまいですね…。
ホームヘルパーは誰でもできる「認定資格」ですが、介護福祉士は国が認定された「国家資格」です。介護福祉士は大学や短大、専門学校の介護福祉士養成課程を修了すると試験なしで取得できます。高校の福祉科は卒業後に国家試験を受験、福祉関係の学校に行っていない人は3年以上の実務経験を経て、国家試験を受験します。
しかし、仕事の内容はホームヘルパーも介護福祉士もやることは同じで、給料もパートやアルバイトのヘルパーでは時給が安いですが、正社員のヘルパーと介護福祉士はそんなに変わりません。
ホームヘルパーも介護福祉士も、高齢化社会の影響で、人材が不足しており、どこの施設でも人手が足りずに、長時間労働を余儀なくされます。介護福祉士とホームヘルパーのいずれかの資格を持たない職員もおり、大きな問題が起こっています。
*介護福祉士についてはこちら!→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2014/08/03/140000
ホームヘルパーは高齢化社会の今は需要がある仕事。親や配偶者の介護の経験からそのままホームヘルパーに転職した人もいます。資格を持っていると、一生涯できる仕事なので、介護の仕事を目指している方はがんばってください。(ケイ子)
(他のみんなからひと言)
>私は岡山県内の介護施設で介護ヘルパーをしています。介護分野は若い方から中高年の方まで幅広い年齢の人が働ける仕事なので、家族が介護になってもとても役立ちます。(ダイヤ・ねこ・♀12歳)
>ぼくは青森県内の公立高校に通っています。学科は介護福祉科で、卒業と同時に国家試験に合格をして、介護福祉士としての仕事につくことになります。ぼくは亡くなったおばあちゃんの介護をしているお母さんの姿を見て、介護福祉士を目指しています。ちなみにお母さんはおばあちゃんの介護経験を活かして、ホームヘルパー2級を取得し、在宅介護の施設に転職しました。(剛啓・高1)
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