梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

どんな資格を持ってる?(その5)

こんにちは!遼太(22歳・飲食店アルバイト)です。

今週のおしゃべりカフェは「資格」・第5弾です。

今日は飲食店関連の仕事をしている3人と一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはオレ・遼太、伸男さん(26歳・料理人)、勝弥さん(30歳・和菓子職人)です。

 

遼太「今日は関西のご当地グルメを紹介したいと思います。今日は勝弥さんが紹介してくれるそうなので、お願いします。」

勝弥「わかりました。ぼくが住む奈良のご当地グルメといえば、「そうめん」です。そうめんは兵庫でも某そうめんがありますが、奈良は「三輪そうめん」が奈良のそうめんのブランドです。今回はにゅうめんにしましたので、みなさんどうぞ。」

3人「いただきます。」

伸男「ん!おいしいです!実家の千葉でもそうめんを食べますが、のどごしがすごくいいですね。」

遼太「家では兵庫の某そうめんを食べますが、三輪そうめんは初めてです!いつもは冷たいそうめんですが、温かいそうめんもいいですね。うまいです!」

勝弥「ありがとうございます!」

遼太「やっぱり、おいし~(*^。^*)」

 

~そうめんを食べ終わったところで、本題です~

伸男「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思いますが、今回はぼくが住む京都の宇治茶です。」

遼太「うまいですね~。」

勝弥「やっぱりお茶は京都の宇治茶ですね~。ホッとします。」

遼太「さて、今日のお題は「資格」です。この3人は飲食店での仕事をしています。オレはカフェのホールスタッフをしていますが、2人は何の仕事をしていますか?」

伸男「ぼくは京都府内の料亭で料理人をしています。」

勝弥「ぼくは奈良県内の和菓子店で和菓子職人をしています。」

遼太「ありがとうございます!まずは伸男さんに聞きます。料理人になろうとしたきっかけはありますか?」

伸男「うちの父親(政男・51歳・料理人)が実家の千葉の料亭で主人兼料理人をしていて、父親の仕事を見て、ぼくもなりたいと思いました。高校を卒業後に大阪の調理師専門学校に進学し、卒業後に今の料亭で修業をしています。店は和食と寿司がメインです。ちなみに1番目の弟(茂男・20歳・料理人)もぼくと同じ調理師専門学校を卒業して、東京の和食店で修業をしています。いずれは実家の千葉に戻って、父親の跡を継ぐのが夢です。」

勝弥「いいですね。父親の店や会社を継ぐ人ってなかなかいないですからね。」

遼太「親の跡を継ぐ人っていないんですか?」

伸男「昔はいたんですけど、今は子どもや親の価値観の多様化で跡を継ぐ人は少なくなっていますね。都会では顕著です。田舎とかはまだ跡継ぎ制度が残っていますが。」

遼太「そうなんですか。あと、調理師は専門学校でないとダメなんですか?」

伸男「中卒以上で飲食店の調理経験が2年以上であれば、国家試験を受けることができますが、やっぱり調理の専門学校に進学した方が近道です。専門学校を卒業すると同時にそのまま調理師免許が取得できますから。」

遼太「そうなんですか?全然知りませんでした。オレは高校卒業後に大学には進学せずに、今の店でアルバイトをしています。仕事は主にホールをしていますが、たまにドリンクを作ったり、調理を手伝ったりしています。」

伸男「遼太くんの仕事ぶりを見ていないのでわかりませんが、手伝い的なものでは国家試験の受験資格は難しいかな~?」

勝弥「調理補助を専門にしていたら別なんですが。」

遼太「そうですよね。うちの店でも調理補助のスタッフがいますが、フードからスイーツまで何でもこなしていますから。」

伸男「調理師の国家試験の受験資格がなくても、「食品衛生責任者」の資格を取得すれば、飲食店を開くことができますよ。食品衛生責任者都道府県の講習を受けて、試験を受けて合格すると取得することができます。」

遼太「ありがとうございます!少し考えてみます。次は勝弥さん。和菓子職人になろうとしたきっかけはありますか?」

勝弥「家は伸男さんのような飲食店の家庭ではありませんが、中学生の時に職場体験学習があって、受け入れ先の会社が和菓子店だったんです。体験学習では販売の仕事がほとんどですが、和菓子の調理場の見学もあって、職人たちが器用に和菓子を作っていたんです。販売のショーケースでは見た目も美しい生菓子に一目ぼれをして、それで和菓子職人を目指すようになったんです。」

伸男「ぼくも中学生の時に職場体験学習がありました。受け入れ先の店はやっぱり和食店でしたね。」

遼太「オレもありましたが、今の仕事とはかけ離れた会社でしたね。特にやりたいこともなかったですし、高校でもやりたいことがなかったですからね。周りは大学進学が多かったですが、自分だけ大学にも進学しなかったですから。」

伸男「ぼくの学校でもいましたよ。経済的理由で大学に行けなかったり、特にやりたいことがなくて、大学に進学しなかった人など、さまざまですからね。ぼく自身は県内の私立高校を卒業しましたが、本命の公立高校が調理師のコースのある学校だったんですが、落ちてしまって、滑り止めだった私立に進学しました。卒業した私立高校は普通科でしたからね。」

遼太「オレは公立高校を卒業しましたが、普通の普通科でしたからね。周りは大学進学が多いですが、進学校でもないですし。」

勝弥「ぼくも公立高校を卒業しました。進学校でもない中の下の学校でした。ところで、調理師の学科やコースのある高校って、調理師免許が取れるんですか?」

伸男「ぼくが受験した千葉の公立高校では、「現代生活科」という学科があって、その中に調理師のコースがあるんです。調理系の学科やコースの高校でも卒業と同時に調理師免許を取得することができます。千葉の別の私立高校でも、調理師のコースがあるんですよ。」

遼太「オレが卒業した高校ではないですが、府内の別の公立高校に「調理科」があって、ここでは卒業と同時に調理師免許が取得できます。私立では「千里学園」が調理のコースがありますが、そこでは調理実習とかはありますが、調理師免許は取得できなくて、調理師の専門学校に進学するだけですね。」

勝弥「ぼくが住む奈良では調理科とかはなかったですね。中学卒業して、調理師になるには調理の高等専修学校に行く人はいますが、そこを行かずに、高校で調理を学ぶんでしたらお得感はありますね。」

遼太「高校の学科もいろいろありますね~。そうだ。勝弥さんは高校卒業後は和菓子店に就職したんですか?あと、和菓子職人になる資格とかはありますか?」

勝弥「高校卒業後は大阪の製菓専門学校に進学しました。和菓子職人になるには製菓衛生師を取得しないとダメなんです。パティシェやパン職人でも同じで、お菓子やパンを学ぶんでしたら、製菓専門学校に進学したほうが近道です。調理師と同様に、中卒から2年以上の調理経験があれば国家試験を受けることができますが、働きながら勉強する時間とかはないので、専門学校進学が一番です。」

伸男「やっぱりそうですよね。和菓子もスイーツもパンも製菓衛生師を取得したほうが有利ですからね。専門学校卒業後は今の和菓子店に就職したんですか?」

勝弥「そうです。まだまだ修行の身ですが、就職してから10年たって、担当する商品も任されるようになりました。将来は自分の店を持つことが夢です。」

遼太「2人ともすごいです!オレも今のバイト先でがんばっていますが、そこで夢を見つけつつあります。将来は調理の仕事に挑戦したくて、今回お2人に質問をしました。」

勝弥「専門学校に進学が一番の近道だけど、ホールから調理補助に変更はできると思うので、できたら調理補助から始めるのも手だと思います。調理補助は基本的に調理師免許も製菓衛生師免許も必要はないので、未経験からでも始めることができます。あと、調理や製菓の専門学校は夜間でも学べるので、働きながら進学するのもアリだと思います。」

伸男「専門学校は意外と学費が高いし、アルバイトでは難しいと思うので、親に頼んでもいいと思います。専門学校は高卒だけでなく、大卒や社会人の方もいますので、急ぐ必要もないと思います。学ぶのは年齢は関係ありませんからね。大変だけど、がんばってね!」

遼太「ありがとうございます!親と相談して決めたいと思います。お2人とも、今日はありがとうございましたm(__)m」

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(左から伸男、遼太、勝弥)

 

調理系の専門学校進学、親と相談して考えよう。

 

尚、このシリーズは続編があります。次は誰が登場するのでしょうか?

 

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