***出演***
真代(38歳・フードコーディネーター)
(一言)
私は北海道を拠点に活動するフードコーディネーターです。仕事は地元の食品メーカーでのレシピ開発や自宅のキッチンを借りて料理教室を主宰しています。ちなみに取引先の食品メーカーの一つの乳業メーカーには私の主人(敏也・40歳・メーカー勤務)が働いています。
フードコーディネーターになるには特に資格や年齢は関係ありません。料理が好きであれば誰でもなれる仕事です。一番の近道は大学や短大、専門学校で食物や栄養、調理を学び、食品メーカーや飲食店に就職をするか先輩のフードコーディネーターのもとに弟子入りをします。会社や店舗の場合は商品開発の仕事をしたり、店舗の接客や調理を経験をします。先輩のフードコーディネーターのもとに弟子入りをした場合は一通り経験を積んでから独立をします。個人のフードコーディネーターではレシピ本等の撮影やテーブルセッティングなどさまざまです。資格としては調理師や栄養士(管理栄養士)といった国家資格を持つと有利です。フードコーディネーターの資格(2、3級)もありますが、それを取ったからといって、仕事の知識としては役立ちますが、資格は持った方がいいとは限りません。
フードコーディネーターの問題としては個人で仕事をする場合は自分で営業をしなければならないです。フードコーディネーターは東京などの都心部では多く活躍していますが、地方ではそれに携わっている方が少なく、師匠を探すのに苦労をしますし、いてもすぐにはアシスタントとして雇ってくれません。個人のフードコーディネーターは個人事業主ですので、確定申告は必須ですし、料理だけでなく、人とのコミュニケーションや料理に対する情熱を持っている人でないと続かないです。やっとアシスタントとして雇ってもらっても、高い給料は保障されません。アシスタントをしながら他のアルバイトを掛け持ちでやっている方もいます。
会社や店舗で雇用されるフードコーディネーターの場合はやはりコミュニケーション能力は必須。従業員やお客さんとのコミュニケーションができないと難しいです。採用は経験者を優先するところが多いですし、自分が希望している仕事とはかけ離れた仕事もしなければなりません。
いろいろ大変なことがありますが、料理が好きで、食べることが好きな方はおすすめの仕事です。フードコーディネーターを目指している方はがんばってください。(真代)
(他のみんなからひと言)
>私は佳美先生(43歳・フードコーディネーター)のもとでアシスタントをしています。仕事は先生の仕事の補佐が中心。地元でフードコーディネーターをやっている方が少なく、今の先生を見つけるのに苦労しました。先生のもとで経験を積み、いずれは独立していきたいです。(玲華・24歳・フードコーディネーター)
>ウチは料理が好きなので、料理に関係した仕事を目指しています。お家で料理をする家庭が少なくなっているので、多くの人に料理を作る喜びを教えていきたいです。(絵麻・高1)
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