ちぃ~す。圭佑(37歳・民宿経営)です。
今日はオレの思い出の恩師について話したいと思います。
オレは今は亡き父親が経営していた民宿を引き継ぎ、民宿の運営をしています。夏場は海の家もあわせて運営しています。
そんな順風満帆な生活をしていますが、中高生時代はそんなんではなかったです。
小学生の時は普通でしたが、中学生になってからひどく荒れました。
中1までは普通だったものの、中2でいじめに遭い、学校に行かなくなりました。気が付くと、深夜の街を徘徊し、親に金をせびれ、家庭内暴力までしました。
中3になるとさらにひどくなり、学校へ行くのもたまに行くくらい。中学卒業したら就職する予定でしたが、親と当時の担任は高校へ行けって言われ、私立の2次試験で地元の私立高校に進学。
高校でも荒れまくり、暴走族に加入。バイクを乗りながら学校中を荒れ、窓ガラスを打ち破り、たばこも平気で吸っていました。酒も飲んでいました。家でも家庭内暴力をくり返していました。父親とけんかをし、母親(ひさ子・66歳)に当たったりしました。
学校で問題を起こしたことが原因で、高1で退学処分。その後は暴走族仲間と遊んでいました。ある日、バイクで事故を起こし、けがはなかったものの、目をつけていた警察に捕まり、事情聴収されました。
連絡してかけつけた母親がやってきて、母親は警察官たちに謝罪をしました。
あとで釈放されましたが、オレは母親を責めましたが、母親は何も言わず、一緒に家に帰りました。
そして、家の前には中学時代の担任がやってきて、いきなり殴られました。
担任が「お前何をやってんだ!!親や学校に迷惑ばっかりかけて、ちょっとは反省しろ!!」って言われた時はムカつき、担任とケンカしましたが、そこで、母親に殴られました。
母親は「もう悪い人たちとは足を洗って!!まじめになってほしいの。あんたがつらいことを聞いてあげられなくてホントにごめんよ。」と言われた時は涙が出ました。
担任は「今からでも遅くない。暴走族の連中とは身を引き、まじめに働け!もう1度高校をやり直してもいい。お前が変わらなければ何も変わらないんだ!!」と、言われました。
このことでオレの気持ちは変わりました。
それから暴走族の連中とは身を引き、実家の民宿を手伝いました。数年前に父親が病気で倒れ、そのまま帰らぬ人になり、オレが民宿を継ぐことになりました。
のちに今の嫁(顕子・39歳・家業手伝い)と結婚し、息子(清四郎・小6)をもうけました。
オレが所属していた暴走族が解散し、仲間たちはみんな暴走族から身を引き、みんなまじめに働いています。仕事は飲食店の経営や建設作業員などが多いですが、中には会社の社長になった仲間もいます。解散した今でも暴走族仲間とはよく飲みに行きますし、仕事や家庭など、いろいろな悩みを相談し合ったりしています。さすがにバイクで荒らしまくったりはしませんが。
オレが変わったのは母親もそうですが、中学時代の担任がいたから、今があります。担任ですが、現在は数年前に最後に勤めた学校を定年退職し、悠々自適の生活をしています。
担任の約束通り、まじめに働き、家族を大事にしていきたいと思います。
というわけで、圭佑でした。
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