こんばんは。理(高2)です。
「梅の実」メンバーばかりを狙った「マスク警察」。その正体はあのグループだ。
アンダークラブ。「梅の実」のライバルグループだ。
オレはアンダークラブ全員を呼んで、マスク警察の正体を暴いてやる。
シャムロック(パピヨン・♂2歳)「何?話って?」
理「お前らだろ!!マスク警察の正体は!!」
綾(高2)「どういう意味?」
明子(中3)「私たちはマスク警察の生徒たちにマスクをつけろって言われたの。」
美百合(高1)「それはマスクをつけない方が悪いんじゃない?」
アンダークラブメンバーたち「そうだよ!!」
明子「でも、マスクをしたら内申書に響くし。」
瑞喜(中1)「マスクをつけただけで内申書に響くとは思えないけど。」
シャムロック「内申書を気にするんだったら、高校受験なんてやめればいいのに。」
明子「私には行きたい高校があるの!内申書でダメだったら、どう責任取るつもり!?」
綾「だ・か・ら、たかがマスクで内申書は関係ないって!」
直人(中2)「夏場は暑いからマスクはつけたくない!」
「梅の実」メンバーたち「そうだよ!」
シャムロック「熱中症を理由にマスクを外すのは間違い!マスクを外しても熱中症は必ず起こる!!」
涼斗(高1)「現にコロナ前の時に熱中症で死んだ人がいるし。」
英渡(中2)「お前ら、ワクチン打ってないだろ!」
理「何でワクチンの話になるんだよ!」
沙由美(中2)「ワクチンはウチらは打っていない。高くて打てるわけない。」
明子「高齢者は数千円だけど、私らは1万数千円だよ。こんなの高くて打てないし。」
英渡「だったらマスクが必須なんだよ。ワクチンが打てなかったら、マスクなどの感染対策は必須だし。」
綾「うちらはワクチンも打っているしね。全額自己負担のところ、半分をアンダークラブ負担で、うちら個人は半額で打つことができた。」
尋之(高2)「おい!ワクチンまで自分たちでズルをしているんじゃんかよ!!」
明(高2)「きたねーぞ!!お前ら。」
綾「「梅の実」本隊にはそんな金あるの?」
理「確かにない…。」
明子「だったら何!?ワクチンではなく、私はマスクについて聞いているんだけど。」
祐子(小5)「マスクは雑品だってお母さんが言ってた。」
涼斗「確かにマスクは雑品だけど、マスクは感染を予防する効果があることが各地の研究で報告されているんだ。」
百合弥(中1)「日本でもマスクの研究をしており、不織布マスクとウレタンマスクを比較した実験では、不織布マスクの方がウイルスの侵入を防いでくれているんだ。」
(出典:「富岳」を用いたウイルス飛沫対策の研究(花王公式サイト))
明子「それがわかってても、マスクはしない!内申書に響いて、高校受験に失敗したら元も子もない。」
明子「大事!ウチは高校受験があるから、行きたい高校に行けなくなっちゃう。」
望絵(高1)「通信制高校もあるんだし、内申書にこだわる必要なんてないし。」
英渡「内申書に縛られるんだったら、中学受験の方がいいのに。受けなかったの?」
明子「私は受けなかった。そんなお金もない。」
沙由美「周りは中学受験する子はいたけど、ウチは受けなかった。中学受験は塾などでお金がかかるし、高校受験よりも難しい問題出るし。」
涼斗「それは考え方じゃない?中学受験なんて思っているほど難しい問題じゃないしね。」
美百合「私は中学受験の経験がないけど、父と同じ高校に行きたかったから、高校受験で進学校である今の学校に進学できた。内申書も気にせずに受けれたわ。」
雪絵(高1)「それはあんたの家が政治家の娘だからじゃないの?私は高校受験で今の学校に進学できたけど、中学受験は失敗してくやしい思いもした。」
理「中学受験や高校受験の問題じゃなくて、マスクについて聞いているんだけど。」
シャムロック「マスクは必要だよ。このコロナ禍は。」
直人「コロナはもう終わったよ。みんなマスクしてないし。」
綾「コロナは終わっていないよ。まだコロナの感染者が増えているし、コロナ後遺症の方もいるし。」
秀明(高1)「幸一(小5)きょうだいや舞奈(中2)、希さん(高2)などがコロナ後遺症に遭っているよ。それを思い出して。」
あやか(中1)「美歩がコロナで亡くなった事件も。」
水蓮(ポニー・♀2歳)「美歩の件は理緒子(42歳・学芸員)が殺したよね。」
尋之「幸一たちも親たちに殺されたようなもんだよ。」
明子「私はマスクよりも高校受験の方が大事!!あんたたちのやっているやり方が間違っているよ!!」
美百合「あなたの方が間違っているわ。コロナに感染したことがないからそんなことが言えるのよ。コロナはかぜではなく、全身に感染する恐ろしい病気よ!!」
明子「うそだ…。」
瑞喜「あんたがマスクをしていたら、そのマスク警察の連中なんて来ないし。」
理「そのマスク警察がお前らだって言っているだろうが!!」

アンダークラブメンバーたち「は!?」
綾「うちら何もやってないけど。」
シャムロック「ホント、本隊はバカな連中ばかりだわ。」
明子「もうマスクは個人の自由なんだし、マスクを強要するのはやめてほしい!!あんたらさ、二度と私の前に現れないで!!」
亜沙美(26歳・看護師)「何言っているの!!マスクはここでは義務化になっているわよ!!世間では個人の自由だって謳っているけど、うちはうちです!!学校であってもマスクはつけてもらいます!!」
「梅の実」メンバーたち「えーつ!!」
直人「夏の暑い日でもマスクをつけないといけないの!?」
亜沙美「当たり前です!!「梅の実」ではコロナで何人も被害者を出しているのかわかっているの!?それに学校がマスクをつけてないせいで、こっちにしわ寄せがきているのよ!!もう少し、私たち医療従事者のことを考えて!!」
綾「亜沙美さんの言う通り!本隊でマスク義務化になっているんなら、それに従うべき!!」
シャムロック「本隊もうちのように罰金制にすればいいのに。それなら違反者がなくなるのに。」
明子「何ですって!!人をおちょくらないで!!」
理「罰金なんて、簡単にはできないぞ!!お前らだろ!!マスク警察は!!」
(アンダークラブ全員が去った)
明「あ!!逃げやがった!!」
明子「許せない…。アンダークラブ…。」
マスク警察の正体はアンダークラブのはずなのに、途中で消えてしまった。
マスクの件はお互いかみ合わずに終わってしまった。
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