梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

学園祭(6日目・愛知)

こんにちは!百合香(中2)です。

学園祭・6日目、今日は愛知の学園祭の模様をお送りします。

 

場所は名古屋城周辺の公園。愛知開催ではいつものところです。

 

模擬店では東海支部10チーム・地域、海外支部のグルメを披露しました。ウチが所属する愛知金鯱チームでは「みそかつ丼」です。みそかつは普通のとんかつに特製みそだれをかけたもの。このみそかつにご飯をのせたボリューミーな名古屋めしです。

2日目になって、早くも完売が相次ぎ、トップは静岡グリーンチームの「富士宮焼きそば」、その次が三重の「とんてき丼」、愛知ペガサスチームの「冷やしきしめん」の順でした。海外では韓国の「ダッカルビ」、フランスの「ガレット」などを披露しました。

f:id:umenomi-gakuen:20180629153135j:plain

静岡グリーンチームの焼きそばは、東町メンバーの梨絵(小5)が買ったのが最後の1個で、メンバーたちが完売御礼の喜びのポーズ。

ちなみに愛知金鯱チームの「みそかつ丼」はわずか3個が売れ残りました…(T_T) 残りの3個は一部の男子メンバーたちがいただきました。

 

展示は写真部や手芸部などの展示のほか、茶道部のお茶会もあり、とても和みました。

f:id:umenomi-gakuen:20180629153432j:plain

 

そして、2日目の今日はミニライブです!

東海支部自体は芸能会メンバーたちがあまりいませんが、東京からますみさん(31歳・アーティスト)のライブに海外からは韓国俳優のビョンさん(36歳)とジウさん(24歳)らのトークライブで盛り上がりました。

f:id:umenomi-gakuen:20180629153456j:plain

 

会場には多くのお客さんと東京・北日本・関西・南日本の「梅の実」メンバーたちが集まりました。

 

ここで東海支部の「イチオシメンバー」を紹介します。

f:id:umenomi-gakuen:20180629153553j:plain

まずは甲信越グループから、静岡グリーンチーム所属の妃来里さん(ひらり・高2)きょうだいです。

左からお兄さんの泰輝さん(大学2年)、妃来里さん、弟の喜雄くん(中3)です。

泰輝さんは愛知にある「中京学園大学」に、妃来里さんは静岡の公立高校に、喜雄くんは静岡の公立中学にそれぞれ通っています。

3人に共通するのはスキーをやっています!3人ともクロスカントリースキーで、元スキー選手をしていたお父さんの影響を受けて、小さい頃からスキーをはじめました。お兄さんの泰輝さんは大学ではスキー部に入っており、大学や社会人の大会で優秀な成績を残し、今後の活躍が期待できる有能な若手選手です。妃来里さんは高校の大会で、喜雄くんは中学の大会でそれぞれ活躍しています。3人の夢はクロスカントリースキーで国際大会に出場すること、オリンピックに出ることが最大目標です。お兄さんの泰輝さんの話ではクロスカントリースキーは30歳を過ぎても現役で活躍している選手が多いので、息の長い活躍がしたいとのことです。

f:id:umenomi-gakuen:20180629154440j:plain

次は東海グループから、愛知金鯱チーム所属の綾介先生(48歳・中学教師)一家です。

前列右が綾介先生、奥さんの寛美さん(46歳・主婦)、後列は子どもたちで、左から長男の湊太先生(23歳・幼稚園教師)、長女の里穂さん(短大2年)、次男の孝輝くん(高2)です。

綾介先生は愛知の公立中学で教師をしています。担当は数学で、2年生の担任と部活のパソコン部の顧問をしています。勤務先の公立中学では生徒会の「校則改善委員会」の責任者として、生徒の要望に合った学校の校則を生徒とともに話し合い、実現化しています。その委員会を立ち上げた理由は?

>私自身、今の勤務先ではない地元の公立中学を卒業しました。愛知は全国的に学校の校則が非常に厳しい地域で、髪型や女子のスカート丈、持ち物まで事細かに教師が管理していました。当時問題になっていた「丸刈り強制」も愛知の公立中学では当たり前にありましたし、スパルタ教育も当たり前にありました。愛知は周辺に工場が多いため、ロボットのように言うことを聞く子どもを育成することが目的で、どの生徒も同じ服装や態度にしなければならなかったです。高校受験の内申書も大きく影響をしています。私自身も70年代、80年代の管理教育で育っていたので、3年間の中学校生活はホントに嫌でした。高校では進学校を卒業しましたが、進学校では比較的自由な校則でしたが、別の高校に進学した同級生はその高校の管理教育が非常に厳しかったと言っていました。しかし、そんな管理教育は社会人になってしまったとたんに通用せず、「指示待ち人間」の大人が増加していました。管理教育の影響でいじめや不登校が増加し、自殺をした生徒もいました。中学・高校時代まではおとなしくしていた子も、大人になり、父親・母親になり、自分の子どもが学校に行きだして、そこで何か問題が起こると教師に対する注文や一方的に怒鳴り込む「モンスターペアレント」を生み出しました。服装から学校生活まで事細かに管理する管理教育は何の意味もなく、生徒たちも大きな不満を持っていました。このままではいけないと思い、ちょうど今の学校に赴任して、学年主任になった時に当時の校長に学校の校則を生徒たちに作らせてみてはと直談判しました。しかし、当時の校長は一切認めてもらえず、翌年に今の校長が赴任した時にもう1度直談判したところ、快諾を得てくれました。私が責任者として、生徒会の2年生、3年生が中心となって、いろいろな校則を作り上げました。実現したものでは学校指定のカバンを廃止し、高価で派手なものではない自由なカバンに変わり、各教室に生徒専用のロッカーを設置し、宿題などがなく、この日必要でない教科書等はロッカーに入れて置いて帰れるようにしています。他にも給食や部活での規則なども大幅に改善しました。教師の労働の方でも雑務は事務職員に任せるなど、本業の仕事に集中することができるようになりました。生徒の校則も、教師の労働もまだまだ途上ではありますが、何のトラブルもない生徒が通いやすい学校に、教師が安心して仕事ができる学校づくりをしていきたいと思います。何も変わらなければ、一部の生徒は県内などの私立学校に流れてしまいます。公立中学も変わらなければいけない時が来ています。(綾介)

ウチ自身は中学から私立に通っていますが、小学校時代の同級生のほとんどが地元の公立中学に進学します。同級生の話では校則が非常に厳しく、言うことを聞かなければ内申書に響くぞって脅され、教師の顔を伺いながらいい子を演じているそうです。ウチはそれを避けて私立を選択しましたが、小学校や高校を含む公立学校が変わらなければ、一部の生徒は私立に流出してしまいかねません。

奥さんは専業主婦。教師をしている夫を支え、3人の子どもを育てています。

3人の子どもたちはともに成長。教師をしているお父さんの影響を受け、湊太先生は県内の私立幼稚園の教師として、園児たちに優しい先生を目指してがんばっています。里穂さんは「中京学園大学女子短大部」に進学し、幼稚園教師や保育士を目指して勉強をしています。孝輝くんは地元の公立高校に通っています。

 

他にも紹介したいメンバーもいますが、スペースの都合で省略します。

ここに写っていないメンバーたちも学園祭を楽しんでいましたね。

 

f:id:umenomi-gakuen:20180629165157j:plain

最後はみんなで記念撮影。まずは甲信越グループ。エジプトメンバーのローラ(スフィンクス・♀3歳)、韓国メンバーのチョル(17歳)といっしょに。

f:id:umenomi-gakuen:20180629165348j:plain

次は東海グループ。サモアメンバーのサビナ(16歳)、フランスメンバーのマイク(15歳)といっしょに。最後も笑顔で締めくくりました。

 

あっという間に愛知の学園祭が終了しました。

 

終了後はみんなで片付け。公園中をきれいにしましょう。

この後は一部メンバーを除き、全員で東京へ。学園祭も明日がラストとなります。

 

明日は東町の学園祭の模様をお送りします。

 

(つづく)

 

ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!

にほんブログ村 イラストブログ イラストエッセイへ
にほんブログ村

にほんブログ村 イラストブログ オリジナルイラストへ
にほんブログ村


エッセイ・随筆ランキング


イラストランキング