こんにちは。ヒロコ(28歳・染織家)です。
私は地元でフリーの染織家をしています。主に染色が中心ですが、織物も少々やっています。
作品は伝統的なものから、自分のオリジナルの技法で、幅広いものを作っています。
これはろうけつ染めをした布を額に飾りましたが、他にもタペストリーや服飾小物などいろいろ。
東京の芸術大学を卒業後、地元へ帰ってきて、有名な染織家の方の元へ修業をしました。師匠は作品作りには厳しいですが、いろいろ学ぶこともたくさんありました。
2年前にフリーとして出発。最初は大変でしたが、徐々に実績を積んで、やがてプロとして認められるようになりました。
私が住む石川では、伝統工芸が盛んです。
漆塗りが有名ですが、陶芸や染織など他の工芸作品も盛ん。
京都でも伝統工芸が盛んですね。こちらは染織や木工芸、仏具などが多いです。
「梅の実」メンバーでは、私以外に伝統工芸に携わっている方たちがいます。
島根に住む武司さん(46歳・陶芸家)と英司(23歳・ガラス職人)親子。
お父さんの武司さんはフリーの陶芸家、息子の英司は地元の工房に勤務するガラス職人としてがんばっていますよ。
伝統工芸に携わっている方の人口は、まだまだ少ないのが現状。作家さんの高齢化に伴い、跡取りがいない。ある伝統工芸をしている作家さんの中には、跡取りが出てこなくてにそのまま終わってしまう状況の方もいます。
伝統工芸の道に進みたいのに、その道に直結する情報が不足しているのもあります。大学や専門学校を卒業しても、プロの道に進むのはほんの一握り。多くが企業へ就職したり、フリーターを余儀なくされたり…。大学や自治体などのサポート体制も十分ではありません。
一日でも早く伝統工芸の道に進む若い方の輩出を望んでおります。
というわけで、ヒロコでした。
また明日。
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