梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

ママたちの女子会

こんにちは。哲子(39歳・主婦)です。

今日は「梅の実」ママメンバーの「女子会」です。

 

主婦たちは家事や仕事、子育てで大忙し。でも、たまには若い女子のようにワイワイ楽しみたい!!

そこで、「梅の実」のママメンバーだけで、女子会をすることになりました。

メンバーは子育てに手がかかる乳幼児や小学生だけの子どものママよりも、ある程度子どもに手がかからなくなった中高生の子どものいるママだけを集めました。

集まったメンバーは30代後半から40代前半のアラフォー女子ばかり。

メンバーは夏美さん(37歳・メーカー勤務)、実加子さん(37歳・メーカー勤務)、敬子さん(37歳・主婦)、留里さん(38歳・メーカー勤務)、あずみさん(38歳・公務員)、フェアリーさん(プードル・♀8歳)、輝美さん(43歳・銀行員)、範子さん(43歳・翻訳家)、アイビーさん(レッサーパンダ・♀9歳)、そして私です。

いずれも全員またはどちらか一方が中高生の子どもを持つママ。私と敬子さん以外はフルタイムで働いています。

 

場所は留里さんの家にて。

この日は土曜日なので、仕事をしているメンバーは全員休み。

みんなからのリクエストで、イタリアンのお料理でおうち女子会です。

主婦なので料理はみんなで分担して行います。

病院の管理栄養士をしているフェアリーさん、料理の関係の仕事はしていないけど、メンバー随一の料理ヲタク(?)の留里さんらがメインに動いて作ります。

あっという間に料理の完成~。

ブルスケッタにパスタ、サラダ、メインのお肉…と、とても豪華!

デザートには留里さんが前日に作ったパンナコッタが冷蔵庫に冷やしてあります。

お酒はワイン通の輝美さんがイタリア産の赤ワインを持ってきました。他にも冷蔵庫にはビールやチューハイも置いてあります。お酒が飲めないメンバーにはお茶もスタンバイ。

 

全員「カンパ~イ♪」

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と、それぞれの飲み物を飲みながら、手作りの料理に舌鼓。

哲子「おいし~!なんか久々。こんなにおいしいイタリアン食べたの。」

アイビー「お酒も久しぶりです。家ではあまり飲まないから。」

夏美「そうですね~。こんなに豪華な料理、うちの家ではあまりしないですね。簡単なものですませているから。」

アイビー「うちの家では私の家族とあずみさんの家族が集まって、時々ホームパーティーをしますよ。場所はどちらかの家を借り切って、お互いの子どもたちのリクエストでご飯を食べたりしています。」

あずみ「そうそう。私たち、お隣同士なんです!」

実加子「そうなんだ!うらやましい~。うちは親しいご近所がいないから、ぜんぜんやらないや。」

敬子「私と実加子さん、夏美さん、留里さんは同じ地域に住んでいるのに、あまり話をしていないんですよ~。私の息子(真一・中1)と実加子さんの娘さん(尚子・中1)とは同級生なんですけどね。」

実加子「そういえばそうですよね。中学は別々だけど、小学校は同じ学校だった!」

範子「そうなんですか!!私の息子(克麻・中1)も同い年。」

あずみ「うちの息子(優太・中1)もです。自分の子どもと同級生の子って結構いるんですね~。」

夏美「うちも下の娘(雪香・小6)と留里さんの娘さん(奈央佳・小6)と同じ年なんです。あと、上の娘(春果・高2)と範子さんの娘さん(知代・17歳)とも同じ年で。」

範子「そうですね。でも、うちの娘はベルギーに単身留学中で、現地の学校が長期の休みの日に家に帰ってきますが。」

哲子「ベルギーですか!?娘さんご自身でですか?」

範子「そうです。最初は私も主人(克明・46歳・造船会社勤務)も反対していましたが、本人の決心が固くて。娘が中3のときに一緒に留学の準備をして、中学卒業と同時に留学しました。私は日本の高校に進学してほしかったのですが、その結果、現地の子どもたちとなじんで、勉強も語学もマスターしていましたね。私に似てきたのかなって。」

留里「すごい!うちの子どもたちではなかなかできない。」

 

「ただいま~。」

と、話しているうちに留里さんの息子さんの宗宏くん(高1)が帰ってきました。

留里「あ、おかえり。ご飯は冷蔵庫においてあるから。」

宗宏「あの…誰ですか?」

留里「「梅の実」のママ友達。今、女子会をしているの。」

全員「こんにちは~。」

宗宏「こんにちは~。母がいつもお世話になってます。」

留里「…何?」

宗宏「ママ、これから友達んちへ遊びに行くんだ。今お金がないから、おこづかいちょうだい。」

留里「こないだバイト代もらったばかりでしょ?」

宗宏「まだバイト代もらってないよ。15日が給料日だから。」

留里「…んもう、しょうがないな~。いくら?」

…としばらくは留里さんと宗宏くんの会話が続いた。宗宏くんが自分の部屋に入ったところで、女子会再開!

 

話は子どものことで盛り上がった。

夏美「留里さんの息子さん、何のバイトをやっているの?」

留里「飲食店ですね。近くの居酒屋で調理補助をしているんです。時給はそんなに高くはないんですが。」

輝美「うちの上の娘(裕香・高1)は地元の学習塾の事務をしています。時給は安いですが、仕事の合間に子どもたちと話をしたりして、すごく楽しいって言ってましたね。」

アイビー「うちの上の息子(タイム・レッサーパンダ・♂3歳)も週に2~3日、地元のスーパーでバイトをしています。仕事は青果売り場の陳列。これ以外にたまに私の仕事を手伝ったりしています。」

夏美「上の娘は高2ですが、バイトはしてないです。まじめな子なので、彼氏もいないんです。反対に下の娘は小学生ですが、彼氏(真生・小6)ができて、すでにデートをしたんです!」

フェアリー「彼氏ですか!?うちの娘(メープル・プードル・♀2歳)はまだいないですよ~。」

実加子「うちの娘も。女子校なので、恋愛禁止っていうのもあるし、娘自身もまじめだしね~。」

敬子「うちの息子は男子校なので、恋愛は禁止です。息子自身も彼女はいないしね。」

夏美「上の娘も女子校。中学から入学したんだけど、高校生になってから、彼氏がほしいって嘆いていましたね~。共学にすればよかったのに~。」

哲子「私も上の娘(蘭子・高3)は私立の女子校です。しかも神奈川なんですよ。中学は地元の学校を卒業しましたが。」

輝美「うちの娘たちは私立の共学校です。上の娘は「同志館」で、下の娘(蘭香・中2)は「慶明大附属」です。どちらも彼氏の話はないですね~。」

あずみ「うちの息子も私立の共学校に通っていますが、実は第1志望が「慶明」だったんですよ。でも、入試で落ちちゃって~。第2志望だった今の学校に合格したんですが、結果的にはよかったと思っています。息子の通院先の大学病院からも近いし、主人(靖彦・39歳・メーカー勤務)の会社も近いので、学校の最寄り駅まで親子で一緒に通学しています。学校も息子の病気のことについていろいろと理解してくれて、若干の配慮もありますが、特別扱いもせずに、普通に友達とも先生とも仲良く付き合っています。」

夏美「息子さんって、何か大きな病気をしたんですか?」

あずみ「先天性の心臓の病気で、小4の時に手術を受けました。今は元気になって普通の生活ができますが、治っても感染症や病気の再発がまれに起こる可能性もあるので、月1回の定期検診が欠かせません。完治後5年以降になっても何も問題がなかったら、徐々に検診の回数を減らしてくれるそうです。息子も自分の病気のことを知っています。当初は気が弱くて、治療を嫌がる泣き虫だったのですが、今は精神的に強くなって、しっかり者の優しい子に成長しました。病気のことで、息子はマイナスに落ち込むより、前向きに自分と向き合っていきたいし、まだ病気で苦しんでいる人たちの力になりたいって話してくれました。今は主人といっしょに病気や健康のことについて親子でよく話し合ったりします。」

フェアリー「すばらしい息子さんですね。なんか涙が出てきちゃった…。」

哲子「たくさんの苦労があったからこそ、子どもが成長できたんだと思います。よくここまでがんばりましたね。」

あずみ「…ありがとうございます。いろいろなことがいっぱいあるけど、親子ともに気長にがんばっていきたいです…。話は少し戻して受験のことですが、私自身は地元の公立中学を希望していましたが、主人が私立進学を勧めたんです。後でわかった話なんですが、職場の同僚の子どもさんが、息子が通う予定だった公立中学に進学したんですが、そこの中学が荒れてて、授業にも集中できないくらいひどい学校だったそうで、内心私立を選んでよかった~って思ってます。」

留里「あるある。私立に進学したり、地元の公立が学校選択制じゃなかったら、自動的にその学校に進学させられるんだよね~。」

敬子「うちの息子も第2志望合格でした。結果的にはよかったって思っています。ちなみに第1志望は「開布」でした。偏差値が合格ラインぎりぎりだったんですけど、落ちちゃいました。私はショックを受けましたが、主人(祐一・38歳・パイロット)は全然気にしていませんでしたけどね(^_^;) 私らが住む中央町では学校選択制だったので、荒れてる学校に決まったら、同じように嫌ですね。ちなみに学校は別々なんですが、うちの息子とあずみさんの息子さんとは大の仲良しで、時々遊びに行ったりしていますね。」

夏美「うちの下の娘も、留里さんの娘さんと時々遊んでいますね。下の娘も中学進学は私立を希望しています。公立だけは嫌ですからね。」

実加子「私も~。地元にある「梅実中学」だけは行かせたくなかったですね。いじめがあって荒れてるってうわさがあるし。」

哲子「うちの上の娘は地元の「ベイサイド中学」を卒業しました。学校はのびのびとしてて、いじめや学級崩壊なんてありませんでしたよ。私立でもいじめは多いしね。」

アイビー「そうですね。上の息子が通う高校は公立の単位制の学校です。大学並みに科目を選択できるので、すごく自由だって言ってましたよ。いじめや嫌がらせもあまり見ないって聞くし。」

範子「うちの息子は地元の公立中学に進学していますが、娘も息子と同じ公立中学を卒業しました。実は、娘は中学時代に同級生にいじめられて、不登校になったんです。学校の管理教育や受験教育にも不満を抱いてたみたいで、早くから学校へ行くのをやめたんです。娘は学校へ行かずに、東京にあるフリースクールに通っていました。ずっとフリースクールに通っていたので、学校へ行かないまま卒業しましたね。高校の場合は科目の単位をとらないと卒業できませんが、中学は校長の裁量で、出席日数がなくても卒業はできます。海外留学も、私が語学の仕事をしているのもあるのですが、フリースクールに通う先輩が海外に留学したことがきっかけだったようです。」

哲子「そうなんですか。それぞれの子どもたちにもいろいろな事情がありますね~。」

…と、いろいろな話で盛り上がって、気が付くと夕方!!

みんなで片づけをして、それぞれのおうちに帰りました。

 

女子会は若い女子ばかりでワイワイしているけど、私たちのようなアラフォーママも女子会を楽しんでいます。

「梅の実」のママ友はいろいろなところでつながっているから、地元のママ友よりも親しくなりやすい。

今度はもっと若いママたちにも参加を呼び掛けたいな。

 

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