梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

戦争は必要?

こんにちは。翔矢(中1)です。

今週のおしゃべりカフェは「戦争」です。

今日は「広島原爆記念日」。「第2次世界大戦」で広島に原爆が落とされた日です。

日本では第2次世界大戦以後は戦争はしていませんが、海外では各地で戦争が起こっています。「ベトナム戦争」や「湾岸戦争」といった大きな戦争があれば、国の主導者と国民が争う内部戦争やテロといったやや小さな戦争まであります。

今日は3人のメンバーたちとおしゃべりしたいと思います。

今日はぼく・翔矢、龍太郎さん(26歳・銀行員)、初登場の映さん(45歳・造船会社勤務)です。

 

翔矢「今日は広島からお送りするので、広島のご当地グルメを紹介します。広島といえば「お好み焼き」です!大阪をはじめとしたほかの地域では「広島焼き」と呼ばれていますが、広島では「広島焼き」とは言いません!広島のお好み焼きは薄い生地にせん切りキャベツ、豚肉、焼きそばのめん、卵をサンドして焼いた独自のお好み焼きです。今日は映さんが地元の店で買ってきてくれました。ありがとうございます!では、いただきます。」

3人「いただきます。」

龍太郎「広島のお好み焼きといえばこれです!モダン焼きとは違った味でうまいです。」

映「大阪出身の嫁が広島のお好み焼きを食べないので、たまにしか食べませんが、やっぱりうまいですね。」

翔矢「やっぱり、おいし~。」

 

~お好み焼きを食べ終わったところで、本題です~

翔矢「今日は麦茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマですが…。」

龍太郎「あ、その前にちょっと余談ですが、今日はここにいる映さんの奥さんのことなんですが、実はぼくと同じ会社の先輩なんです!」

翔矢「マジですか!?」

龍太郎「マジです。大手の「四菱銀行」の広島支店に勤務しています。課は違いますが、同じ職場なんですよ。」

映「うちの嫁のことはどうなの?」

龍太郎「え…あまり言いにくいですが、職場では「お局様」ですね(^_^;) 仕事もすごく厳しいです。」

映「ハハハ…。」

翔矢「まさか、龍太郎さんと映さんの奥さんが同じ会社の同僚とは…。なんかすごい縁ですね。さて、改めまして、今日のテーマは「戦争」です。今日は「広島原爆記念日」で、この原爆で多くの方が亡くなり、被害に遭いました。まずは去年話題にもなりました「安全保障法案」についてですが、2人は賛成ですか?」

龍太郎「ぼくは賛成の立場です。戦争自体は反対ですが、今の日本は軍を持っていないので、何か問題があった時に軍が駆け付ける体制がなかったら困ると思います。」

翔矢「何でですか?」

龍太郎「海外ではどこの国でも軍があります。アメリカでも韓国でも中国でもどこでもそうです。日本は世界各国の中では軍がありません。それを日本の自衛隊が軍隊化すれば、日本でテロに巻き込まれた際にスムーズに国民を守ることができます。警察だと限界がありますから。」

映「なるほど。その意味ではありかもしれないな。」

翔矢「ぼくは反対です!自衛隊も人間です!!自衛隊は災害支援など、いろいろな仕事があるのに、海外の戦争に送り込まれてしまったら、自衛隊の数が減ってしまい、ぼくのような若い人たちが戦争に行かなければならなくなります。ぼくは戦争には行きたくないです!!」

龍太郎「一般の人が戦争に行くことはないと思います。武器の使い方も自衛隊で訓練しないと絶対に無理ですし、銃の使い方も学ばないといけないと思います。日本では法律で銃が使えるのは自衛隊と警察など、一部の公務員だけです。スポーツでライフル射撃がありますが、これはスポーツで行うだけですので、スポーツ以外でライフルを使うのは禁止されています。狩りで銃を使う人もいますが、都道府県の公安委員会の許可を得ないといけないです。翔矢くんの年齢では銃を持つことは絶対にダメです。」

翔矢「そうなんですか。スポーツで銃を使うこともあるんですか?」

龍太郎「ありますが、多くが現役の警察官か自衛隊です。スポーツの射撃では高校生からの一般国民では使えますが、実際はごく一部です。ふだんからの銃の所持・使用は高校生を含めた18歳未満の子どもや精神疾患の人、薬物中毒者などは一切禁止で、それ以外の一般の方は先ほど言ったように、都道府県の公安委員会の許可が必要です。」

映「アメリカでは一般国民でも銃を持っている人が多いからな。日本はまだ規制している方で、ほとんどの人は銃を持っていないからな。」

翔矢「銃は日本はまだ厳しい方ですね。映さんは「安全保障法案」には賛成ですか?」

映「私自身は賛成ですが、すぐに必要とは思いませんね。「安全保障法案」はいろいろな問題があって、与野党国会議員たちが話し合わないといけないです。国民に混ざって話し合うことが前提です。与党だけで勝手に話し合って、それを勝手に可決するから問題になる。」

龍太郎「確かに与党だけで勝手に決めるのは問題ですね。国民が納得いくようにしないと、あとで問題が起こりますからね。」

翔矢「安全保障の問題についてはここまでにして、戦争について必要ですか?ぼくたち3人は戦争を経験していないので、戦争の経験者や被爆者の話を聞かないと分からないことが多いです。」

映「私の親は戦時中に生まれたので、記憶はあまりないのですが、親の親、私にとっては亡き祖父母になりますが、親の親から聞いた話ではとても悲惨でした。今のようにご飯もまともに食べられないし、空襲があった時はすぐに避難しました。学校の勉強もまともにできないですし、働くことも普通にできない。男性は軍隊として各地の戦場で戦い、そこで亡くなる者もいました。女性は工場で働かせたり、母親は子どもの世話がある。みんな国のために戦争に勝ってほしいと願っていたが、結局負けてしまい、一気に悲壮感が漂った。亡くなった人は軍人だけでなく、一般の国民も亡くなった。原爆の後遺症で亡くなった方もいた。私は実際に話を聞いただけだが、戦争は絶対にあってはならない暴力。私は家族と一緒に広島の原爆ドーム前の献花台に毎年訪れて、追悼しています。」

龍太郎「ぼくも戦争は絶対に反対です。祖父母が戦争の経験者で原爆の経験者でもあります。戦争については祖父母からずっと聞かされていました。今は別の病気で祖父母は亡くなりましたが、戦争を経験していないぼくたちが戦争を風化してはいけないと思います。学校などを通じて学び合うことが重要だと思います。」

翔矢「ぼくも学校では戦争のこと、広島の原爆のこと、長崎の原爆のことを学んでいます。国との争いは戦争やテロではなく、対話しかないと思います。各国の主導者たちは対話で解決してほしいものです。」

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(左から龍太郎、翔矢、映)

 

戦争は絶対にやってはいけない暴力です。今日は戦争のことについて、家族で考えてみませんか?

 

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