こんにちは。道子(中3)です。
今週のおしゃべりカフェは「地震の備え」です。
今日は「東日本大震災」から6年となりました。復興まではまだまだ時間がかかります。
地震に遭った際に必要なのが地震の備え。地震の備えがあるのとないのとでは全然違います。
今日は「東日本大震災」に遭った宮城・岩手・福島に住むメンバーたちでおしゃべりしたいと思います。
メンバーは宮城からは私・道子、福島からは鞠子さん(高1)、岩手からは昭子さん(36歳・旅館仲居)です。
道子「今日は宮城のご当地グルメを紹介したいと思います。宮城のご当地グルメといえば、「牛タン」です!今回は牛タンを使った焼き肉弁当を地元で買ってきましたので、いただきましょう。では、いただきます。」
3人「いただきます。」
鞠子「ん!おいし~!!牛タンは食べてみたかったので、超幸せ~(*^。^*)」
昭子「さっぱりとしたたれと焼いた牛タン、ご飯とよく合いますね。おいしいです!」
道子「ありがとうございます!やっぱり、おいし~(*^。^*)」
~牛タン弁当を食べ終わったところで、本題です~
道子「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「地震の備え」です。この3人は「東日本大震災」の経験者です。地震の被害はどうでしたか?まずは昭子さん。」
昭子「大丈夫でした。家具は倒れて食器等が割れましたが、家族もみんな無事でした。しばらくは地元の小学校の避難所で生活をしましたが、私も主人も仕事がありますので、子どもたちを実家の両親に預けて、仕事に出かけましたね。」
道子「私のところも大丈夫でした。内陸部だったので、家具が崩れたのはありましたが、家族みんな無事でよかったです。」
鞠子「ウチ自身は地震の被害はそんなにありませんでしたが、福島では原発事故があったので…。」
道子「確かに福島は原発事故もありましたよね。県外へ逃げました?」
鞠子「ウチの家族は逃げませんでした。ウチの家では原発からかなり離れているので、避難勧告だけでした。一応地元の小学校で避難しましたが。しかし、ウチも妹(遼子・小6)も同級生の子の半分以上が県外へ避難してしまったので、仲がいい子がいなくなってしまったのがさみしいです。」
昭子「今はどうなの?」
鞠子「何人かの子は戻ってきましたが、まだ県外へ避難している子はいますね。あと、県外へ避難をしている当時の同級生の子が中学時代にいじめに遭ったんです。」
道子「いじめ?」
昭子「何でいじめに遭っているの?」
鞠子「中学時代の友達から聞いた話では、その同級生の子は原発にあったから感染すると言われて、バイ菌扱いされたり、県からお金をもらっているから、必要以上にお金をおごらせたりとひどいいじめを受けて、学校側も何の対応もしてくれなくて、結局不登校になったんですよ。」
道子「ひどい…。」
昭子「その子は高校には行っていないの?」
鞠子「地元の通信制高校に通っていますね。今でも同級生に会うのが怖くて、スクーリングにも行っていないそうで…。」
道子「原発の事故の放射能で被爆することはありますが、感染は聞いたことがないですね。」
昭子「うちの子どもが通う小学校でも福島からの避難者の子がいますが、その子はいじめられていませんよ。放射能は被爆すると、白血病などの大きな病気にかかる恐れはありますが、人から人への感染はないと思います。子どもも大人も放射能に対する間違った理解があるから、いじめが起こると思います。正しい教育をしないことが問題だと思います。」
鞠子「ウチもそう思います。「太平洋戦争」の時の原爆も被爆をして亡くなったり、大きな病気になる人はいますが、人から人への感染はないですし、聞いたことがありません。周りの間違った考え方が一人の子を傷つけているように思います。」
道子「福島は子どものいじめ以外に、マスコミからもいじめを受けていますよね。愛知の某テレビ局では「怪しいお米セシウムさん」というフリップを掲げたことで、アナウンサーが謝罪をした事件がありましたからね。」
昭子「あれは本当にひどい!リアルでは見ていないですが、ニュースで知った時はすごく腹が立ちました。」
道子「私が住む宮城と岩手では差別や偏見はないのに、福島に対しては未だに差別や偏見があるのは許せないです。一番悪いのは政府と電力会社だけで、一般の福島県民は何の罪もないです!!同じ震災に遭っているのに…。」
昭子「道子ちゃんの言うとおりです。同じ震災に遭っている人たちはどんな境遇であっても差別はダメだと思います!」
道子「私も同じです。一日でも早く差別や偏見のない国にしてほしいです。福島だけでなく、他の日本の地域や海外でも同じです。話は変わりますが、地震の備えはしていますか?まずは鞠子さん。」
鞠子「家具を固定したり、寝袋などを買いました。地震は二度と起きたくないです。」
昭子「私の家でも同じです。食料は乾パンや水などを買いました。子どもたちには震災に遭った時の防災教育をしています。震災の心のケアもそうですが、地震に立ち向かう勇気は必要ですから。」
道子「私も家具を固定したり、地震用のアイテムを家族で購入しました。あとは家は火災保険と同時に地震保険も加入しました。「備えあれば憂いなし」のとおり、地震には万全の備えは必要ですからね。」
(左から鞠子、道子、昭子)
日本も、海外も、地震の備えはしておきましょう。
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