***出演***
ヘレン(18歳)
ゲルベルト(18歳)
アルネ(19歳)
香奈(中2)
希(高2)
(一言)
今日は私が住むドイツです。
ドイツは戦後東西に分裂しましたが、90年代にベルリンの壁を破壊して以来、現在のドイツになりました。
ドイツは海外ではありえない制度があります。
学校教育ですが、4年制の初等学校と3~6年制の中等学校があります。
中等学校は大学進学が主の「ギムナジウム」「総合学校」と、就職が主の「実科学校」「基幹学校」があり、選択できるのはなんと10歳!!成績や本人・親の希望により4つの学校を選択します。中等学校の進学は12歳からなので、10~12歳の間は各中等学校のプレスクールに属します。義務教育は日本と同じ6~15歳までですが、18歳まではどこかの学校に属さなければならないので、15~17歳の間に「実科学校」または「基幹学校」卒業後は就職が決まっていても、定時制の職業学校に入らなければなりません。しかし、10歳の段階で学校選択に難色を示す声が多く、職業系の学校を廃止にし、「ギムナジウム」や「総合学校」、「シュタイナー学校」に統一しようと議論中です。高等教育では大学などがあります。
お酒ですが、ドイツではビール文化で、ビールの種類だけでもかなりの数があります。
ビールが飲める年齢はなんと16歳!!親同伴であれば、14歳からでもビールが飲めます。ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒は18歳から。秋には「ビール祭り」があり、多くの国民がビールを飲みながら、ソーセージとキャベツのザワ―クラウトを食べるのがオツです。ソーセージも1000種類以上もあり、バラエティも豊富です。
スポーツではサッカーやカヌー、ラグビーなどのほかに、冬季スポーツではスキーやスキージャンプなども盛ん。意外ですが、野球をやっている人もおり、ドイツの国内リーグまであります。
学校選択も早い段階からできて、ビールも早い段階から飲めるのも、他の国ではうらやましがります。
しかし、学校は義務教育では「子どもは学校に行く義務がある」ため、必ず学校に行かなければなりません。いじめや価値観の違いから学校に行かずにホームスクーリングで勉強をしている子どももいます。日本では「子どもは学校に行く義務がある」という法律上ではないものの、暗黙の了解で学校に行かなければならないそうです。日本ではホームスクーリングがないので、学校以外選択肢がないのは、ドイツの方がまだましかなって思います。受験も一部の大学以外ではないので、入学資格を取得すれば、誰でも大学に行くことができます。これはドイツだけでなく、アメリカやヨーロッパでは常識となっています。中等学校の段階で受験があるのは日本と中国、韓国くらいです。
今日はドイツについてお送りしました。(ヘレン)
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