梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

親しい男友達(その17)

こんにちは!春馬(27歳・外科医)です。

今週のおしゃべりカフェは「男友達」・第17弾です。

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはぼく・春馬、祥太先生(33歳・外科医)、白浜先生(41歳・小児科医)です。

 

春馬「今日は「慶明大学附属病院」からお送りします。いつもは「梅の実弁当」を食べますが、場所が場所なので、「梅の実弁当」ではなく、病院内の食堂の日替わり定食をいただきます。この日のメインは鶏肉のから揚げで、これにご飯とみそ汁、副菜の小鉢、漬物がついてます。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

春馬「ん、いつもの味ですね。おいしいです。」

祥太「それだけ?いつも食べているからアレなんだけど。」

白浜「いつもの味でおいしいです。」

 

~日替わり定食を食べ終わったところで、本題です~

春馬「さて、場所を食堂からぼくが所属する消化器外科の医局に移動しました。今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「男友達」で、今回は「慶明大学附属病院」の職員で、今回は医者3人でお送りします。それぞれの専門ですが、ぼくは消化器外科の医師をしており、専門は消化器外科疾患全般です。」

祥太「ぼくは一般外科で、専門は成人期の小児がんのフォローアップ治療と一般外科全般です。」

白浜「私は小児科・小児外科で、専門は小児科疾患全般ですが、基本的に小児がんや小児の特定疾患を専門としています。また、助教として「慶明大学」・医学部の教壇に立っています。」

春馬「ありがとうございます。それぞれの専門は違いますが、同じ外科系の分野で仕事をしていますね。医者を目指したきっかけはありますか?また親も医者ですか?」

白浜「うちは親が医者ではなかったので、自分で努力をして医者になりましたね。」

祥太「一緒ですよ。親が医者の同僚は金持ちのボンボンが多いですよ。」

春馬「ぼくも一緒です。医者を目指したきっかけは簡単に言えば卒業した中学・高校が「医者を目指せ」と掲げている私立の進学校なので、それでがんばって大学の医学部に現役合格をしました。今は研修医を修了して、1年目の医者なんですが。」

白浜「典型的なパターンだよね。ぼくの場合は子どもの時に病気になったときに、かかりつけのクリニックの先生がすごくいい先生で、将来はあの先生のような医者を目指すようになりましたね。」

祥太「ぼくも春馬と同じように、中高私立に通っていて、もともとは国公立大学の文系を目指していましたが、高校の時に小学校時代の友達が小さいときに小児がんにかかって入院をしていましたが、中学の時に小児がんが原因の「晩期障害」で他のがんに侵されて、再び入院をしたんですが、高1の時にその友達が亡くなったんですよ。友達のお母さんの話では、中学までは小児科で治療をしましたが、高校に入ってから小児科で診てもらえずに、強制的に外科に移動させられて、その担当の先生が友達のがんの専門ではなくて、間違った治療をしてしまったせいで、命を落としたんですよ。亡くなった友達のような思いをさせたくないって思い、進路変更で医学部の受験を決意し、1年浪人して大学の医学部に進学しました。研修医修了後は成人期の小児がんのフォローアップを自ら専門にしました。」

白浜「うちの小児科もかつては中学生までの子どもと高校生を分断して治療をしていたからね。今はがんなどの継続治療に限り、高校生も受け入れるようになったんだけど。中学生から高校生までの継続治療が分断されるのは大きな問題なんですよ。心臓血管外科や脳外科などの場合は年齢関係なく患者を受け入れるけど、小児科はほとんどの病院で中学生までしか診てもらえず、高校生からは内科や外科で診るのがほとんど。しかし、病気によって専門の医者と専門でない医者が存在しており、引き継ぎもうまくいっていないのが現状なんですよ。例えば発達障がいの場合は小児科では専門の医師が多数存在しますが、高校生以上の場合は精神科で診るのが原則ですが、発達障がいを専門とする医師が非常に少ないんですよ。それで18歳以上の成人が発達障がい者あることを疑いを持ち、確定検査を受けるんですが、検査を受けることができるのが最低でも半年から1年以上はかかり、検査が終わっても何のフォローもないですからね。」

春馬「治療に子どもと大人を分断すること自体が問題ですよね。ぼくが所属する消化器外科は基本的に子どもと大人を分断して治療をすることはありません。消化器外科は移植治療もあるので、それを専門とする医師がいるのは大きいと思います。」

祥太「反対にどこかの病院が「老年内科」を作って、60代以上の高齢者を若い大人たちと分断して治療しているところも増えていますしね。」

白浜「男女間の治療は体の器官も違うので、別々にする必要はありますが、子どもとか高齢者とかそれ以外の大人とかで区分して治療するのはあまり好ましくないですね。」

春馬「話は変わって、同じ病院のドクター同士で友達はいますか?」

祥太「医者と言ってもライバル関係だからね。プライドも高いし、ドクターの友達はいないかな。」

白浜「同じ小児科の真行寺先生(47歳・小児科医)とはぼくの上司で、しかも准教授をしているので、普段は近寄りがたい存在ですね。他の先生方も治療の時に連携をとることはありますが、医者同士で交流することはないですね。」

春馬「ぼくは同じ消化器外科の鎮先生(38歳・外科医)とはぼくの指導係で、たまに飲みに行ったりしますが、仕事の時はすごく厳しいです。ちょっとしたミスでも怒るので、仕事の時は慎重に行っています。」

白浜「医者はちょっと変わった世界だからね。うちの病院のドクター以外の職員で仲がいい人はいますか?男性・女性関係なく。」

祥太「同じ病院のナースの翔祐(25歳・看護師)とは職場の同僚であると同時に、担当患者でもあるんですよ。翔祐はもともと小児がんのために小児科で治療を受けていましたが、高校生からは一般外科に移って、一般外科では小児科時代も含め、ぼくが3人目の担当医なんですよ!治療というよりは年に1回の定期健診でぼくのところに来るだけで、普段は年齢も近いので、よく食堂でご飯を食べたりしています。」

春馬「翔祐の担当医なんですか!?全然知らなかったです。翔祐は同じ消化器外科のナースで、仕事もすごく優秀なんですよ。ぼくが仕事でミスしそうになった時に、よくフォローをしてくれます。年齢も2つ違いなので、よく飲みに行ったりしています。あと、同じ消化器外科のナースである彩果(23歳・看護師)とはプライベートでお付き合いをしています。将来はぼくが一人前のドクターになったら、結婚しようと考えています…(#^.^#)」

白浜「そうなんだ!一人前のドクターになれるようがんばってね。ぼくですが、プライベートの付き合いはないですが、小児科の看護師長である伊津子さん(48歳・看護師)はすごい大先輩で、細かいところにも気を配っていて、ナースの鏡のような人です。」

春馬「最後に「梅の実」メンバーで仲がいい人はいますか?「慶明」の同僚以外で。」

祥太「いないですね。そんなにしゃべったことがないし。」

白浜「東町チームのメンバーですね。年齢関係なく交流があるのは「梅の実」ならではです。」

春馬「同じ南町チームにいる典仁(27歳・メーカー勤務)と栄太(27歳・商社勤務)は同い年で、学校や職場は別々ですが、よく飲みに行ったりしていますね。」

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(左から祥太、春馬、白浜)

 

次は誰が男友達について語るのでしょうか?

 

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