こんにちは。啓人(28歳・鉄鋼会社勤務)です。
今日は「石炭」についてお送りします。
石炭は古代の植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、そこで長い期間地熱や地圧を受けて変質したことにより生成した物質です。
石炭は古くから燃料として用いられていました。火力発電や蒸気機関車の燃料、石炭のガスなど、家庭や工場などで使われていました。
石炭を使うメリットとしてはコストが安いこと、輸送・貯蔵時のセキュリティ、豊富な埋蔵量です。鉄を作る際に石炭が不可欠であり、天然ガスよりも石炭の方が優位であります。
デメリットとしてはエネルギーが小さい、貯蔵や運搬、採掘にコストがかかる、天然ガスよりも熱効率を上げにくい、大気汚染の原因になることがあげられます。
最近のエネルギーでは天然ガス、石油、原子力…と非常に効率のいいエネルギーが中心ですが、蒸気ボイラー用燃料やセメント工業の燃料として、石炭が必要な会社もあります。発展途上国では鉄道や船舶の暖房や煮炊きに使われます。
家庭で石炭を使うことはなくなりましたが、工業用としては現在でも使われており、今後はなくなることはまだありません。石炭の使い道について家庭で話し合ってみましょう。
というわけで、啓人でした。
また明日。
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