***出演***
一聖(31歳・クリーニング店経営)
兄(くま・♂4歳)
(一言)
オレは広島県内のクリーニング店を経営しています。仕事は配送やクリーニングの作業、接客です。死んだ両親が店を経営していたので、亡き両親の後を受けて、店を経営しています。従業員は6人です。
クリーニング店の店員は特に資格はありません。高卒以上なら誰でもなることができます。仕事は男性は配送やクリーニングの作業、女性は接客が中心です。ただし、クリーニング店の経営者や店長などの管理職の場合は「クリーニング師」の免許が必要です。「クリーニング師」の免許がなかったら、営業をすることができません。
クリーニング師はクリーニングの作業を行う資格で、中卒以上なら誰でもうけることができます。クリーニングの業務をした後の1年以内に研修を受け、都道府県の試験に合格すれば取得できます。クリーニング店には必ず1人は配置しないといけないことになっています。とはいえ、中卒者がクリーニング師になることはほとんどなく、多くが高卒以上です。オレ自身も両親が亡くなった後に大学を中退して、今のクリーニング店で働いてからクリーニング師の資格を取得して、今に至っていますね。オレが取得する間は他の従業員がその資格を持っていたので。
クリーニングは有機溶剤などの薬剤を使うことや専用の機械を使うので、資格がなかったら難しいですし、安全面の問題もあります。
クリーニング店の問題ですが、ドライクリーニング用の家庭用洗剤の普及で、クリーニングに出す客が減少していること。ジャケットなどの服はクリーニングに出されますが、セーターやワンピースなどのおしゃれ着などはドライマーク用の家庭用洗剤で洗うことができます。これがあると、わざわざクリーニングへ行く手間もお金も省けるので、客としては一石二鳥ですが、店にとっては死活問題。ふとんやカーテンなどのクリーニングサービスを増やすなど、客を増やす努力をしていますね。
クリーニング店は接客業なので、お客さんとのコミュニケーションも重要。作業をする場合は薬剤や機械の安全にも気を付けないといけないです。
家庭で洗えない衣類がある限り、クリーニング店はなくなることはありません。お客さんに真心のサービスを目指してがんばります!(一聖)
(他のみんなからひと言)
>オレは一聖さんの店に勤務しています。仕事は配送と接客、クリーニングの作業も少し。いずれはクリーニング師の資格を取得して、できる仕事を増やしていきたいです。(兄)
>うちの家でもドライマークの服を家で洗うようになりましたが、やっぱり家で洗えないものはクリーニング店に出します。クリーニング店の仕事はとても大変だけど、毎日きれいに仕上げてくれるので、とても頭が下がります。(サンドラ・アライグマ・♀2歳)
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