梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

みんなの受験対策(その4)

こんにちは!晃作(高1)です。

今週のおしゃべりカフェは「受験」・第4弾です。

高校受験のシーズン。2月が私立高校の入試、公立高校の推薦入試があり、3月には公立高校の一般入試、私立高校の2次募集があります。高校受験生にとってはこの時期が正念場です。

今日は高校受験を経験した3人のメンバーにおしゃべりをしたいと思います。

今日はぼく・晃作と孝明先生(23歳・高校教師)、英哲さん(43歳・看護師)です。

 

晃作「今日は全員が神奈川メンバーですので、神奈川のご当地グルメを紹介します。今日は横浜の中華街で「中華バーガー」を買ってきました。中華バーガーは中華まんの生地に肉や野菜を挟んだものです。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

孝明「ん!おいしいです。中華まんはよく食べるけど、中華バーガーは初めて食べました。意外とおいしいです。」

英哲「よく家族と中華街に行くので、たまに食べますね。うまいです!」

晃作「ありがとうございます!やっぱり、おいし~(*^。^*)」

 

~中華バーガーを食べ終わったところで、本題です~

晃作「今日はウーロン茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。ウーロン茶は温かいやつです。今日のテーマは「受験」です。この3人は高校受験の経験者です。どの高校に進学したのかを教えてください。まずはぼくですが、地元にある「海岸高校」に合格し、現在は1年生です。」

孝明「ぼくは同じ神奈川にある「平塚中央高校」を卒業し、「学習学院大学」を経て、現在は神奈川にある「小田原高校」で教師をしています。」

英哲「ぼくは神奈川の「横浜西高校」を卒業し、「東西大学医療技術短期大学部」を経て、都内にある「慶明大学附属病院」で看護師をしています。在職中に「慶明大学」に3年次編入学もしました。子どもですが、大学生の長女と高校生の長男(佑弦・高2)、中学生の次女(愛梨咲・中2)の3人います。長女と長男も高校受験を経験していまして、長男は孝明先生と同じ学校に通っています。次女は地元の公立中学に通っているので、高校受験を経験すると思います。」

晃作「ありがとうございます!ところで、「横浜西高校」って今はなくなったんじゃ…。」

英哲「「横浜西高校」は「横浜東高校」と統合して、「みなとみらい高校」に名前が変わりました。「みなとみらい高校」は長女が卒業した高校ですね。ちなみに「東西大学医療技術短期大学部」は現在は「東西大学」医学部・保健学科に改称され、現在はありません。」

孝明「確かに「東西大学」の短大はなくなりましたからね。神奈川の公立高校も統合とかでいろいろと変わりましたからね。」

晃作「やっぱり子どもの数が減ったからなのですか?」

孝明「それもあるけど、神奈川は高校の改革でかつてあった高校が統廃合されたり、総合学科や単位制普通科の学科に変わったり、中高一貫教育に変わったりといろいろですからね。ぼくが卒業した「平塚中央」もその昔は普通科でしたが、何年か前に単位制普通科に変わりましたからね。ぼくの時代では単位制普通科にすでに変わっていましたが。」

晃作「ぼくは進学校である今の高校にしましたが、単位制普通科とか総合学科って、生徒のニーズはあっても、親のニーズには合ってないような気がしますが。」

孝明「確かにそうですね。大学とかだったら、いろいろな学問が学べますが、高校は「準義務教育」なので、親は特色的な学科よりも進学実績を選びますからね。私立中学とかもやっぱり進学実績を基準に選んでいる親が多いですね。」

英哲「子どもたちの進路については、なるべくは本人の希望を考慮して決めています。中学受験とかも勧めたりはしましたが、3人とも中学受験はせずに、地元の学校を希望しましたからね。進学実績はやっぱり重視しましたね。この大学に何人進学したとか、進学先とかもチェックしました。一番進学実績をチェックしたのはぼくよりも嫁さん(理美・44歳・看護師)でしたね。」

晃作「うちの親もそうです。親は単位制とか総合学科の進学は反対していたので、何としても進学校を希望していましたから。オレ自身は進学校に行く気がなかったのですが、塾の先生がぼくが当時の中学時代の成績がよかったことで、今の高校を勧められました。中3の時の担任は「お前には絶対に無理だ」って言われましたが、塾の先生は「努力してがんばれば大丈夫だよ」って、味方になってくれました。塾の先生の一言がオレの未来を変えましたね。」

孝明「その塾の先生はすごくいい先生だね。学校にしても、塾にしても、先生によって当たりはずれがありますからね。ぼく自身は「底辺校」とか「教育困難校」と呼ばれる学校の教師をしていますが、生徒たちは中学時代の成績が悪くて、とりあえず高校に進学したいという思いで入学し、結局は辞めていく生徒が多いです。授業中は静かにできないほど、荒れている学校ですが、中学時代の成績が悪くて、私立高校さえも行くことができない生徒たちの受け皿としてこの学校が存在します。教育委員会側は今の高校を再編して、科目を選択できる高校を作ろうとしていますが、底辺校しか選択肢のない生徒たちの受け皿をなくしてしまうのは反対ですね。彼らは中学時代に落ちこぼれて、教師たちに見放されてしまった生徒たちばかりで、今の高校でもぼくら教師たちを信用していないです。些細な問題があってもメンツ切られたりすることはよくあることなので、どの生徒でも味方になってあげることが大切だと思って、毎日がんばっています。」

英哲「すごい!えらいね!生徒たちのために愛情を注いでいる先生はすごいと思いますね。下の娘が小学校時代の学校給食が食べられなくて、摂食障害を起こしたことがあったんです。原因となったのが当時の担任教師のいじめでした。もともとは少食であまり量が食べられないのに、その教師は「全部食べろ」と強要され、精神的なショックを受けて、何も食べれなくなったんです。それでぼくは妻と一緒に学校へ訴えて、「強制的に学校給食を全部食べさせるのはおかしいんじゃないか!?」って怒りましたよ。それでも学校側は何の対応もなかったですし、謝罪の言葉もなかったですね。結局は当時の担任教師は問題があった次の年に別の小学校に異動になりましたけど、今の学校の教師の指導の仕方にも問題がありますね。」

孝明「確かに問題の教師は多いですね。公立の学校ではどこもそうです。高校の場合は学校の選択肢がありますが、中学までは親の居住地域で強制的にその学校が決まってしまうので、選択の余地がありません。教師は当たりはずれが多いので、いい先生に巡り会う人もいれば、悪い先生に巡り会う人もいます。」

晃作「オレのところも中学までは学校の選択ができなかったので、先生の当たりはずれは多かったです。東京の一部みたいに学校の選択ができればいいのに。」

孝明「確かに。市内全域だけに限れば、学校の選択は可能だと思います。公立の学校は小中一貫校になる学校が今後増えていくので、従来の小学校や中学校との選択ができるようにしてほしいですね。今の公立の学校は東京の一部を除いて、学校選択は禁止になっているので、学校が選べない、先生が選べない不幸が出てくると思います。そうなってしまうと、私立の学校に進学してしまうか、不登校になってしまうことになりかねません。」

晃作「オレが卒業した中学でも不登校の生徒がいましたからね。学校に対する不満があることの現れですからね。話はずれましたが、受験対策について教えてください。まずはオレからですが、受験は塾での勉強と毎日の予習・復習、内申点対策を重点にしました。神奈川の公立高校受験はものすごく厳しいので、これらの対策はきちんとしないと絶対にダメになると思います。入試ですが、私立の滑り止めでは「横浜翔英」を受験し、合格しました。本命の公立入試では今の学校を受験し、合格しました。私立では国語・数学・理科・英語の4教科の試験、公立では5教科の試験プラス内申書の点数です。本命の試験まではすごくピリピリしましたが、無事に合格できて本当によかったです。次は孝明先生。高校入試と大学入試についてもお願いします。」

孝明「わかりました。高校入試ですが、受験対策自体は晃作くんと同じです。私立では「神奈川学園」を受験し、公立では「平塚中央」を受験し、いずれも合格しました。大学受験ですが、推薦入試で「学習学院大学」を受験し、合格しました。推薦入試では公募制だったので、国語と英語の2教科の試験だけでした。大学の受験対策自体は塾での勉強や予習・復習、過去問を解くことでしたね。「学習学院」以外では受験しなかったので、専願でした。最後は英哲さん。高校入試と大学入試、2人のお子さんの高校入試や大学入試についてもお願いします。」

英哲「わかりました。ぼく自身の入試ですが、高校入試では先ほどの2人と同じ受験対策です。公立では先ほど紹介した高校を受験、私立では東京の「御殿山学園」を受験して、いずれも合格しました。短大入試では一般入試のみで、「大学入試センター試験」と2次試験を受験しました。看護系の大学は今みたいにない時代でしたので、短大を受験するか看護学校を受験しかありませんでした。受験したのは「東西大学医療技術短期大学部」と同じ神奈川の「関東医療短期大学」、横浜の看護学校の3校を受験しました。短大では5教科のセンター試験対策と社会を除く4教科の試験対策を重点に置きました。センター試験は無事に通過し、2次試験と滑り止めの短大と看護学校の受験をし、3校とも合格しました。あと、大学ですが、今の職場に在職中に大学編入を考えて、妻の同意を経て、30代半ばで「慶明大学」の看護学部に3年次編入しました。試験自体は小論文と面接だけでしたので、そんなに苦労はありませんでした。「慶明大学」看護学部の3年次編入は看護系短大や看護学校の卒業生のみ対象で、他の学科の短大や大学などは2年次編入となります。」

晃作「すごいですね。歳を取っても学ぶ意欲ってあるんですね。」

英哲「人生長い目で見ると、学ぶことってたくさんあるからね。認定看護師を取得した時までもいろいろ勉強したし、仕事においても毎日が勉強だからね。さて、子どもたちの受験ですが、勉強自体はぼくも妻も流暢に教えることはできませんので、塾での勉強と勉強の進み具合についてを助言するだけとなります。健康管理についてはぼくも妻もともに看護師をしているので、常に気を使っていました。受験の日の前の秋ごろには地元のクリニックでインフルエンザの予防接種を受けさせたり、体が温まる夜食やドリンクを作ったりしました。息子ですが、私立の「横浜翔英」を受験しましたが、残念ながら失敗しました。それで息子が焦って必死になって勉強しましたが、ぼくが「落ち着け」って言って、とにかく焦らずに自分がやったことを全力でがんばってほしいことを息子に伝えました。本命だった「海岸高校」をやめて、2番目にランクの高い「平塚中央」を受験し、無事に合格した時は親としてもホッとしました。上の娘ですが、高校受験では私立の「相模原女学院」と公立の「みなとみらい高校」を受験して、いずれも合格しました。大学受験ではぼくと妻と同じ看護師の道に進みたいって言って、一般入試で「慶明大学」と「関東医療大学」、「横浜翔英大学」の3校を受験しましたが、本命だった「慶明大学」は失敗し、娘は相当ショックを受けましたが、妻が「ダメだった学校はもともとご縁がなかったこと。次の学校は必ずいい学校だから」と励ましました。それで後から受けた2つの大学は合格し、いろいろと検討した結果、「横浜翔英大学」に入学しました。大学では実習が多くて、クラブ活動にも取り組めて、結果的にはとてもよかったと娘は喜んでいました。」

晃作「ありがとうございます!親にとっては受験は応援する側だから、いろいろな影の努力があるんですね。最後にこれから学ぶ予定はありますか?まずは孝明先生。」

孝明「今のところはないですね。高校受験と大学受験、教員採用試験と試験づくめでしたから、しばらくは受験から解放されたいですね(ワラ)。」

英哲「いずれは大学院に進学して、専門看護師の資格を取得しようと思っていますが、下の娘の大学受験まであるので、それまでは仕事に没頭します。」

晃作「ぼくは大学受験がありますね。高校受験が終わって、大学受験まであるのはゾッとしますが、自分の将来があるのでがんばりたいです。目標は国公立受験を目指しています。」

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(左から孝明、晃作、英哲)

 

高校受験を受けるみなさん、最後までがんばってください!

次回は中学受験について、関西メンバーたちがおしゃべりをします。いったいどんな話なんでしょうか?

 

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