梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

みんなの受験対策(その14)

こんにちは!雄一(中3)です。

今週のおしゃべりカフェは「受験」・第14弾です。

もうこの季節になりましたね。中3は受験のシーズン…あ、高校受験ではありません!

中高一貫校に通う中3生は高校受験はなく、大学受験の準備をしないといけないです。3年後の高3では受験を控えていますからね。しかし、大学が併設している学校では内部進学を希望している人もいますよね。

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはぼく・雄一、勇起さん、進也さん(以上、大学2年)です。

 

雄一「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干し付き)、とんかつ(ソース・キャベツのせん切り付き)、かぼちゃの煮物、野菜のごまあえ、漬物(たくわん)、果物(みかん)です。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

雄一「初めて食べましたが、おいしいです。」

勇起「オレは2回目ですが、今日はとんかつですね。うまい!」

進也「野菜も入っていて満足できる量ですね。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

雄一「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「受験」ですが、今回は中高一貫校に通う中学生に対して、大学受験についてのアドバイスをお聞かせいただきたいなって思います。まずはお2人が通っている大学を教えてください。」

勇起「都内にある「早勢大学」に通っています。経済学部・経済学科の2年生です。」

進也「ぼくは都内にある「慶明大学」に通っています。生産工学部・生産工学科の2年生です。」

雄一「ありがとうございます。では、受験で進学したのか、内部進学で進学したのか教えてください。」

進也「ぼくは受験です。卒業した中学・高校では併設の大学はないので、全員が大学受験を経験しないといけないです。一般入試で今の大学に合格しました。」

勇起「オレは内部進学っていうか、特別推薦という指定校的な内部進学で進学しました。学校は「早勢大学」の指定校という扱いで、全員が希望する学部・学科を無試験で進学することができます。」

進也「ひょっとして、学校は「鳴海」?」

勇起「そうそう。「鳴海学院中学校・高校」の卒業生で、もともとのんびりとした性格なので、大学受験なしの内部進学で大学進学を希望していました。一応6年間の勉強も欠かさずやっていたので、「早勢大学」の希望者は全員書類審査だけで合格しました。」

進也「でも「早勢」って医学部があったよね。」

勇起「医学部・保健学科は書類審査だけですよ。ただ、医学部・医学科は5名の定員があり、定員オーバーの場合は学科試験と面接試験があったと聞いた。オレの学年の時は医学部・医学科の希望者が8人ほどいて、それで試験で5人が合格して、残りの3人が不合格になって、他の大学医学部を受験した子がいたよ。」

雄一「そりゃ大変だ。」

進也「内部進学の大学でも医学部や歯学部とかはどこへ行っても定員があるんだね。「慶明」や「こばと」もそう。」

雄一「進也さんはどこの中学・高校ですか?」

進也「ぼくは「龍馬中学校・高校」の卒業生です。「開布」に次いで2番目にレベルの高い男子進学校ですから。」

勇起「「龍馬」はレベルが高いよね。オレはノーマークだったけど。」

雄一「ぼくは「同志館中学校」に在籍していて、「同志館高校」への内部進学が決まっています。大学は「同志館大学」に内部進学するか、他の大学へ受験するか迷っています。大学は法学部を希望しています。ちなみに「同志館大学」は法学部があり、そこの内部進学を希望していますが、父親(信造・50歳・建設会社勤務)が他の大学を受験しろって言われて、ちょっと困惑しています。進也さんは親に内部進学を反対されたことがありますか?」

進也「内部進学は併設の大学がなかったのでアレなんですが、AO入試とか推薦入試とかは親(倹一・42歳・メーカー勤務&尋子・39歳・電話受付パート)に反対されました。必ず大学の一般入試を経験しろって言われました。」

勇起「推薦入試で受験しようとしたの?」

進也「一度だけ今の大学の指定校推薦を受験しようとしました。しかし、父親(倹一)に見つかってしまい、「学科試験のない指定校推薦を受けるなんてとんでもない!」って言われて、泣く泣く指定校推薦の受験を断念し、他の同級生に譲る形になってしまいました。親は学科の受験を経験したほうが心身ともに成長すると思っているのでしょうね。」

勇起「オレはそうとは思わないけど。内部進学や推薦を受けようが、普通に一般受験しようが本人の自由だし。今の大学で一般入試で受験した友達は大学受験のストレスで燃え尽き症候群になってしまって、勉強をしなくなって、バイトばかりしているし。」

雄一「引きこもりとかもいますしね。勇起さんは親に内部進学を反対されたことはありますか?」

勇起「オレのところはないよ。親も内部進学のほうがゆとりがあって安心と聞いたし。それに、国公立大学を中心に「大学入学共通テスト」が来年からあるんだけど、それもめちゃくちゃらしいよ。」

雄一「高校の先輩たちがプレテストを受験したんですが、問題の内容がめちゃくちゃで、英語の場合は英検の受験が必須だし。」

進也「確か英語は最初の4年間ほどは他の教科と一緒のペーパーテストだけど、それ以降は英検を受けなければならないんだ。大学入学共通テストは都道府県によってばらつきがあり、地方の場合は不利な扱いを受けてしまうんだ。英語以外でも記述式の問題が多く、採点をする業者の人件費もかかってしまう。これでは大学進学ができなくて、高校生や受験生、保護者の方が中止を要請したんだ。」

勇起「結局はどうなの?」

進也「文科省大学入試センター聞く耳持たず。でも、その後は英語民間試験は1年間延期になったんだけどね。」

雄一「ぼくもいずれは受けることになるので、ちょっと不安ですね。」

進也「まだセンター試験の方がましだと思う。うちの妹(花歩・中2)も大学入学共通テストを受けなければならないので、ちょっとかわいそうかなって思う。」

勇起「それだと内部進学や推薦入試のほうがよっぽどましだよね。オレは内部進学でよかった。雄一は大学が併設している学校だから、内部進学のほうがいいじゃない?まじめに勉強をしていればあとは楽だし。」

雄一「そうですよね。一般入試も推薦入試も内部進学も関係なく、大学受験の際に中高一貫の中学生は何をやるべきなのでしょうか?」

進也「勉強もそうだけど、大学っていろいろな学部や学科があるから、学校の見学会は行ったほうがいいじゃないかな?学校見学会やオープンキャンパスは高校生や浪人生しか受け入れてくれないかもしれないけど、前もって大学に相談したら中高一貫の中学生も可能ですよ。一度希望する大学に相談して、友達や親と一緒に行ったらいいと思います。」

勇起「卒業した「鳴海学院」では中1と中2を対象に、「早勢大学」の見学会があって、各学部の案内をしたり、体験授業や学食の試食会があって、すごく楽しかったですよ。それで大学を決めたんで。」

雄一「中学生を対象とした見学会もいいですね。中高一貫校の進学者は増えてはいるけど、全国的に見るとまだ少ないのが現実。特に地方は中高一貫の学校がないところもあるしね。」

進也「確かに中高一貫の学校は増えてはいるけど、多くの中学生は地元の公立中学に行かなければならないのが現状だからね。地元の公立中学では高校受験を経験しないといけないし。」

勇起「縁あって中高一貫の学校に入れたんだし、高校受験を受けなければならない地元の公立中学の生徒とは違い、大学受験のための大学の選び方やどんな勉強をしているのかを見つけられるのが中高一貫校しかない進路の選び方だしね。高校受験に左右されずにゆっくりとどんな大学がいいかを調べられるし、勉強も部活もうまく両立できるのも大きいしね。」

進也「大学受験についてはまだこれからになるけど、系列の大学への内部進学か、他の大学の受験かは親と相談して、納得いく大学を選んだらいいですよ。法学部は総合大学ではたくさんあるので、司法試験の合格者の数や公務員試験の合格者の数、大学の雰囲気や勉強できる環境など、いろいろと吟味してくださいね。ぼくらも応援しています!」

雄一「ありがとうございます!内部進学か受験かはまだ決まっていませんが、自分がこの大学で学びたい!って思えるような大学を探していきたいと思います。」

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(左から勇起、雄一、進也)

 

中高一貫校に通う中学生の方は、勉強と同時に行きたい大学を見つけてみましょう。

 

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