梅の実学園の仲間たち

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人気の小説・エッセイ(その22)

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山口(42歳・運送会社勤務)や…。

今日は「人気の小説・エッセイ」をお送りするで。

 

今月は「安部譲二」さんをピックアップや!

 

安部さんは日本の小説家で、多くの作品を残したんや。

今日はすべてやないけど、安部さんの作品を紹介するで。

塀の中の懲りない面々 (文春文庫)

塀の中の懲りない面々 (文春文庫)

 

まずは「塀の中の懲りない面々」や。1986年に刊行した小説で、これがデビュー作や。1987年に映画化されて、藤 竜也さんが出演しよったわ。安部さん自身もこの映画に出演したんやで。安部さんは東京生まれで、父親の転勤でイギリスやフランスで育ち、第2次世界大戦が始まる前に日本に帰国し、中学生の時に「麻布中学校」に進学したものの、在学中に暴力団の舎弟になったことを理由に、「麻布高校」への内部進学が認められず、地域の夏祭りの場で傷害事件を起こしたことから、中学を中退し、イギリスの寄宿制の学校に留学させられたんや。イギリスの学校でも問題を起こして中退し、日本に戻って「慶応義塾高校」に入学したものの、暴力団の構成員となり、「早稲田大学」の学生に暴力を起こし、除籍を受けたんや。その後は全国各地の6つの高校を転々とし、8校目となる「保善高校」の定時制(現在は廃止)に転校し、22歳で卒業したんやけど、「中央大学」の通信教育部は中退したんや。19歳の時に借金の取り立てなどで強盗殺人未遂と銃刀法違反で逮捕されたんや。その後は裁判を経て釈放されたんやけど、1964年に在籍していた暴力団の組が解散され、高校卒業後にホテルの専門学校に進学し、1961年に「日本航空」に入社し、客室乗務員として仕事をするんやけど、乗客とのトラブルや暴力団員であったことが発覚し、退社されたんや。その後は別の暴力団ヘッドハンティングされ、同時に「日本航空」時代の同僚だった妻(内縁)と一緒にレストランの経営などの仕事を転々としたんや。 その後は1966年に逮捕され、これまで暴行傷害、賭博、麻薬、青少年保護条例違反など、日本国内で14犯、海外でも複数回の服役を経験。海外では3犯を犯し、国内外通じて刑務所生活は通算で8年に及んだんや。1981年に暴力団から足を洗い、1987年に刑務所体験を描いた作品が「塀の中の…」で、これがベストセラーとなったんや。

RAINBOW 19―二舎六房の七人 (ヤングサンデーコミックス)

RAINBOW 19―二舎六房の七人 (ヤングサンデーコミックス)

 

最後は「RAINBOW~二舎六房の七人~」や。2005年に刊行されたまんがで、安部さんは原作のみで、作画は柿崎正澄さんや。作家としての地位を築いた後、その後は作家のほかにまんがの原作者、エッセイストとして執筆をし、タレントやコメンテーターとしても活動したんや。2019年に突然帰らぬ人となったんや。

安部譲二さんは2019年に急性肺炎のために死去したんや。82歳や。葬儀は近親者のみで済ませたんや。主な受賞歴は「RAINBOW…」で第51回「小学館漫画賞」・一般部門を受賞。作家・タレント時代では石原裕次郎さん(故人)、橋本龍太郎さん(故人)、三島由紀夫さん(故人)など、多くの有名人との親交があったんやけど、少年時代から暴力団生活で何度も刑務所に服役され、波乱万丈の人生やった。安部さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

次はどの作家が登場するのでしょうか?次回は年明けの1月にお送りするで。

 

というわけで、山口や。

ほな、またな。

 

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