梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

チャットジャッジ~お酒に「トクホ」は必要?不要?~

こんばんは。賢也(32歳・バー経営)です。

今月のチャットジャッジはこのお題です。

 

「お酒に「トクホ」は必要?不要?」

 

「トクホ」とは「特定保健用食品」のこと。高血圧や肥満などの生活習慣病を治すための食品ではありませんが、これら生活習慣病を予防するために開発された食品です。代表的なものでは、ヨーグルトや機能性飲料、一部のサラダ油などです。

今年の2月に消費者庁がお酒の感覚で飲める「ノンアルコール飲料」の新商品がトクホに認定されました。

ノンアルコール飲料がトクホに認定された今、お酒までトクホに認定されてしまったらどうなるのだろうか?

 

そこで、お酒のトクホ認定は必要か不要かを討論したいと思います。

ファシリテーターは私・賢也です。私自身もお酒に関連する仕事をしています。私自身もお酒は好物の一つ。

必要派メンバーからは香里菜(27歳・美容関連会社勤務)、裕恵さん(37歳・主婦)、博さん(48歳・造船会社勤務)、慎一さん(57歳・メーカー経営)です。不要派メンバーからは仙八(レトリバー・♂4歳)、山中(31歳・広告代理店勤務)、輝美さん(43歳・銀行員)、康子さん(57歳・飲食店パート)です。

どちらも20歳以上(動物4歳以上)限定で選出しました。20代、30代、40代、50代以上です。

 

まずは必要派メンバーからのプレゼンです。

>私はお酒のトクホ認定は賛成です!すべてのお酒が認定する必要はありませんが、女性の美容と健康のために、お酒も美容と健康を考えた商品が必要だと思います。例えばコラーゲンやヒアルロン酸が含まれた果実酒など、女性の美容と健康を意識した商品ですね。これが実現すると、多くの女性たちは買うと思います。(香里菜)

>私は家族の健康を考えたお酒は必要だと思います。普通のお酒はアルコール中毒になったり、肝臓などの病気を引き起こしてしまいます。度を越えた飲酒は問題ですが、適量で体を壊さないお酒の開発は今後必要だと思います。(裕恵)

>私自身、高血圧で塩分やお酒を控えています。今あるお酒は体にいいものではありません。病気(重度の症状は除く)でも適量で飲めるお酒の開発はしてほしいですね。時間はかかると思いますが、お酒のメーカーの方はぜひともお願いします(ワラ)。(博)

>私は長野県内の酒造メーカーで社長をしています。主に日本酒の開発・製造をしています。日本酒もいろいろな種類がありますが、体の健康を考えた日本酒は少し増えてきましたね。ビールでもプリン体をカットしたものや、糖分をカットしたチューハイやカクテルも増えてきました。トクホのお酒も将来的には増えてくると思います。(慎一)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私は大阪府内の日本料理店で料理人の修業をしています。お店は昼はランチメニュー、夜はコース料理や一品料理がありますが、お酒も店のメニューの一つです。お店にあるお酒はビールや日本酒、焼酎が中心ですが、お酒自体は体にいいものは少ないです。トクホのお酒があると、お客さんの選択の幅も増えてくると思います。(則明・25歳・料理人)

特定保健用食品は食品やアルコール系を除く飲料は増えてきましたが、お酒やノンアルコール飲料特定保健用食品には認定されていません。生活習慣病にかかっている人とその予備軍の人は半数以上にのぼります。世代問わず健康を考えたお酒は消費者のニーズとしては必要だと思います。一部のノンアルコール飲料特定保健用食品に認定された今は、お酒も将来的には特定保健用食品に認定される商品が出てくると思います。(吉村・41歳・内科医)

 

不要派メンバーからの反論です。

>トクホ認定されたお酒は味はうまくないと思うね。(仙八)

>オレはまだ生活習慣病にかかっていないので、酒のトクホは必要ないね。(山中)

>トクホに認定されなくても、体のいいお酒はあります。お酒のトクホは必要なしです。(輝美)

>トクホ認定されたお酒が商品として登場すると、未成年者が買ってしまう恐れがあります。お酒はそんなに健康にいいものではありません!(康子)

 

続いて、不要派メンバーからのプレゼンです。

>オレはお酒のトクホは必要ないと思います。お酒って言うのは、食事と一緒に楽しむ嗜好品です。お茶などの場合はトクホ認定されてもおかしくないですが、お酒はありえないです。オレたち若者にとっては、お酒は楽しむためのもの。体のために飲むものではありません。(仙八)

>オレは仕事の後のお酒は大好き!毎日仕事のストレスで疲れているから、お酒はサイコーのお楽しみ。お酒のトクホは必要ないね。健康にいいですよって言われたら、無理して飲むことになってしまう。生活習慣病になったらそれを控えればいいだけ。(山中)

>私はお酒は大好き!特に一番飲むのはワインですね。お酒の中でもワインはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり、美容と健康にいいです。寒い時はホットワインにしてもおいしいですし、夏は炭酸やジュースで割ってカクテルで楽しむのもおいしいです。ワイン以外では少し部類が違いますが、「養命酒」は冷え性や疲れた時に飲む薬膳酒で、医薬品に指定されています。「養命酒」は医薬品なので、用量は普通のお酒とは違います。(輝美)

【第2類医薬品】薬用養命酒 1000mL

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>私は2年前に胆石で入院しました。手術を受けて回復しました。入院する前はお酒をよく飲みましたが、退院後は1~2杯程度でとどめています。お酒は1杯だけでは健康には害はありませんが、長年継続して飲んだり、多量に飲んでしまうと、健康に害を及ぼします。アルコールは完全に無害な物質ではないので、トクホとしては論外です。もちろん、未成年者の飲酒はご法度です。(康子)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私は都内の総合病院で管理栄養士をしています。栄養士の立場からして、お酒のトクホはありえないと思います。お酒はアルコールが含まれているので、健康にはよくありませんし、未成年者は法律で禁止されています。ヒアルロン酸配合やプリン体カットなどであっても、お酒にアルコールが入っている以上、トクホとして認められないと思います。(フェアリー・プードル・♀8歳)

>私は都内の大学病院で医師をしています。専門は呼吸器内科で、主に呼吸器疾患やたばこの禁煙治療などを専門としています。お酒もたばこと同様、「毒物」なので、多量に飲んだり、長年継続して飲み続けると、肝機能障害が起こったり、アルコール依存症になる恐れがあります。特定保健用食品生活習慣病予防のために作られた食品なので、生活習慣病の引き金になるお酒はトクホには入ることはないと思います。未成年者の飲酒は成長期の体に悪影響を及ぼすので、法律では禁止されています。ノンアルコール飲料はわずかながらもアルコールが含まれているので、お酒の部類になります。(浩康・46歳・内科医)

 

必要派メンバーからの反論です。

>お酒のトクホはすべてのお酒に認定する必要はないと思います。男性はウイスキーなどの強めで甘くないお酒が好まれますが、女性はその逆です。アルコール度数の低いお酒のほうがトクホとしては望まれます。(香里菜)

>子どもなどの未成年者や若者たちにはトクホはウケないと思います。若い人たちは自分で意識をして、トクホの食品を食べる人は少ないです。むしろ年配者向けの商品のほうがトクホとしてはウケると思いますが。(裕恵)

>お酒は多く飲むと毒ですからね。特に反論はありません。(博)

>未成年者や車のドライバーらの飲酒防止については社会で考えないといけないと思います。トクホの商品についても消費者庁側が広く消費者に啓発していかなければならないです。(慎一)

 

以上で終了です!!

最後に私がジャッジします。

結論は…お酒のトクホは必要なしです!!

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お酒はやっぱり楽しく飲むためにあるもの。健康のためのお酒を作っても、多量に飲んでしまえば毒と同じ。

お酒は体にいいものであっても、適量で飲みましょう。未成年者や妊産婦、車等のドライバーの飲酒は禁止です。

 

今日はチャットジャッジ・第25回目「お酒に「トクホ」は必要?不要?」をお送りしました。

 

*参考リンク*

ノンアルコール飲料2商品をトクホ許可 消費者庁朝日新聞デジタル):http://www.asahi.com/articles/ASH2L2TQGH2LUCLV002.html

 

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