こんにちは。高見(51歳・ミュージシャン)です。
今日は「蓄音機の日」だそうです。
蓄音機といえば、レコードを思い浮かべますが、音楽媒体は劇的に変化しました。
今日はレコードなどの音楽媒体の歴史についてお送りいたします。
レコードはかなり昔に登場しましたが、歴史は昭和の終わりごろまでありました。
世界で初めて作られた蓄音機は1877年にエジソンが発明した「フォノグラフ」で、その当時のレコードは現在の円盤型ではありませんでした。
円盤型レコードが登場したのが1920年ごろ。昭和の歌謡曲や演歌、J-POPではレコードが主流でした。レコードはシングル・レコードと今でいうアルバム版であるLPレコードなどがあります。現在はレコードによるシングルやアルバムはなくなりましたが、クラブのDJの演奏用にレコードを利用するところがあります。
レコードに代わって登場したのが、現在のCDです。
CDはCDプレーヤーで稼働する音楽媒体で、音楽のCDはその当時はシングルが8cm、アルバムが12cmでしたが、現在はシングル・アルバムともに12cmのものが主流です。
レコードもCDも長く使える利点がありますが、欠点もあります。
レコードは何度も摩擦をくり返すことで傷ができることやほこりや静電気に弱いこと。CDは色素の変化や湿気に弱いことです。
反対にノイズ音、いわゆる「チリパチ」の音を楽しめるのもレコードならでは。CDはパソコンで再生することも可能です。
レコードもCDもカセットテープやMDに録音することが可能ですし、CDではパソコンで録音することができます。ただし、音楽の録音は個人で楽しむ範囲のみがルールで、不特定多数にダウンロードをするなど、他人と共有することは著作権法で禁止されています。
最近の音楽媒体は「itunes」をはじめとした音楽サイトで音楽をダウンロードすることが若者を中心に人気を呼んでいますが、レコードやCDの売り上げが落ちてしまうことや違法ダウンロードが増加するなどの大きな問題が起こっています。音楽のダウンロードは年輩者には使いにくい傾向があるので、ダウンロードの時代になっても、CDはなくならないと思います。
レコードもCDも比較的安く買うことができます。中古のレコードではビンテージものを除き、多くが手に入りやすい値段で買えます。CDでは購入金額よりも安い価格でレンタルも可能です。決して高い値段ではありませんし、子どもから高齢者まで広く音楽を楽しむためにもレコードやCDは必要不可欠な音楽媒体です。
これからもレコードやCDを活用したいと思います。
というわけで、高見でした。
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