梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

「15歳」の心理

こんにちは。丈帆(中3)です。

今年最初のおしゃべりカフェは「15歳」です。

今日1月5日は「いちごの日」だそうです。果物のいちごではなく、15歳の中学3年生の受験や進路にエールを送る日だそう。ほとんどの中学3年生は高校受験があるので、この時期は本当にピリピリします。

しかし、中高一貫校の増加で同じ中学3年生でも高校受験がない人はそうでもないみたいです。

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはオレ・丈帆、航平くん(高2)、青心くん(せいじ・中等教育学校4年)です。

 

丈帆「今日は宮崎のご当地グルメをお送りします。今回は「肉巻きおにぎり」です!肉巻きおにぎりは俵状のご飯のおにぎりに豚の薄切り肉を巻いて焼き上げ、たれにからめたもの。もともとは宮崎で食べるものですが、次第に全国区になって、東京では専門店ができたほどの人気です。今日は地元の店で買ってきました。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

丈帆「ん!うまい!たれにかまらった肉にご飯が合う!」

航平「たまに買って食べています。うまい!」

青心「ボリュームが合っておいしい!弁当にもよく登場します。」

丈帆「やっぱり、おいし~(*^。^*)」

 

~肉巻きおにぎりを食べ終わったところで、本題です~

丈帆「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「15歳」で、オレは中3の受験生なので、もうすぐ高校受験があります。中学の3年間は部活と勉強の両立、内申書対策と、本当にピリピリしています。もし高校に行けなかったら受け皿がないので、本当に困りますね。お2人の15歳のときって、どんな心理でしたか?」

航平「ぼくも同じですね。高校受験には内申書が必須なので、学校の成績を上げるのはもちろんですが、服装から態度まで悪かったら内申書に悪いことがかかれるので、中学の3年間は校則通りの服装をしていたので、本当に嫌でした。普通に学力試験だけだったらまだ楽なんだけど、内申書があるのは本当に嫌。」

丈帆「オレの地域ではほぼ全員が地元の公立に進学するので、地域をあげて高校受験が冬の一大イベントのようで、周りからも勉強のこととか進路のこととか言われるんですよね~。もし高校に落ちたら、地域の人からもいろいろ言われるし。青心くんは高校受験のときはどうでしたか?」

青心「ぼくは高校受験は受けていません!」

丈帆「何でですか?」

青心「ぼくが通っている学校は中高一貫なので、高校受験がないんですよ。いわゆる高校受験独特のピリピリモードはぜんぜんなくて、部活も普通にやっているし、趣味とかでワイワイ楽しんでいますよ。その代わり中学受験があって、今の学校に合格するまでは大変でしたが。」

丈帆「中高一貫ですか。学校は私立なんですか?」

青心「ぼくは私立ではなくて、公立の中高一貫校なんですよ。6年制の中等教育学校で、大学受験のための先取り授業ができたり、学校独自の授業が可能なんですよ。うちの学校ではちょっと特殊で、1年(中1)の入学時にはわらで草履を作って、それを校内の上履きとして使うんですよ!1年から6年(高3)を通じて制服はないので、みんな自由な服装をしますね。行事では近所にある畑で農作業をしたり、地元の町でマラソンをしたりと、自然と地域に関わった教育がメインです。もちろん、大学受験のための勉強もあり、特に理数系の勉強には力を入れていますね。」

航平「いいな~。あそこはうわさでは聞いたけど、なんか学校が楽しそう。ぼくはその学校は受験しなかったので、そこに行っとけばよかったよ。」

丈帆「オレも受験しなかったですね。オレの地域では私立はおろか、公立の一貫校の進学者がいないので、全員が地元の公立に行く子が多いんですよ。」

航平「ぼくの地域では何人か受験しました。合格したのはたったの1人だけで、最後の抽選で落とす人が多いみたいです。あとは私立の「宮崎女学院」や「セガール」などですね。」

青心「受験は学力試験がNGなので、作文と面接、実技試験だけです。そこで何人か落としますが、ほとんどの受験生はこれらの試験に合格します。ただ、毎年合格者が多数いて、この多数の受験合格者を落とすために抽選を行うんですよ。ぼくは運よく抽選に当選して、見事合格しましたが、中学生の妹もぼくの学校を受験して、作文などは合格しましたが、抽選で不合格になって、地元の公立中学に行くことになって、妹は泣いていましたよ。通っている公立中学では受験モードで行くのもしんどいって言っていましたね。80名の定員に対して、400人以上の受験者が殺到して、競争率もかなり高いです!!卒業した小学校では13人が受験して、合格したのがぼくを入れて2人だけでした!!」

丈帆「マジですか~。めちゃくちゃ厳しいじゃないですか。」

航平「作文などで落ちたならまだしも、抽選で落ちたなんて最悪だよね!!」

青心「合格した子は勝ち組で、落ちた子は負け組って感じです。うちの妹がそうでしたから。」

丈帆「青心くんは今の学校を受験した理由って何ですか?」

青心「単刀直入に言うと、高校受験が嫌だったんですよ。高校受験でせっかくの楽しい中学生活が犠牲になっていくのが目に見えているので、のびのびとした環境で勉強がしたいのが本音ですね。私立の選択肢もあることはありますが、うちの家では経済的理由で私立はダメで、公立しか選択肢がないんですよ。だから、中学受験は私立は受験せずに、今の学校1本でしたからね。もし今の学校に落ちていたら、2人と同じ気持ちでしたね。」

航平「スポーツとかいろいろな活動が両立できにくいし、同級生も同じ小学校からの集まりだけなので、視野が狭いしね。」

丈帆「確かに地元公立中学は小学校も同じの子が多いですからね。オレは友達がいるからまだましだけど、いじめとかで友達がいなかったら逃げ場がないしね。もし高校受験に失敗したら、就職をしないといけないって、父親(刑路・45歳・料理人)に言われたので、中学卒業して就職は嫌なので、落ちた時の受け皿ってあるのですか?」

航平「昔は中学を卒業して、高校受験でどこの学校も行けなかったら、就職しかないけど、今は通信制高校が増えているので、仮に落ちても通信制高校に進学できる選択肢はありますよ。通信制高校は公立と私立、民間といろいろな形態があり、自分のスケジュールに合わせて勉強ができます。民間だと通学生コースがあるので、そこに進学するのもアリだと思います。通信制高校は書類審査だけでそのまま進学できますので、次の進路の参考にしたほうがいいと思います。中学時代の同級生の子も高校受験でどこの学校も進学できずに、通信制高校に進学して、そこでがんばっている子もいますよ。」

丈帆「そうですか。ありがとうございます。一応志望校は決まっていますが、もし落ちた際は通信制高校も考えたいと思います。」

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(左から航平、丈帆、青心)

 

高校受験を控えている中3生も、中高一貫でのびのびとした中3生も、いろいろと多様化していますね。

 

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