梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

新型コロナが憎い!(その15)

こんにちは。裕一(大学2年)です。

今週のおしゃべりカフェは先週に引き続き、「新型コロナ」についてお送りします。

今日は大人男子メンバー3人でお送りします。

メンバーはぼく・裕一、一世先生(36歳・救命医)、作三さん(61歳・飲食店経営)です。

 

~ここからはオンラインチャットによる会話です~

裕一「今日は東京、大阪からリモートでお送りします。今日のテーマは4週にわたって「新型コロナ」についてお送りします。新型コロナが発生してから1年が経ちましたが、状況はどうでしょうか?まずは一世先生。」

一世「相変わらずコロナ患者の治療で手いっぱいだよ。でも、もうすぐしたら姉妹病院の「はこね病院」がコロナ専門病院になるから、今入院中のコロナ患者は全員「はこね病院」に移動されるので、もうこれでコロナ患者を治療せずに済むって思う。」

裕一「よかったですね!って言いたいところだけど、姉妹病院の方はいい迷惑ですよね。」

一世「「はこね病院」側の方は「何でオレらがコロナ患者を診ないといけないんだ!!」って怒っていて、反対運動を起こしたみたいだけど、理事長側が却下されて。一応本院である「慶明大学附属病院」の一部の感染症専門医師や呼吸器内科医師、ICUやHCUの一部の看護師が「はこね病院」に異動が決まったし、外部から感染症専門医師が招へいされるから、「はこね病院」のスタッフだけでやるわけではないので。」

裕一「何で「はこね病院」がコロナ専門病院にしようとしたんですか?」

一世「コロナの件で救命医や内科医の方が忙しくなったけど、反対に外科医が暇になってきて、外科医側が「本来の患者の治療に専念できない!!」って言って、反発したそうで、それで精神科だけでは採算がつかない「はこね病院」を一部だけ精神科部門を残して、他はすべてコロナ専門病院に衣替えにしようとしたわけ。うちの病院もコロナだけをやっているのではなく、がんや特定疾患の治療もやっているから、本来の病気で入院・外来に来ている患者を放置するわけにはいかないってことで、方針を切り替えたってわけ。」

裕一「「はこね病院」にいる精神科の医師はどうなるんですか?」

一世「半分が本院の医師と兼任でやっていたから、その人らは本院に残るけど、「はこね病院」専任の医師は一部だけ残り、あとは他の病院への転職か個人クリニックを開業する人がほとんど。」

作三「病院も大変やな。コロナと格闘しないかんし。」

裕一「ホントですよね。作三さんのところはどうですか?」

作三「わしのところは串かつ屋をやっているけど、2度の緊急事態宣言で、店を開店休業せないかんから、ホンマ大変やで。」

裕一「店の営業ってどうなっているんですか?」

作三「いつもだったら深夜までやっているんやけど、府や市の要請で夜の8時までしか営業ができへんのや。当然ながら客は来ないわ。」

一世「ランチはあるのですか?」

作三「基本やってへんけど、このコロナのせいでランチ営業をやることになって、ランチタイム限定定食もできたかな。あと、テイクアウトをやることになって、そっちの客は増えたよ。家でわしらの店のメニューを食べるのはええことやしな。」

裕一「ランチやテイクアウトをやるんだったら、そっちの方では何とかなりそうですね。」

一世「裕一くんのところはどうなの?」

裕一「コロナが発生してからは実家には帰っていないですね。大学はオンライン授業ですが、実験の時だけ大学に行かないといけないですね。実家の家族とはリモートでやり取りしています。」

作三「大学はそうなるわな。高校とか中学とかはずっと学校だしな。感染しても重症化せえへん子どもがほとんどだし。」

一世「子どもでも重症化する子はいますよ。うちの病院でも乳幼児の子どもがコロナに感染して、重症化してICUに入院しましたからね。」

裕一「すでに海外では子どもがコロナで亡くなった子もいるしね。弟(裕也・中3)は私立に通っていますが、学校はオンライン授業ですよ。でも、弟の学校の中学入試や高校入試はいつも通りありましたけど。」

一世「給付金はもらいました?個人・事業関係なく。」

作三「店の休業協力金を申請したけど、一向にもらってない。特別定額給付金はもらったけど、めちゃくちゃ遅かったし。」

裕一「大阪でしょ?あの維新の市長と知事がいるところは最悪だよ。テレビばっかり出ているだけで何にもしてくれないしね。」

作三「あの知事と市長はちゃんとやってくれるよ。期待しているし。」

裕一「じゃあ、大阪都構想住民投票、「大阪市廃止」に賛成したんですか!?」

作三「あれは反対に投票した。それとこれとは別やわ!」

裕一「あの2人は大阪市をなくすために知事や市長をやっているんですからね。住民投票に失敗したら、今度は「府市一元化」という条例を可決して、大阪市をつぶそうとしていますからね。知らない間に市のサービスが悪くなりますから。」

一世「大阪維新の会日本維新の会は胡散臭いよね。「身を切る改革」って言っておきながら、実際は国民にしわ寄せがきているし。」

裕一「大阪の公務員はほとんどが「パソナ」の派遣の人間だしね。ぼくも個人ではすぐにもらいました。東京は大阪に比べて給付金の支給が早いですからね。大阪の実家はめちゃくちゃ遅れて支給されましたからね。」

一世「私ももらいましたが、ほとんど寄付に回しましたよ。医療現場の支援に。私自身も医療現場で働いているので、医療現場の支援がない国に怒りを持って寄付しましたね。」

裕一「医療現場や生活に困っている人たちを支援しない政府は最悪ですよね。これでは生活が苦しい人たちがどんどん増えていくし、もっと国民の声を聞くべきだよ。」

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(左から一世、裕一、作三)

 

来週は大人女子メンバーたちが登場します。どんな話になるのでしょうか?

 

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