***出演***
靖明(23歳・車掌)
(一言)
ぼくは都内の私鉄で車掌をしています。仕事の拠点である駅の駅員をしながら、自分の沿線の鉄道に乗り、駅のアナウンスなどをしています。
車掌はJRや私鉄、地下鉄の車内に乗って、次の駅のアナウンスをしたり、駅に着いた時の扉の開閉などを行います。かつては切符のチェックもありましたが、切符のチェックは、現在では新幹線やJRの特急、私鉄の特急(一部)だけで、在来線の多くはプリペイドカードやICカードが普及し、それらを使用する人が増えたため、切符を買う人は少なくなりました。
車掌になるには各鉄道会社の採用試験に合格をしなければなりません。学歴は一部では大卒者もいますが、多くが高卒や短大・専門学校卒です。新卒者が中心で、中途採用は受け付けてはいますが、経験者など、ごく一部に限られます。
仕事はまずは配属する駅の駅員としての業務を覚えてから、車掌業務に入ります。鉄道の運転士は一通り業務ができるようになってから鉄道を運転することになりますが、運転士については後日お送りしたいと思います。
車掌の問題点ですが、駅員共通の悩みで、普通の会社員とは違い、勤務時間が不規則であることです。
鉄道は朝の5時~深夜0時までで、その中から早番、中番、遅番…にシフトが組まれます。早番では朝の5時~昼の2時、遅番では夕方4時~深夜0時となります。早番があるときは早朝に起きないといけないし、深夜まで仕事があると家には帰れないし、眠い…。遠いところだと車やバイク、自転車がないと厳しい。家が遠い人は入社時に寮や社宅で生活をしている人も多いです。
スキルとしてはコミュニケーション能力、地理的能力です。コミュニケーション能力はいくら鉄道が好きで、地理も得意な人がいても、乗客とのコミュニケーションが取れなかった意味がないですし、暴力的な口調でしゃべるのも論外です。駅員自体は圧倒的に男性が多いですが、近年は女性の活躍も目覚ましいです。
*女性車掌についてはこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2014/07/13/140000
毎日の通勤・通学の足に欠かせない鉄道。鉄道が好きで、鉄道の仕事がしたい方は男女問わず挑戦してくださいね。(靖明)
(他のみんなから一言)
>ぼくは大手鉄道会社の和歌山の駅に勤務しています。鉄道の仕事は時間が不規則ですが、鉄道が大好きなので、毎日がんばっています。(雅海・24歳・車掌)
>ぼくは鉄道が大好きで、駅員を目指しています。兄(鶴丸・たぬき・♂5歳)が地元の私鉄で駅員をしているので、将来は兄弟で駅員を目指しています。(華丸・たぬき・♂3歳)
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