梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

男子の仕事をする女子

こんにちは!佑香(22歳・メーカー勤務)です。

今週のおしゃべりカフェは「男子の仕事をする女子」です。

前回「女子の仕事をする男子」をテーマに、看護師や保育士、栄養士をしている男子たちが登場しましたが、今回はその逆です。

男子の仕事は力が必要なガテン系の仕事。その中でガテン系の仕事をしている女子たちがいます。

今日は3人のメンバーと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはウチ・佑香、鏡子さん(28歳・車掌)、美帆子さん(23歳・建設下請会社勤務)です。

 

~ここからはオンラインチャットによる会話です~

佑香「今日は愛知、東京、和歌山からリモートでお送りします。今日のテーマは「男子の仕事をする女子」です。それぞれの仕事ですが、ウチは大手機械メーカーの地元・愛知の工場で製造職をしています。」

鏡子「私は都内の私鉄で駅員・車掌をしています。」

美帆子「私は和歌山県内の建設の下請会社で建設作業員をしています。」

佑香「ありがとうございます!次は今の仕事を選んだきっかけはありますか?」

鏡子「私は実家が岩手ですが、地元の工業高校を卒業しました。専攻は電気科でしたが、女性ができる仕事が限られていて、どうしようかと思いましたが、今の私鉄が女性の駅員を募集しているってことで、これだったら、私もできそうと思い、就職試験を受けて合格しました。」

佑香「ウチも地元の工業高校を卒業しました。専攻は機械科でした。やはり工業の仕事は男子に限定されており、女子は入る隙がなかったんですよね。あきらめてサービス業の仕事にしようかと思いました。」

鏡子「もともと工業高校自体が男子が多くて、女子は少なかったんですよね。機械科や電気科などの定番の学科は女子はほとんどいないです。デザイン科とか、建築科とかは女子は多いですが。」

佑香「それでもモノづくりの仕事がしたいと思い、ダメもとで今の会社の就職試験を受けましたが、無事に合格できて本当によかったです。美帆子さんは高校は工業高校だったのですか?」

美帆子「私は普通科の高校でした。高校卒業後にフリーターをしていましたが、もともと人と話すのが苦手だったので、サービス業とかは向いてなかったです。ある日、配送の仕事の途中で、あるビルの工事現場を見たのですが、多くの作業員の中に女性の作業員がいました。その時に「女性でも建設作業員ができるんだ」って知り、ハローワークで今の会社を見つけ、実家の福岡から和歌山まで面接に行って、社長に「ここで働かせてください!」って頭を下げて、それですぐに採用されました。同時に実家の福岡を離れて、和歌山に引っ越し、会社近くのアパートで暮らしています。」

佑香「思い立ったらすぐに行動できるのはすごいです!さて、今の仕事はどんなことをしていますか?」

鏡子「配属先の駅の駅員として接客業務をしたり、車掌として電車に乗って、乗客の状況確認や電車の扉の開閉、次の駅のアナウンスを担当しています。」

美帆子「建設現場の工事作業が中心です。作業の資格は現場で覚えてから資格を取得しました。」

佑香「今の工場では航空機を作っているので、航空機部品を作ったり、一部部品を組み立てたりします。次は今の会社に入ってよかったことってありますか?」

美帆子「職場が男性ばかりなので、唯一の女性である私をみんなかわいがってくれますね。」

佑香「ウチも同じです!部署では女性はウチ一人なので、男性社員からかわいがられます。自販機のコーヒーをおごってもらったり、休憩時間は一緒に円バレーをしたりしています。」

鏡子「うちの職場では女性駅員は4人います。別々の駅に配属していますが、たまに集まると一緒に女子会をしたりしています。ちなみに女性駅員では私が一番のベテランです。」

佑香「すごいですね!」

鏡子「でも、自部署の駅では私一人なので、最初入社したときはかわいがってくれましたが、もうベテランになって、後輩もできたので、後輩の指導をしたり、休憩の時はお茶をおごったりしています。コロナ禍では飲食店には行けませんが、コロナ前では一緒にご飯に連れて行きましたね。」

美帆子「私も社長や男性社員と一緒に飲みに行ったりしています。」

佑香「ウチもです。女子ばかりの職場に比べて、すごく新鮮ですし、楽しいですね。反対に嫌だなって思うことは何ですか?」

美帆子「現場で働いているので、トイレや着替えには苦労しています。」

鏡子「わかる!最初来たときは女子の更衣室がなかったもん!」

佑香「ウチの会社は女子の更衣室はありますね。事務の方たちと同じ場所なんですが。」

鏡子「女子のトイレは駅のトイレを使えばいいんだけど、更衣室がないのはホント困った!今は労働組合に相談して、女子の更衣室が新設した駅もありますが、いまだに女子更衣室がない駅もあります。」

美帆子「着替える時は直接現場に行くときは現場のトイレで着替えたり、事務所に来たときは事務の女性の方の更衣室を借りて着替えています。」

佑香「着替えは大変ですよね。ウチは職業柄、体中油のにおいがするので、会社を出る前に女子更衣室にあるお風呂場に行って、体を洗ったりします。」

美帆子「あとは男子も共通することなんだけど、福利厚生があまり整っていないかな。最初来たときは労災だけだったので、健康保険や年金は役所に行って払っていました。今は健康保険も厚生年金も雇用保険も加入できたので、何とか助かっています。」

鏡子「私らはすぐに社会保険に加入できたけど、小さな会社はそういうの多いよね。」

佑香「美帆子さんの会社に限らず、中小企業では多いですよね。友達が中小企業の会社で働いているけど、最初入ったときは社会保険が加入できなかったって聞いた。最後に今後の目標を教えてください。」

美帆子「女性の現場監督を目指していますね。いろいろな資格を取って、いろいろな現場を任されるようになりたいです。あとは、女子の後輩がほしいですね。」

鏡子「女性ならではの細やかな気配りができることが女性駅員の強みだと思います。今は運転士の勉強をしているので、運転士の免許に合格することが目標です。」

佑香「ウチは数少ない女性作業リーダーを目指してがんばっています。というわけで、お2人とも、今日はありがとうございましたm(__)m」

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(左から鏡子、佑香、美帆子)

 

ガテン系職業を目指している女子のみなさん、私たちと一緒に働きましょう!

 

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