***出演***
志歩(20歳・パティシェ)
鏡子(28歳・車掌)
真由香(24歳・IT関連会社勤務)
(一言)
だいぶ前に「女の職業」を「サラリーマンの愚痴」のほうで紹介しましたが、今回は「男の職業」として、主に男子の職業でがんばる女子たちをお送りします。
男子の職業は営業職、エンジニア、SE・PG、鉄道の車掌や運転士、バス・タクシーの運転手、トラックドライバー、工事現場等の作業員、料理人、パティシェなど。スポーツ選手の中で、男子の職業のイメージが強いとされるスポーツもそうで、主なスポーツは女子プロ野球や女子ラグビー、女子相撲などがあります。
全員ではありませんが、「梅の実」でも男子の職業でがんばる女子たちがいます。
まずは鏡子さん。都内の私鉄で車掌をしています。高校卒業後に今の会社に入社し、駅改札の接客や車掌などを経験しました。現在は運転士を目指して運転の訓練と並行しながら仕事をしています。鉄道の駅員はかつては男子のみの職業で、女子は新幹線や特急車の接客などがメインでした。労働法の改正で、男女別の募集が禁止になり、大手鉄道会社を中心に女子の駅員が増えてきました。女子の駅員がいると、駅が華やかになるし、女性らしい優しさと心配りができるのが特徴です。
次は真由香さん。都内のIT関連会社でSE・PG(システムエンジニア・プログラマー)をしています。主な仕事はスマートフォンのアプリ開発が中心。真由香さんが開発したアプリは料理投稿サイトやファッションのネットショップなど、女性目線のアプリを手掛けています。
最後は私。大阪府内にあるケーキショップでパティシェをしています。製菓の専門学校卒業後に今の店に入職し、現在修行中です。店の商品は生菓子のケーキを中心に、焼き菓子など種類が豊富。パティシェはドラマの影響などで女子の人気職業になりました。スイーツは女子が好きなのもあると思います。
しかし、あこがれとは裏腹に地味で体力のいる仕事。女子のパティシェは増えてきてはいるものの、もともとは男子が中心の男社会。仕事中は男子も女子も関係なく、オーナーパティシェからの厳しい叱咤はありますし、10kg以上の大きな食材も運ばなければなりません。勤務は朝が早くて夜が遅い…現実は厳しいです。
パティシェ以外の仕事でも、ふだんは男子社員にかわいがられ、人間関係は比較的良好なところもありますが、福利厚生が整っていない現状があります。駅員や運転手などは男子がメインとなるので、女子の更衣室がないのもある。会社から離れた工事現場ではトイレさえもない。育児休暇が整っていない会社もあるため、結婚しても続けにくい環境でもあります。最近では大手企業を中心に徐々に改善されつつありますが、長く働ける職場環境は大きな課題でもあります。
男子の職業でがんばる女子も、女子の職業でがんばる男子も、それぞれメリットもあればデメリットもある。
それに負けないくらい、一人前を目指してがんばります!(志歩)
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