こんばんは。理(高2)です。
4月から始まったアンダークラブとの決闘。「梅の実」の1勝、アンダークラブの3勝となった。
今回も絶対に勝つぞ!
~ここからはオンラインチャットによる会話です~
理「おい!アンダークラブよ!!出て来いや!!」
裕行(高2)「こんばんは。」
沙由美(中2)「誰?」
マイネル(くま・♂2歳)「あ!!こないだの!!」
水蓮(ポニー・♀2歳)「知ってるの?」
マイネル「こないだオレら「激論!!」メンバーの討論会にシャムロック(パピヨン・♂2歳)と一緒に乱入したやつだよ!!」
裕行「こないだはどうも。今回はぼくら神奈川海岸チームのアンダークラブが殴り込みに来ました。みんな!」
裕行以外のアンダークラブメンバーたち「は~い。」
尋之(高2)「今回も5人かよ。」
沙由美「毎回5人じゃない?」
水蓮「こないだの中央チームの子も5人だったよね。その前の北町も茨城も青森も。」
理「自己紹介お願い。」
アンダーA「はい!アンダークラブメンバーの瑞喜(中1)です。一応キャプテンをしています。」
水蓮「この人もキャプテン…。」
アンダーB「アンダークラブメンバーの叶睦(中1)です。」
アンダーC「アンダークラブメンバーの奈生美(小5)です。」
アンダーD「アンダークラブメンバーの撫子(ねこ・♀6歳)です。」
裕行「改めまして、アンダークラブメンバーの裕行です。副キャプテンをしています。」
尋之「副キャプテン!?」
沙由美「こないだの青森のメンバーの子も副キャプテンだったよね。」
理「マイネル、「激論!!」メンバーの討論会に乱入したやつはどんなやつだ?」
マイネル「裕行は東京の「開布高校」に通っているんだ。あとで他のメンバーから聞いた話では、父親が地元の県議をやっているんだ。」
明(高2)「マジで!?」
沙由美「他の4人を知っている子はいるの?」
純平(中1)「叶睦はぼくと同じ「鳴海学院」に通っており、ぼくと同じクラスなんです!」
叶睦「そうなんです!ね?」
純平「ね?って言われても…。」
沙由美「他の3人は?」
「梅の実」メンバーたち「知らない…。」
理「おい!孝也くん(高3)よ!!いるか?」
孝也「何?」
理「あんたところの海岸チームのアンダークラブメンバーが来ているんだけど、キャプテンと女子2人が全く知らないんだ。他己紹介してくれないかな?」
孝也「わかった…瑞喜は地元の公立中学に通っていて、アイドルグループ「デニーズジュニア」のメンバーでもあるんだ。」
水蓮「こないだの中央チームにも「デニーズ」の子いたよね。」
孝也「奈生美は地元の公立小学校に通っていて、海岸のアンダークラブでは唯一の女子の小学生なんだ。撫子さんは大手の「四菱銀行」の地元支店に勤務する銀行員。」
沙由美「男子の小学生はいるの?」
瑞喜「小学生は女子は奈生美だけだけど、男子は2人いますね。1人は地元で、もう1人は「慶明」ですね。」
明「「慶明」の小学校って、超金持ちじゃん!」
香奈(中2)「ウチらとは住む世界が違うよね。ウチの家では私立はあり得ないけど。」
叶睦「ていうか、貧乏話ですか?」
マイネル「は!?何を言ってるんじゃ!!お前は!?」
叶睦「別におちょくっているわけじゃないですけど。」
撫子「裕行、この子たちアレじゃない?」
裕行「ま、何も学習しないバカ連中ですからね。すでにコロナの感染者も出ているしね。」
明「は!?さっきから聞いてりゃ、オレらのことをバカにしやがって!!」
尋之「お前らの方がバカじゃないの!?」
裕行「バカはそっちじゃないですか!他のメンバーから聞きましたよ。コロナ対策そっちのけで不倫や合コンをしていることを。」
叶睦「PCRもできない無能ばっかで。」
マイネル「こいつらマジでムカつくわ!!とっとと消え失せろや!!」
叶睦「消え失せるべきなのはそっちだろうが!!」
瑞喜「まあまあ、落ち着きましょう。これから決闘するんだし。どんな対決なの?」
純平「今月もクイズだそうです。問題はうちのクイズ研究会が作りました。問題はぼくが持っています。」
水蓮「問題は純平が読むのね。」
純平「はい。」
叶睦「ふ~ん、お前が読むんだ。ちゃんと読めればいいけど。」
尋之「なんか、こいつムカつくな…。」
沙由美「純平と同じクラスだしね。あまり仲のいい友達じゃなさそうだし。」
理「「梅の実」メンバーは誰が挑戦する?」
マイネル「オレが行くわ。」
水蓮「アンダーのメンバーたちは?」
裕行「じゃあ、ぼくが行きます!」
マイネル「え!?こいつと勝負するのかよ!!」
明「オレ、こいつ嫌いだわ!!いかにも頭の悪い人間をバカにするし。」
水蓮「そうだよね。超進学校に通っていて、父親が政治家だもんね。ろくな人間はいないわ。」
純平「5問中、多く正解したほうが勝ちです。準備はいいですか?」
マイネル&裕行「ラジャー!!」
純平「では問題…。」
理「え?」
水蓮「どうしたの?」
叶睦「早く問題言えよ!」
純平「…。」
叶睦「ほ~ら、緊張して何にも言えないの。クラスではいっつも猫かぶっているから、なんかムカつくんだよね~。」
尋之「お前さ、さっきから聞いてりゃ、純平をいじめているんじゃないかよ!!」
沙由美「そうだよ!!あんたがプレッシャーかけてるんじゃないの!?」
瑞喜「あの、たまたま叶睦と同じ学校の同級生の子がいることをこっちも知らなかったわけだし、叶睦自身も悪い子ではないので、あまり刺激を与えるのはやめてもらえますかね。」
尋之「てか、お前キャプテンだろ!!なんで注意をしないんだよ!!」
水蓮「そうだよね。純平だけが悪者扱いするのはどうかと思う!!」
孝也「おい!純平!!さっきの問題、オレにメールを送れよ!!」
純平「え!?何でですか?」
孝也「お前さ、仲の良くない同級生がいるのはちょっと辛いんじゃないのか?」
純平「…。」
叶睦「フン!」
香奈「何!?その態度!!」
孝也「とにかく、オレに問題のメールを送れよ。オレが問題を読む。」
純平「…すみません…。(メールを送る)」
孝也「あ、来た!」
沙由美「結局は孝也くんが読むのか。」
孝也「改めて問題を読むよ。」
マイネル&裕行「ラジャー!!」
奈生美「がんばれ!!」
孝也「第1問!選挙で投票日に行けない人のために事前の投票をすることを「何投票」?」
孝也「正解!」
尋之「よしっ!」
瑞喜「ドンマイです!」
孝也「第2問!日本の国会議員のバッジにデザインされている花は?」
裕行「菊!!」
孝也「正解!」
叶睦「よっしゃ!」
孝也「第3問!未成年の子に対して父母が持っている、教育や財産管理などの権利を何というのでしょうか?」
裕行「親権!!」
孝也「正解!」
瑞喜「よし!!」
明「マイネル!ちゃんと答えろよ!!」
マイネル「オレも押したけど、相手が早かったんで。」
孝也「第4問!連帯保証人など、他人の債務を代わりに弁財した人が、その他人に対して自分に返還するよう求める権利は何権?」
マイネル「求償権!!」
孝也「正解!」
尋之「おっしゃ!!」
水蓮「これで同点!!」
孝也「これで最後だよ。第5問!1604年に定められた、ポルトガル商人に対抗する為、特定の商人に生糸を一括購入・販売させる制度は何?」
マイネル「何だっけな…。」
裕行「糸割符制度!!」
孝也「正解!」
沙由美「うそ…。」
孝也「これで2-3で裕行の勝利!!」
叶睦「おし!!」
瑞喜「勝った!!」
明「うそだろ…。」
沙由美「まさかの僅差で負けるなんて…。」
瑞喜「お宅らが負けたんで、叶睦に謝って。」
理「悪いけどそれはできない。」
瑞喜「何で!?」
理「純平にちょっかい出して、プレッシャーをかけたのはそっちだろ!!お前らが謝れよ!!」
叶睦「何それ。ぼくを怒らせたよね!」
裕行「まあまあ、今回は許しましょう。今日はぼくが勝ったんで。次は別のメンバーが登場するんで、その時はお願いします。」
明「何か後味悪いな!」
水蓮「見ていて気分が悪いわ!!」
今回は「梅の実」の1勝、アンダークラブの4勝で終わった。
政治家の息子である裕行を筆頭に、今回のメンバーは本当にたちが悪い!!
~決闘終了後…~
撫子「あ、もしもし。今終わったところ。何…わかった。あとでみんなに報告する…。」
~アンダークラブでは…~
叶睦「ホントマジでムカつく!!」
シャムロック「同じ学校の同級生の登場でもめたわけだ。」
裕行「こっちも知らなかったですよ。叶睦の学校の同級生で同じクラスの子が登場したわけだし。」
綾(高2)「その同級生とは仲がいいの?」
叶睦「別に友達でもないし、別にいじめているわけでもないのに、相手はみんなぼくを悪者扱いにされたのがムカつくんだけど!!」
春登(中2)「瑞喜、どうする?」
瑞喜「オレらを怒らせたわけだし、こっちは徹底的につぶすのみ!!」
叶睦「瑞喜はやることが怖いね。」
瑞喜「「梅の実学園」は所詮雑魚。バカなやつらの集まりだよ。」
美百合(高1)「そうね。ウチらがつぶせば、あいつらはもがき苦しむだけ。」
君麻呂(くま・♂2歳)「幼稚な考えを持つやつもいるしね。」
淳美(30歳・法律事務所勤務)「どうする?」
郁巳(32歳・IT関連会社勤務)「まずは大人たちを徹底的につぶすことだな。やつらのほうがまとまりが悪い。」
撫子「郁巳、いいこと教えてあげようか?」
綾「何々?」
撫子「メール送ったよ。」
裕行「来ました?」
郁巳「ああ…これは十分につぶせるな…。」
シャムロック「これは愉快!」
美百合「ホント。これでやつらはギブアップだわ。」
瑞喜「これで報復の道具はそろった。あとは…オレたちがぶっ潰してやる!!」
(つづく)
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