***出演***
貴音(27歳・アパレル会社勤務)
結季(25歳・アパレルショップ店員)
環奈(22歳・看護師)
(一言)
いろいろな職場で働く女子たちはたくさんいます。
女子たちの主な職種は事務職が中心。事務職以外ではアパレルなどの販売職、飲食店スタッフ、製造職、商品企画、秘書、営業アシスタント、看護師、助産師、保健師、小学校などの先生、保育士、栄養士(管理栄養士)、パティシェ、アパレルプレス、デザイナー、音楽の先生などなど。男子の職業では営業職、エンジニア、鉄道の車掌(運転士)、バスなどの運転手、料理人、建設作業員など、いろいろです。正社員が大半ですが、アルバイトや派遣などの非正規社員も多いです。
給料は男子に比べると安いですが、男子の職業で働く女子では男子並みに給料が高い人もいます。残業はほとんど少ないし、福利厚生もしっかりしています。非正規社員では自分のライフスタイルに合わせた勤務時間を選択することができます。アフター5は趣味を楽しんだり、デートや女子会を楽しむ女子たちもいます。
働く女子で問題なのが、育児休暇があっても昔に比べて取得しにくくなっていること。子育て支援に理解のある会社ではそんなことはありませんが、中小企業を中心とした多くの会社では育児休暇のないところもあり、あっても上司らがなかなか理解してもらえず、退職を勧告されたり、同僚からの目を気にして、自分の体調が壊れるまで働かせられます。いわゆる「マタニティ・ハラスメント」。ここ最近急増しています。子どもを作るのを遠慮して、あえて結婚しなかったり、結婚しても子どもを作らない夫婦が増えてきています。これでは少子化問題が解決するわけありません。非正規社員たちは育児休暇がないところが多いので、子どもができた場合は会社を辞めなければなりません。
もう一つは管理職の昇進です。病院の看護師や保育士、幼稚園の先生などの女性の多い職場、大手企業や女性主体の会社では管理職昇進はありますが、多くの会社・職場では女性の管理職昇進はありません。同じ事務職でも男子と女子は同じ仕事をしているのに、管理職昇進は男子だけ。女子は昇進の対象外です。これが原因で、女性たちが会社を相手取って裁判沙汰になる事件がありました。反対に女子は遠い地域に異動になることはないですが、男子は遠い地域に異動になることはあります。責任ある仕事をしている違いがありますが、女子も責任ある立場で仕事をしています。腰掛で仕事をしている昔とは違うんです。また、働いている女子でも結婚や出産で辞めてしまう人たちも多いです。こういったことが女性の管理職昇進に歯止めがかかっていると思います。
他には男子主体の職場では女子の更衣室やトイレがない問題もありますし、残業の多い会社で働く女子もいます。
3回にわたって、男子たちの職場環境、ママたちの職場環境、女子たちの職場環境をお送りしましたが、どの世代・性別でも働くメリットもあればデメリットもあります。会社・職場は非正規社員たちを含めた社員全員の職場環境の改善をしてほしいです。一人でも安心して働ける職場になることを願って。(貴音)
ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!