梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

女性と子宮頸がん

こんにちは。可愛(37歳・臨床心理士)です。

今週のおしゃべりカフェは「子宮頸がん」です。

子宮頸がんは女性に多く発症するがんの一つ。ウイルスで感染しておこる唯一のがんです。

海外では子宮頸がんの罹患率が低くなっていますが、日本で増加傾向。子宮頸がんに関する予防法についても問題になっています。

そこで3人のメンバーたちとおしゃべりしたいと思います。

メンバーは私・可愛とまゆかちゃん(高1)、香里先生(49歳・中学高校教師)です。

 

可愛「今日は三重メンバー3人でお送りするので、三重のご当地グルメを紹介します。三重のご当地グルメと言えば、赤福って言いたいところですが、今回は「とんてき」です。とんてきは豚肉を味付して焼いたステーキ。しょうゆベースのたれをからめていただきます。今回は私が作りました。とんてきと付け合せのキャベツのせん切り、ご飯、インスタントのみそ汁との定食スタイルで。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

まゆか「おいしいです!ボリューミーで大好きな味です。」

香里「私もよく作ります。牛肉のステーキよりもあっさりとしてておいしいです。」

可愛「ありがとうございます。やっぱりおいしいですね♪」

 

~とんてきを食べ終わったところで、本題です~

香里「今日は家で飲むハーブティーを持ってきました。春らしくカモミールティーです。入れますね。」

まゆか「わぁ、いい香り(*^。^*)」

香里「どうぞ。」

可愛&まゆか「いただきます。」

可愛「ん!意外とおいしいですね。しかも飲みやすい!」

まゆか「りんごの香りがしてておいしいです。お茶に浮かべた小さな花もかわいいですね。」

香里「ありがとう。カモミールは腹痛を改善したり、精神作用があるので、女性におすすめのハーブティーです。スーパーでも市販されているので、試してみてくださいね。」

可愛「ありがとうございます。今度買ってみます。今日のテーマは「子宮頸がん」ですが、実は香里先生は子宮頸がんの経験者だそうですが、差支えなければ闘病生活について教えてください。」

香里「はい。私が子宮頸がんにかかったのが、2年前。47歳の時です。当時は自覚症状がなく、職場の健康診断でたまたま異常が見つかり、かかりつけの産婦人科で調べたところ、子宮頸がんのステージ1でした。かかりつけのクリニックでは入院設備がないので、入院設備のある総合病院の産婦人科で入院し、すぐに手術を受けました。手術は内視鏡を使った手術で、短時間で終わりました。その後は抗がん剤治療で入院・通院を経て、3カ月で完治しました。職場復帰は退院から1か月後。5年生存を経過していないので、毎年の定期検診は欠かさず受けています。」

可愛「ありがとうございます。完治後は異常はなかったですか?」

香里「今のところはないです。ただ、再発の恐れがあるので、抗がん剤の飲み薬は服用しています。」

まゆか「先生が病気になった時は大丈夫かなって心配しましたが、元気になった時は本当に良かったです。」

可愛「まゆかちゃんは香里先生の教え子ですか?」

まゆか「はい。今はクラスの担任の先生です。中学では英語の教科担任をしていました。高校に入った今でも英語の担任は香里先生です。」

香里「彼女はまじめでしっかりとした生徒です。大事な教え子の一人です。」

可愛「大好きな担任の先生が病気で失うと本当に悲しいですよね。やっぱり元気が一番です。私自身は20代の時に子宮筋腫にかかって、手術を受けましたが、その後遺症で不妊症になりました。子宮頸がんでも不妊症になることはありますか?」

香里「患者によっては子宮頸がんが原因で不妊症になることはあります。すべての患者ではありませんが。子宮頸がんの予防はやはり定期健診以外ないです。子宮頸がん検診はかかりつけの産婦人科でも行っていますので、お近くの病院をチェックしたほうがいいですね。また、ある程度の年齢によっては自治体が無料で検診を受けられるチケットが送られるので、それを活用するのもおすすめです。可愛さんの年齢でしたら、ぜひ受けるべきですね。」

可愛「はい。機会があればさっそく受けてみようと思いますが、私自身、地元の精神科クリニックで臨床心理士をしていて、週に2回、非常勤で地元の公立中学校のスクールカウンセラーもしています。仕事は平日と土曜の午前中で、休みは日曜祝日と土曜の午後だけです。だから、病院に行きたくても行けないの現状…。」

まゆか「そうですよね。病院って、どこもそう。土曜日の午後と日曜・祝日以外はみんな診療日ですからね。」

香里「病院によっては土曜日の午後と日曜でも診察しているところがあります。数は少ないですが。」

可愛「有給休暇を利用して、検診を受ける以外ないですね。」

まゆか「話は少しずれますが、子宮頸がんの予防接種のことです。私自身は受けていませんが、小学校時代の同級生の子が中1の時に子宮頸がんの予防接種を受けて、その副作用で体が硬直して、寝たきりになりました。その子は高校受験で希望の高校に進学しましたが、副作用のせいで勉強ができなくて、学校を辞めてしまいました。たまたまネットのニュースで小学校時代の同級生の子と同じような被害にあった子たちが全国にいることを知って、すごくショックを受けました。子宮頸がんの予防接種は受けない方がいいのですか?」

香里「正直言って、受けない方がいいと思います!海外で子宮頸がんの予防接種が行われていて、日本も実施し始めましたが、まゆかさんのお友達の方のように副作用の被害が相次いでいます。中には重度障害になった方や亡くなった方もいます。これを受けて政府は法定接種を一時取りやめ、補償金制度を新設しましたが、それでも支援が受けられない子が多く、泣き寝入りしている親子が相次いでいます。」

可愛「私もそのニュースを知りましたが、何でがんなのに予防接種を受けなければならないのですか?」

香里「子宮頸がんは他のがんでは唯一のウイルス感染で起こるがんで、それを予防するために世界各国で子宮頸がんの予防接種が行われています。ワクチンは2種類で、「サーバリックス」と「ガーダシル」という名前のワクチンです。欧米では「ガーダシル」を主に使用しますが、日本では「サーバリックス」を主に使用します。いずれも3回接種を受けなければなりません。海外では11~17歳前後の女子が接種対象で、国によって対象年齢が異なります。日本では小学6年生から高校1年生までの女子が対象で、中学1年生の女子は法定接種の対象になっています。しかし、ワクチンに対応したウイルスは限られていて、ワクチンに対応していないウイルスでも子宮頸がんが発生します。子宮頸がんの予防接種の副作用は日本で使用されている「サーバリックス」で多く起こっていて、「ガーダシル」はあまり起こっていません。ただ、「ガーダシル」でも副作用が起こっていますが、「サーバリックス」の半分です。海外でも日本と同様に子宮頸がんワクチンの副作用で被害にあった方たちが多くいます。」

まゆか「ひどい…。」

可愛「こんなひどいワクチンは受けるべきではないですね。」

香里「「梅の実」の東京メンバーの貴美さん(高2)が中1の時に子宮頸がんの予防接種を1回だけ受けたのですが、副作用のニュースを知って、2回目以降の接種を取りやめたそうです。海外メンバーでも受けなかったメンバーたちが多くいます。はっきり言って、ワクチンでがんを予防できるなんてありえないです。子宮頸がんは20~30代の女性でも罹患しますが、ごく一部の人だけです。多くが40代以上の女性です。」

まゆか「10代では子宮頸がんはならないのですか?」

香里「ほとんどいないです。やはり10代でも子宮頸がんの予防接種よりも、有料にはなりますが、定期健診の方が有効です。検診は年に1回または2年に1回受けるだけで十分です。厚労省は予防接種よりも定期健診の助成の方にお金を使ってもらいたいですね。いずれにしても、定期的な健診と正しい性教育が必要になります。男子も含めて、正しい性行為を学ぶことが重要になってきます。」

まゆか「やっぱりそうですよね。正しい性教育が必要ですね。」

可愛「ワクチンで子宮頸がんを予防するなんておかしな話ですよ。多くの少女・女性たちをこれ以上苦しめないでほしいです。あと、不妊治療の支援停止やマタニティー・ハラスメントの問題も、少子化を助長していますからね。全ての女性たちの幸せをつぶすのはやめてほしいです。」

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(左からまゆか、可愛、香里)

 

子宮頸がんはやっぱり定期健診での予防が一番です。

 

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