こんにちは。瑞樹（高3）です。
今週のおしゃべりカフェは4週連続で「コロナワクチン接種」です。
コロナワクチン接種は小学生以下を除く全国民（12歳以上）にワクチン接種の対象となっており、すでに医療従事者や65歳以上の高齢者、一部の64歳以下の基礎疾患がある方などが1回目のワクチンをすませています。
しかし、ワクチンの副反応や死者が出ていることや、反ワクチン派のSNSの投稿などで、ワクチンを受けない方が多くいます。
今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。
メンバーはぼく・瑞樹、リップル（くま・♂2歳）、慶介さん（25歳・商社勤務）です。
～ここからはオンラインチャットによる会話です～
瑞樹「今日は東京・アメリカからリモートでお送りします。尚、リップルは英語で会話をするため、あらかじめ日本語に訳しています。今日のテーマは4週連続で「コロナワクチン接種」で、今回は10代、20代の男子メンバーでお送りします。ぼくは接種券は届きましたが、まだ接種予約はしていません。ぼく自身は大学受験生で、来年の受験に備えて受けようかと思いますが、副反応が怖くて、どうしようか迷っています。お2人はワクチンは受けましたか？」
慶介「ぼくは受けました。ワクチンはモデルナで、会社の職域接種で受けました。」
リップル「ぼくも受けました。ワクチンはファイザーで、ぼくが住むアメリカではファイザー、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンの中から選択できますが、ぼくの場合は当時ファイザーしか選択できないので、地元のクリニックでワクチンを受けました。」
慶介「アメリカは1つの病院で3つのワクチンが選択できるんですか？」
リップル「いえ、アメリカのそれぞれの州ごとに指定されているクリニックや病院、集団接種会場があり、そこの会場はファイザー、別の会場はモデルナ…と、会場ごとにファイザー、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンのいずれかを設定しており、希望者は希望するワクチンの種類を選択して、実施している会場を選択します。あとでメールが届いたら接種予約が完了します。病院やクリニック以外の集団接種会場では地元の体育館や会議室だけでなく、ドラッグストアやファッションビルなど、さまざまな場所でワクチン接種が行われています。」
瑞樹「ドラッグストアでもやっているんだね。日本でもショッピングセンターの中の施設でワクチン接種会場を開いていますね。」
慶介「ぼくも接種券は届きましたが、ぼくが地元でワクチン接種が受けれるようになるのはだいぶかかるので、会社で職域接種があると聞いて、そっちの方で受けました。」
瑞樹「ぼくもそうです。ぼくも基礎疾患はないので、ワクチン接種を受けれるのはだいぶ後になります。ところで、お2人は何でワクチンを受けたんですか？」
慶介「仕事は営業なので、取引先や業者によってはリモートワークができない会社もあるので、外回りに関しては直接会社に行かなければならない場合があります。外回りでコロナに感染する恐れがあるため、予防のために受けました。」
リップル「やっぱり学校に行って勉強がしたかったです。通っているハイスクールでは遠隔授業をしていますが、9月の新学期からは対面授業が再開されるので、再開する前にワクチンを受けて、早く学校に行きたいです。」
瑞樹「やっぱり学校なんだね。うちの学校も中学を通じてオンライン授業なのですが、2学期からは対面授業が再開されます。学校の生徒は高校と中学を合わせるとまだ数名しかワクチンを受けておらず、教師たちもワクチンを受けたのは2割ほどです。」
慶介「やっぱり10代はコロナに感染しても重症化しにくいし、ワクチン接種は副反応が出やすい子が多いから、受けない子が大半じゃないかな。」
瑞樹「ワクチンを受けた子はぜんそくやⅠ型糖尿病などの基礎疾患を持っている子や、発達障がいなどで愛の手帳（療育手帳）や精神障害者手帳を持っている子がほとんどです。クラスではぼくを含めて誰もワクチンを受けていません。ほとんどが副反応が怖いからワクチンは受けないって言っている子もいますし、受験があるから生徒がワクチンを希望していても、親が反対しているところが多いです。」
リップル「アメリカでも10代がワクチンを受けない子もいますし、ワクチンを受けたくても、親が反対しているところもあります。しかし、10代でもワクチンを受けても20代と変わらないくらい大きな副反応はありませんし、きちんと予防をすることができます。」
瑞樹「でも、心筋炎の症状が出ると聞きましたが。」
リップル「あれはまれの症状です。心筋炎はコクサッキーウイルスなどのウイルス感染によっておこる病気で、大半が抗生物質で治りますが、重症の場合は心移植の適応となります。新型コロナウイルスでも心筋炎を起こすことがあり、軽症のものから重症のものまでさまざまです。重症の場合は心移植の適応となりますので、ドナーを待つのが大変だと思います。」
瑞樹「心移植…日本では心移植のドナーがないしな。」
慶介「日本だと心移植のドナーはほとんどないですからね。特に子どもの場合は極めて少なくて、海外での移植が中心。しかし、海外でもコロナで海外渡航移植は厳しいし。」
瑞樹「ワクチンを打った後の心筋炎は重症のものなんですか？」
リップル「新型コロナワクチンによる心筋炎はウイルス由来ではなく、ワクチンの成分によって起こります。ワクチンを打って心筋炎を起こしたケースは全て軽症で、適切な治療を受けていれば完治します。」
瑞樹「そうなんですね。」
慶介「やっぱり、10代、20代はネット上ではワクチンを受けてはいけないって言われているし、WHOでも18歳未満のワクチンは禁止って言われています。ワクチンを打っても副反応が強いですし、受けないほうが感染しても軽症で済みます。」
リップル「それは間違いだと思います。WHOは18歳以上はワクチン推奨となっていますが、18歳未満がワクチンを禁止しているのではありません。10代、20代でもコロナに感染しても重症化はあり得ますし、軽症で済んでも、後遺症はほとんどで起こります。アメリカでは10代以下が新型コロナに感染し、重症化している子が多くいます。中には亡くなった方がいます。アメリカだけでなく、中国やヨーロッパなどでも子どもがコロナで亡くなっています。10代前半ではコロナの肺炎や合併症に加えて、「MIS-C（小児多系統炎症性症候群）」を引き起こす恐れがあります。コロナの感染や後遺症予防のためにも、10代、20代もワクチン接種は積極的にすべきでしょう。」
瑞樹「そうなんですね。ちょっと考えてみます。やっぱり10代も20代もワクチン接種は必要ですね。」
（左からリップル、瑞樹、慶介）
10代、20代もワクチン接種は必須です。
ランキングに参加しています。ぽちっと押してください！
