こんにちは！果梨奈（中1）です。
今週のおしゃべりカフェは「コロナワクチン接種」で、今回が最終回です。
今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。
メンバーはウチ・果梨奈、深音さん（高2）、菜摘さん（27歳・アパレルショップ店員）です。
～ここからはオンラインチャットによる会話です～
果梨奈「今日は千葉・山口・東京からリモートでお送りします。今日のテーマは「コロナワクチン接種」で、今回は10代、20代の女子でお送りします。ワクチンですが、ウチが受けれるワクチンはファイザーですが、8月にはモデルナも対象になる予定です。当初は受けない予定にしていましたが、1ヵ月前に同じ学校の同級生がコロナに感染して、家族もみんなコロナに感染して、お父さんが入院、同級生と他の家族はホテル療養となりました。同級生は家族みんな後遺症に悩まされていますが、そのうち、小学生の弟がMIS-C（小児多系統炎症性症候群）で目や皮膚の充血がひどくなって、地元の大学病院に通院をしています。今のところ重篤な症状は出ていないです。同級生の状況を見て、コロナワクチン接種を考えています。」
菜摘「親御さんは反対していますか？」
果梨奈「親は受けるんだったら受けていいよって言われましたが、まだ家族みんな受けていないので、副反応がどうなのかが心配です。お2人はワクチンは受けましたか？」
深音「ウチは受けていないです。順番も回っていないし、接種券も届いていないので。ウチは芸能活動をしているので、山口と九州を行き来するため、ワクチンはどうしようかと悩んでいます。親もまだ受けていません。」
果梨奈「もし深音さんがワクチンを受ける場合、親は賛成しますか？」
深音「まだ親には言っていないですが、たぶん反対すると思います。副反応で心配すると思います。」
果梨奈「菜摘さんは受けましたか？」
菜摘「私もまだ受けていないです。会社では職域接種があり、販売スタッフから順にワクチンを受ける予定にしていますが、政府が職域接種の受付を停止してしまって、うちの会社では受けれる人数が限られてしまう恐れがあります。自治体のワクチン接種は接種券は届きましたが、予約の順番がまだです。」
深音「うちの芸能事務所では職域接種を申し込みましたが、できないって言われたそうで、自治体で接種するしかないみたいです。」
果梨奈「うちの家もお父さんが会社の職域接種を行う予定でしたが、やはり受付を停止してしまって、職域接種がダメになったそうです。なんで職域接種でワクチンを受ける人を増やそうとしているのに、一方的に停止するなんて。」
菜摘「職域接種で使うモデルナのワクチンが不足していて、職場や大学で使うワクチンの量と、政府が把握している量が一致していないんですよね。ファイザーの方でもワクチンが不足していて、ほとんどの自治体でワクチン接種の新規予約ができなくなっています。」
果梨奈「じゃあ、ほとんどの人がワクチンを受けられないんじゃないですか！やっていることがめちゃくちゃですよね。」
深音「やっぱり東京五輪が影響しているんじゃないでしょうか。6月までは活発にワクチン接種が行われていたのに、7月になってからワクチン接種ができなくなってしまっているし。」
菜摘「東京五輪が近づいてからはワクチンの供給量が減ってきて、ワクチン接種ができなくなって、町はみんな東京五輪モード。これじゃ、コロナの感染者が増えてもおかしくないよね。」
果梨奈「じゃあ、それまでにワクチンのことについて学んだ方がいいですよね。」
深音「ウチも。何もわからないままだったら不安だし。」
菜摘「40歳以上が対象のアストラゼネカは別として、これから受ける予定にしているファイザーとモデルナでお話ししましょうか。ファイザーとモデルナはいずれもmRNAワクチンで、副反応はほとんど同じです。軽い副反応では注射後の腕の痛みと頭痛、発熱、倦怠感などです。重篤な副反応ではアナフィラキシーショック、心筋炎・心膜炎です。」
果梨奈「どっちが一番副反応が出やすいですか？」
菜摘「軽い副反応はどちらも起こりますが、特にモデルナは軽い副反応が出やすいです。モデルナの場合は「モデルナアーム」という、注射部位の赤い腫れが起こるのが特徴で、ファイザーではモデルナアームは起こりません。同じワクチンでもRNAの一部分を使用するものが違うので、副反応や保存方法も違ってきます。保存方法はいずれも業務用のフリーザーで、ファイザーでは－70℃、モデルナでは－20℃となっています。」
深音「－70℃はすごいわ…。」
果梨奈「重篤な副反応ではどっちが多いですか？」
菜摘「アナフィラキシーショックは圧倒的にファイザーが多いです。日本人では50人以上がファイザーワクチンでアナフィラキシーショックを起こしており、多くが女性です。モデルナではアナフィラキシーショックは起こっていませんが、海外では約20％ほど起こっているので、モデルナワクチンはアナフィラキシーショックが起こらないとは限りません。心筋炎・心膜炎は主に10代、20代の男性で起こっています。しかし、普通の心筋炎に比べて軽度のものなので、ほとんどが薬で完治することができます。副反応自体は重篤なものはほとんどまれで、多くの人は軽い副反応は起こります。軽い副反応は注射後から数時間で起こりますが、ほとんどが2～3日で治ります。」
深音「ワクチンを打って亡くなった方がいますが。」
菜摘「ワクチンを打って亡くなった方は残念ながらいます。日本ではファイザーワクチンでは約500人、モデルナワクチンは約3人が亡くなっています（7月中旬時点）。死因は心不全や脳疾患がほとんどで、ワクチンとの因果関係は明らかにされていません。年齢では60代以上の方がほとんどで、50代以下では少ないです。死後が近づいている寝たきりの方とか重度の病気で療養している方とかはワクチンを打つと死を早めてしまうため、あまり意味がありません。心臓や脳疾患など、基礎疾患がある方はかかりつけの先生に相談したほうがいいでしょう。」
果梨奈「あと、ワクチンを打ったら2年後、5年後…に亡くなるとか、女性は不妊になるとか言われていますが。」
菜摘「これらはデマです。ありえないでしょう。ただ、「ADE」という現象は起こる可能性はあります。しかし、ADEは新型コロナだけでなく、他の感染症でも起こります。それを予防するためのワクチンや薬はこれから開発すると思います。」
果梨奈「ウチらのような10代はワクチンは打たないほうがいいって言われていますが、本当でしょうか？」
菜摘「いえ、10代でもワクチンを打たなければいけないと思います。コロナに感染しても重症化は少ないですが、後遺症は避けられないと思います。さっき果梨奈ちゃんが言ってたMIS-Cも起こる恐れがあるので、小学生以下の弟・妹がいる場合は、これらの年代の子はワクチンが事実上ないため、弟・妹を守るために、自分たちもワクチンを受けるべきでしょう。今、果梨奈ちゃんと深音ちゃんが受けれるワクチンはファイザーとモデルナだけなので、今年はこの2つのいずれかを受けなければなりませんが、ジョンソンエンドジョンソンなどでも18歳未満の治験を実施しているので、来年以降はジョンソンエンドジョンソンなどのウイルスベクターワクチン、塩野義製薬や武田薬品・ノババックスなどの従来型の組み換えたんぱくワクチンなどの選択肢が増えてくるので、これから安心して受けれるワクチンは増えてきますよ。私も今年はファイザーかモデルナのいずれかを受けて、来年は塩野義などの従来型を希望しています。」
深音「従来型だったら、親も賛成すると思いますね。副反応はあまり考えないほうがいいですね。」
果梨奈「これから選択できるワクチンも増えてきますね。家族と相談して、受けるワクチンを決めたいと思います。」
（左から深音、果梨奈、菜摘）
副反応についていろいろと理解してから、10代の子もワクチンを受けましょう。
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